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2012 07/24

美希「一秒のドキドキ」




1以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/23(月) 23:12:09.53 ID:Lt2Yhp3NO


――765プロ事務所
――PM17:30

――ガチャッ、

美希「…」バタン

P「おっ?美希か。お帰り。どうした?そんなしょげた顔して」

美希「ねぇ、ハニー?」ストン

P「んー?どうしたー?」

美希「ハニーはさ…最後にドキドキしたのって…いつ?」

P「はっ?」

美希「だから…最後にドキドキした時は、いつ?何でドキドキしたの?」

P「ドキドキかぁ…最後にしたのはいつだったか…」

美希「今日ね?ガッコで友達に言われたの」

P「何を?」





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2以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/23(月) 23:15:01.01 ID:Lt2Yhp3NO


美希「ミキは、アイドルだから」

美希「恋愛出来なくて大変だね」

美希「って」

P「…」

美希「ねぇ、ハニー」

P「…なんだ?」

美希「ミキね?これでも、ドキドキする事…あるんだよ?」

美希「アイドルだからって、恋愛しちゃ…イケナイの?」

P「…」

美希「答えてよ…ハニー」




4以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/23(月) 23:19:40.08 ID:Lt2Yhp3NO


P「アイドルだからって、してはいけない…という訳じゃ、ないと思う」

美希「そっか…」

P「でもな?」

美希「えっ?」

P「相手を、よく考えないといけない」

美希「…」

P「正直、お前の、俺に対する好意は嬉しい。でもな?それは、本当の好意じゃないと思うんだ」

美希「…」

P「一番身近な異性。一番長く、一緒にいる異性」

P「美希の、俺に対する好意は…憧れなんだと思うんだ」

美希「そっか…」




7以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/23(月) 23:24:21.18 ID:Lt2Yhp3NO


美希「あはっ!ありがとね、ハニー!」

P「それともう一つ」

美希「分かってる…」

P「…」

美希「分かってるから。大丈夫だよ?プロデューサー」クスクス

P「それなら…いいんだ」

美希「ミキ、今日はもう帰るね?今日はお仕事、無いもんね?」

P「あぁ。また、明日な」

美希「うん…」スッ、スタスタスタ
――ガチャッ、

美希「…」

――バタン

P「…」

小鳥「良かったんですか?プロデューサーさん」

P「ははっ。いつかは、言わなくちゃいけなかったんです」




8以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/23(月) 23:29:05.73 ID:Lt2Yhp3NO


――美希の部屋
――PM21:30

美希「憧れ…」ゴロン

ベッドに寝転がって、今までの事を振り返ってみる。

最初の印象は…興味も持てない、ただ、そこにいる人。

美希「あはっ…」ポロ...

それが…少しずつ、少しずつあの人と一緒にいる時間が長くなって…ちゃんと、ミキに合わせてくれて。

美希「キラキラ…かぁ」ハァ...

ミキ…もうキラキラ光れなくなっちゃったよ。




9以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/23(月) 23:30:14.87 ID:IJ6OKjQW0


何故美希は切ない話がぴったりなのか




12以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/23(月) 23:32:59.94 ID:Lt2Yhp3NO


――Pの部屋
――PM21:30

P「…」カラン

P「…ふぅ」フゥ...

今日は、酔いが回るのがいつもより早い気がする。

P「これで、良かったんだ」クイッ、コクッ

美希の好意は、憧れからなる勘違い。一番身近な異性に向けられる、それだ。

P「ドキドキなんか…いつもしてんだよ…」

俺しかいない部屋。TVには、ステージ上で光っている、美希がいた。




16以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/23(月) 23:39:16.91 ID:Lt2Yhp3NO


――美希の学校
――PM15:30

P「そろそろ来るか?」チラッ、

――ネー!プロデューサーハカッコイイノー!

