2017
02/17
金
2: ◆TDuorh6/aM 2017/02/15(水) 15:24:15.79 ID:sEYK7FfhO
杏「諸君、今日集まってもらったのは他でもない」

フレデリカ「アタシしかいないよー?」

杏「しょうがないんだよ、肇ちゃん撮影だし」
フレデリカ「文香ちゃんはー?」
杏「そう、文香ちゃん。文香ちゃんってさ、フリーダムじゃん?」
フレデリカ「杏ちゃんには言われたくないんじゃないかなー?」
杏「まぁいいや、要点だけ纏めるといつも杏の家に侵入してくるんだからたまには文香ちゃんちに凸仕掛けてもいいんじゃない?」
フレデリカ「つまりスパイ大作戦!」
杏「杏一人で忍び込むには無理があるからフレデリカちゃんの協力を仰ごう、ってなったんだ」
フレデリカ「おっけー!防弾チョッキ買いに行こっか」
杏「え、文香ちゃんちそんなにエグいの?」
フレデリカ「そりゃーもう!文香ちゃん読書の邪魔されるの嫌いだからねー」
前スレ
フレデリカ「フレンズごっこ」
藤原肇「踏み出し膨らむ、不思議な時を」
フレデリカ「きっと甘くて特別な」
シリーズスレ
スリーエフ
3: ◆TDuorh6/aM 2017/02/15(水) 15:24:53.34 ID:sEYK7FfhO
杏「で、鷺沢古書店まで来たけどさ」
フレデリカ「どうやって忍び込もっか」
杏「まぁ普通に正面から行くよね。窓から入るなんて非常識だし」
フレデリカ「わぁお!流石常識人!でも普通窓から入るなんて思いつかないよねー?」
杏「誰のせいだと思ってるのさ」
フレデリカ「いらっしゃいませー」
杏「それ店員側の挨拶だからね」
フレデリカ「文香ちゃんが言ってくれると思う?」
杏「代役ありがと」
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4: ◆TDuorh6/aM 2017/02/15(水) 15:25:38.61 ID:sEYK7FfhO
~鷺沢古書店内部~
フレデリカ「わぁお、本がいっぱい!」
杏「そりゃ本屋だからね」
フレデリカ「秘密の魔導書とかないかなー?」
杏「あったとしても危険だから開かないでね」
フレデリカ「文香ちゃんどこだろ?」
杏「レジにいるんじゃない?」
フレデリカ「レジどこかなー?」
…ありがとうございました……
杏「……あれ?」
5: ◆TDuorh6/aM 2017/02/15(水) 15:26:44.98 ID:sEYK7FfhO
文香「あら、杏さんにフレデリカさん…いらっしゃいませ。何かお探しですか?」

フレデリカ「別にアタシたちは本買いに来たわけじゃないよー」
杏「暇だから冷やかしにきたよ」
文香「そうですか、出口はあちらですよ」
フレデリカ「知ってるよー、そこから入ってきたんだもん」
杏「杏達は客だよ。お茶まだー?杏いつもちゃんと用意してあげてるでしょ」
文香「外の自動販売機かコンビニでどうぞ…ベンチもあると思いますので」
杏「手土産にバームクーヘンあるよ」
文香「少々お待ち下さい…椅子とお茶を用意しますから」
6: ◆TDuorh6/aM 2017/02/15(水) 15:27:18.63 ID:sEYK7FfhO
杏「にしても、文香ちゃんってちゃんと店員やってるんだね」
文香「私を何だと思っているんですか…」
杏「F」
フレデリカ「短く纏めたねー」
文香「私がふざけるのは、基本的に皆さんと一緒にいる時くらいですから…」
杏「誰もいない杏の家に勝手に入り込むのに?」
文香「…それは、ノーカウントで」
フレデリカ「そー言えば、文香ちゃん目当てで来るお客さんっているの?」
文香「それは、時折…ですが、そう言った方々は沢山購入して行って下さいますから」
杏「まぁ文香ちゃんに頼まれたら買うしかないよね」
7: ◆TDuorh6/aM 2017/02/15(水) 15:27:50.07 ID:sEYK7FfhO
フレデリカ「でさー」
