2016
06/12
日
1: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/06/12(日) 03:26:33 ID:.gw0eJ1Q
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2: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/06/12(日) 03:27:44 ID:.gw0eJ1Q
蘭子(......)ペラペラ
蘭子(......)ペラペラ
蘭子「......はぁ」
蘭子(だめだぁ......今からもう緊張してきた......)
3: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/06/12(日) 03:28:28 ID:.gw0eJ1Q
コンコン
蘭子(ん?......誰だろう......)
ガチャ
ハンバーグ師匠「んー、この街も変わらねぇな」
蘭子「ひっ!!!?」ビクゥゥゥッッッ
4: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/06/12(日) 03:29:38 ID:.gw0eJ1Q
蘭子「ふぇぇぇ......!?」ボ-
ハンバーグ師匠「......どうした?付け合わせのミックスベジタブルを見るような目で俺を見やがって」
蘭子「ひぃっ......!そ、其方は......!?」
ハンバーグ師匠「おいおいおい......」
ハンバーグ師匠「忘れちまったか?俺だよ俺......」
5: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/06/12(日) 03:30:30 ID:.gw0eJ1Q
ハンバーグ師匠「ハンバーグだよ!!!」
蘭子(......だ、誰だろう......)
6: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/06/12(日) 03:31:14 ID:.gw0eJ1Q
蘭子「......あ、あのぅ......」
蘭子「......こ、此処は我の城で......」
ハンバーグ師匠「腹ペコの君に100gの鉄板ジョーク!」
蘭子「!?」
7: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/06/12(日) 03:32:14 ID:.gw0eJ1Q
ハンバーグ師匠「この間ハンバーグ芝居をやったよ」
蘭子「お芝居......」
ハンバーグ師匠「とんかつとメンチカツとハンバーグ3人で」
蘭子「......」
ハンバーグ師匠「とんかつとメンチカツは非常に緊張していた」
8: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/06/12(日) 03:32:50 ID:.gw0eJ1Q
ハンバーグ師匠「でも、ハンバーグはいつも通りナチュラルな芝居ができた」
蘭子「......」
ハンバーグ師匠「何故かって?......そう!」
ハンバーグ師匠「ハンバーグだけ、あがってないからね...!」
9: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/06/12(日) 03:33:24 ID:.gw0eJ1Q
\デェェェェェェン/
ハンバーグ師匠「ハンバァァーーーッグ!!!」
蘭子「......!」
10: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/06/12(日) 03:34:07 ID:.gw0eJ1Q
蘭子(ハンバーグはパン粉を付けて揚げたりしないから余計なものがなくて、お肉本来の味が滲み出て美味しい......)
蘭子(...だからハンバーグはナチュラルな芝居ができるんだ......!)
蘭子「......ククク、禁断の果実の伝道師と言ったか......其方の言霊の真理、我が魂に響いたぞ......」
ハンバーグ師匠「......」ドヤ
11: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/06/12(日) 03:34:53 ID:.gw0eJ1Q
女子寮 みくの部屋
前川みく「......」

みく(李衣菜チャン......今日のレッスン、調子が良くなさそうだったにゃ......)
みく(集中してなかったっていうか......)
みく(厳しく言うべきだったかにゃ......)
みく(......でもでも!傷つけちゃったら嫌だし......)
みく「......」ウ-ン ウ-ン
12: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/06/12(日) 03:35:44 ID:.gw0eJ1Q
コンコン
みく「......はーい」
ガチャ
ハンバーグ師匠「この街も変わらねぇなー」
みく「!!!?」
13: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/06/12(日) 03:36:26 ID:.gw0eJ1Q
ハンバーグ師匠「どうした、今日のマッシュポテトいつもより硬いな、みたいな顔しやがって」
みく「してないにゃ!」
みく「ていうか誰にゃ!」
ハンバーグ師匠「忘れちまったか?俺だよ俺......」
14: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/06/12(日) 03:37:05 ID:.gw0eJ1Q
ハンバーグ師匠「ハンバーグだよ!!!」
みく「......」
みく「......」
みく「......いや、誰にゃ!!」
15: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/06/12(日) 03:37:45 ID:.gw0eJ1Q
ハンバーグ師匠「そんな君にアツアツの鉄板ジョーク!200gだ!」
みく「は?」
ハンバーグ師匠「この間ハンバーグの友達が彼女に振られてね」
みく「ちょ...何...」
16: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/06/12(日) 03:38:21 ID:.gw0eJ1Q
ハンバーグ師匠「目も当てられない位に落ち込んでた......」
みく「......」
ハンバーグ師匠「かける言葉が無かったよ」
ハンバーグ師匠「かけてあげなよ、デミグラス......!」
17: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/06/12(日) 03:38:58 ID:.gw0eJ1Q
\デェェェェェェン/
ハンバーグ師匠「ハンバァァーーーッグ!!!」
みく「......!」
18: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/06/12(日) 03:39:51 ID:.gw0eJ1Q
みく(そうにゃ......!李衣菜チャンとみくの仲なのに躊躇していること自体おかしいことなのにゃ......)
みく(いろんなことを二人で経験して築いた絆、ちょっとやそっとじゃ消えないのにゃ......)
みく(.......そう、二人の絆は長い時間をかけて煮込まれたデミグラスソースのように熟成されているのにゃ......!!)
みく「......みくは師匠のおかげで大事なことに気付けたのにゃ......!ありがとにゃ!」
ハンバーグ師匠「......」ドヤ
19: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/06/12(日) 03:40:31 ID:.gw0eJ1Q
番外編
「......はぁ......」トボトボ
「また、オーディション落ちちゃいました......」
「私って、才能ないんでしょうか......」
ハンバーグ師匠「この街も変わらねぇな」スッ
「......え?」
20: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/06/12(日) 03:41:04 ID:.gw0eJ1Q
ハンバーグ師匠「どうした、クレソンって本当に食べれるんですか?みたいな顔しやがって」
「えぇ!?私そんな顔してましたか?」
「......あれ?......というか私たち何処かでお会いしたことありましたっけ......」
ハンバーグ師匠「おいおい......」
ハンバーグ師匠「忘れちまったか?......俺だよ、俺......!」
21: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/06/12(日) 03:41:57 ID:.gw0eJ1Q
ハンバーグ師匠「ハンバーグだよ!!!」
「......えっと...あ、そうなんですね!」
22: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/06/12(日) 03:42:44 ID:.gw0eJ1Q
ハンバーグ師匠「アツアツの鉄板ジョーク!まずは100gから」
「え?」
ハンバーグ師匠「ハンバーグこの前ね、お笑い番組のオーディションから溢れちゃったんだ」
「......」
ハンバーグ師匠「君はハンバーグが落ち込んでいると思ってるんじゃないか?」
「はい......そういう時の気持ち、何となくわかるので......」
23: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/06/12(日) 03:43:22 ID:.gw0eJ1Q
ハンバーグ師匠「でも心配ご無用!」
「え......?」
ハンバーグ師匠「オレはオーディションから溢れる前に」
24: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/06/12(日) 03:44:05 ID:.gw0eJ1Q
「肉汁が溢れてるからね......!」
25: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/06/12(日) 03:45:04 ID:.gw0eJ1Q
ハンバーグ師匠「......ハンバーグ......!」
完
転載元:神崎蘭子「そ、其方は...?」ハンバーグ師匠「ハンバーグだよ!」
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/14562/1465669593/
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あかん。脳内再生余裕だったw
[ 2016/06/12 16:45 ]
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