杏「さっきのお客さん、杏見たことある…ってゆーかプロデューサーだよね?」
文香「はい、偶にですがいらっしゃいます。きちんと、お客さんとして」
杏「へー、休みの日は喫茶店で本でも読むのかな」
フレデリカ「なんで喫茶店なのー?」
杏「…なんかそんな気がしただけだよ」
文香「さて…では、私は本を読む作業に戻りますので…」
フレデリカ「へいへーい文香ちゃん!」
杏「杏達がいるのにそんな事させると思ってるのかな?」
文香「…邪魔するつもりですか?」
フレデリカ・杏「ごめんなさい」
8: ◆TDuorh6/aM 2017/02/15(水) 15:28:25.33 ID:sEYK7FfhO
フレデリカ「本ってさー、凄いよね」
杏「何が?」
文香「…杏さん、本を馬鹿にするつもりですか?」
杏「何が凄いのか聞いただけじゃん」
フレデリカ「まず武器になるでしょー?」
文香「そうですね…この本なんかは、とても攻撃力が高めに設定してあります」
フレデリカ「銃弾防げるでしょー?」
文香「なんど、たまたま抱えていた本に命を助けられた事か…」
フレデリカ「でもって読める!」
文香「凄い!」
杏「疲れてる?二人ともやっぱり本読んでていいよ」
9: ◆TDuorh6/aM 2017/02/15(水) 15:28:56.85 ID:sEYK7FfhO
フレデリカ「でもやっぱり本に囲まれてると落ち着くねー」
杏「杏は二人のせいで落ち着けないけどね」
文香「古書には、新書には出せない温かみがありますから」
肇「いいですね…優しさに包まれている様です」

杏「あー、それは分かる」
文香「肇さん、入場料をまだ払われていませんよ?」
肇「つけでお願いします、死ぬまでには払いますので」
文香「でしたら…今、支払う事になりますよ」
肇「そう言えば、私バターサンド買ってきたのですが」
文香「ふふ、はい。紅茶をどうぞ」
11: ◆TDuorh6/aM 2017/02/17(金) 17:10:47.28 ID:o8kUHH0WO
杏「それにしてもやっぱり、文香ちゃんは本に囲まれて本読んでると絵になるね」
文香「神保町の書店には、私のイラストが看板になっていますから…」
杏「似てるけど違う人だから」
フレデリカ「文香ちゃん探偵ごっこするのー?」
肇「そう言えば、以前スパイごっこをやっていたらしいですね」
杏「バレバレだったし支払い押し付けられたけどね」
文香「私の手にかかれば、本に纏わってさえいればどんな難事件も瞬時に解決です」
杏「本が大好きな女の子がいつも私に支払い押し付けてくるんだけどどうすればいい?」
文香「すみません、その難題は私の力を越えています」
肇「役に立ちませんね」
文香「…二度と、立てなくしてあげましょうか?」
フレデリカ「キャラは立ってるねー」
12: ◆TDuorh6/aM 2017/02/17(金) 17:11:18.67 ID:o8kUHH0WO
杏「そんな殺伐とした肉弾戦になりそうな雰囲気変えてさ、頭脳戦的なことやらない?」
文香「杏さん…肇さんがかわいそうですよ?」
肇「文香さん、瀉血すると古い悪くなった血が流せてリフレッシュ出来るそうですよ?首から瀉血しますか?」
フレデリカ「どーする?流行ってるみたいだしウミガメのスープやる?」
文香「私は、流行に流されるようなフレンズではありませんので…」
杏「それ前杏が言ったはい減点ね」
文香「く…序盤から手痛いダメージですね」
肇「ちょっとシステムがよく分からないんですが…」
フレデリカ「わぁお!肇ちゃんが常識人っぽいこといってる!」
杏「そのまま常識人になってくれないかな」
文香「無理でしょうね」
肇「普通の事いったら畳み掛けてくるのやめません?」
13: ◆TDuorh6/aM 2017/02/17(金) 17:35:00.13 ID:o8kUHH0WO
杏「じゃあ文香ちゃん。本について問題だしていい?」
文香「ふふ、構いませんよ。汚名は返上させていただきます」
フレデリカ「じゃーねー、この本から問題!」
文香「どうぞ!何でも答えてみせましょう…!」
フレデリカ「合計何文字でしょーか?!」
文香「…確か…12678文字だった筈です…」
フレデリカ「わぁお正解!」
杏「すっげ」
肇「文香さん、机の下でタブレットで何を調べているんですか?」
文香「…目の前の灰汁を取り除く方法です」
杏「じゃ、この本から。素数の出現規則及び法則性について」
文香「…杏さん、答えられますか?」
杏「……」
文香「ふふ、杏さんも減点です」
14: ◆TDuorh6/aM 2017/02/17(金) 17:35:27.37 ID:o8kUHH0WO
肇「それにしても、やはり文香さん記憶力は凄いですね」
文香「伊達に、判読眼のビブロフィリアとは呼ばれていませんよ」
杏「…ん、そう言えば文香ちゃんさ」
文香「なんでしょうか?」
杏「プロデューサーがちょくちょく来るって言ってたじゃん?何か話したりするの?」
文香「プライベートですので、仕事の話はしません…オススメの本や、美味しいお店を教えあったりです…」
フレデリカ「焼肉屋さん?」
杏「精肉場かもよ」
肇「武器庫じゃないですか?」
文香「…先ほどの肇さんに、正式に謝罪させていただきます」
肇「大丈夫ですよ、きちんとやり返しますから」
15: ◆TDuorh6/aM 2017/02/17(金) 17:54:55.73 ID:o8kUHH0WO
杏「にしても、明るいね」
文香「まだお昼ですし、電気を点けなくても十分ですね」
フレデリカ「ふふーん、アタシが輝いてるからねー!」
文香「ランプ…灯しましょうか?」
フレデリカ「アタシがスターだから大丈夫だよ?」
杏「いや、それ世にも奇妙なやつじゃん」
肇「確かに棚で窓は隠れていますが、それでも本を読むには問題ない明るさですね」
フレデリカ「…ふふーん!ふんふふーん!」
杏「そろそろフレデリカちゃんが読書に飽き始めるころかな」
文香「最初から、本を積み重ねてエッフェル塔を作っていましたが」
フレデリカ「ねーねー、カラオケいかない?」
肇「私今到着したばかりなんですが」
16: ◆TDuorh6/aM 2017/02/17(金) 17:55:43.50 ID:o8kUHH0WO
文香「…仕方ありませんね…今日は一日、本を読む予定でしたが…」
肇「あれ、文香さんってカラオケ好きなタイプでしたか?」
文香「嫌いではありません…それに」
杏「うわぁ下ろせー!肩車ってけっこー怖いんだから」
フレデリカ「ふふーん!ユナイトベントー!」
杏「いけー!ドゥームズデイ!」
文香「…ふふ。ここで遊ばれては、騒がしくなってしまいますから」
肇「文香さん、楽しそうな顔してますよ」
文香「否定はしませんよ。肇さんを点数で負かして楽しめるんですから」
杏「文香ちゃんは素直じゃないなあ」
フレデリカ「杏ちゃんがそれ言うー?」
文香「…退屈しませんね。本当に」
肇「…面白い人達ですね、まったく」
17: ◆TDuorh6/aM 2017/02/17(金) 17:56:32.49 ID:o8kUHH0WO
久し振りにインペラーのシーン見て心が折れました
つらい
お付き合い、ありがとうございました
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戦場ではまともなやつから死んでいく……
[ 2017/02/18 02:01 ]
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55083
▼返信コメ
戦場と言えば、最近ボーダーブレイクやってたら
砲撃中に宮本フレデリカが間合いを詰めて来て俺をハチの巣にしてきて困ってんだ
砲撃中に宮本フレデリカが間合いを詰めて来て俺をハチの巣にしてきて困ってんだ
[ 2017/02/18 23:56 ]
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