P「お?あの声は。おーい!美希ー!」ブンブン

美希「あっ!ハ…プロデューサーなの!」

友A「なになに?あの人が噂のプロデューサー?中々カッコいいじゃん」クスクス

友B「ねっ!いかにも、仕事出来ます!ってカンジだよねー!」

美希「むー!ハ…プロデューサーはミキのプロデューサーなんだからね?そーゆー目で見ちゃダメなの!」ムスー

P「何を話してるんだ?美希たち…」




20以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/23(月) 23:42:19.25 ID:Lt2Yhp3NO


――車内

美希「…」

P「…」

P「なぁ、美希?」

美希「…ん?なぁに?」チラッ、

P「昨日の話なんだけどな?」

美希「昨日?あはっ!何の話?ミキ、忘れちゃった!」クスクス

P「…」

―――
――




23以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/23(月) 23:45:58.11 ID:Lt2Yhp3NO


――美希の自宅前
――PM21:00

P「じゃあ、今日もお疲れ様。美希」

美希「…ね、プロデューサー?」キュッ

P「…」

P「なんだ?」

美希「…」ギュッ

美希「今日ね?誰もいないの。ミキだけ…だから…ね?」フルフル、

美希「ちょっぴり…寂しいな…」ポロ...

P「少しだけ…だからな?」

美希「う、うん!」パァァァ

P(はぁ…俺も甘いな…)




24以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/23(月) 23:50:55.75 ID:Lt2Yhp3NO


――美希の部屋

美希「ね、プロデューサー。昨日の事、話してもいい?」

P「そのつもり、だったんだろ?いいよ。話してごらん」

美希「うん」

美希「ミキね、やっぱりプロデューサーがスキなの!」

美希「一番身近だから?一番長い時間いるから?憧れてるから?」

P「…」

美希「ミキをバカにしないでほしいの!」パシンッ

P「美希…」

美希「一番長い時間を一緒にいて、何で好きになっちゃイケナイの?仕方ないの!スキなんだから!」

P「だからな?それは…」

美希「プロデューサーの弱虫っ!」

P「えっ?」




26以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/24(火) 00:00:01.86 ID:TVXgHs1oO


美希「プロデューサーはそうやって逃げてるだけなの!」

P「じゃあ…どうすればいいんだ?」

P「担当プロデューサーが!未成年の現役アイドルに恋をして!」

P「それで、幸せになれると思うのか…」

美希「ふふん!プロデューサーこそ勘違いしてるの」クスッ

P「はっ?」

美希「プロデューサー、約束してくれたよ?ミキをキラキラさせてくれるって。もう、キラキラさせてくれないの?他の人にキラキラさせてもらうけど、いいの?」

P「そんなことはない!俺が、俺が一番お前をキラキラ光り輝かせられるんだ!」

美希「ほら、ね?」クスッ

P「あ…」




28以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/24(火) 00:04:56.11 ID:TVXgHs1oO


P「でも…俺は…」

美希「ふふん!ねぇっ!そこの人!」スッ、

P「美希?」

美希「えぃっ!」ダキッ、ギュッ、

美希「…」スッ、

P「ちょっ!美希!?」

美希「えへへ!プロデューサー!」

P「ははっ…いきなりなのは、変わらないな…何だ?」

美希「たった一秒だけ。一秒だけギュッてしたけど、どうだった?」クスッ

P「…嬉しかったよ」

美希「じゃあ…」

P「?」




32以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/24(火) 00:09:54.59 ID:TVXgHs1oO


P「なっ!」

美希「えへへ…ミキ、もう吹っ切れたの!一秒のドキドキもいいけど、ハニーとはずーっとドキドキしていけるから!」ギュー

P「美希…ははっ。そっか。なら…」ナデナデ

美希「?」

P「なら…待っててくれるか?」

美希「何を?」

P「美希が、大人になるまで」

美希「むっ!ミキ、もう大人なのっ!」スリスリ

P「ははっ。待っててくれるなら、色んなドキドキも出来るだろ?」

美希「例えばどんな?」

P「…」ギュッ




33以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/24(火) 00:11:56.13 ID:TVXgHs1oO


P「例えばこんな、」

――チュッ、

美希「ふぁっ…」ピクンッ

たった一秒だけのキス。だけどそのキスは…とっても、とっても大切で

美希「一秒のドキドキも…いいかも」クスッ

おわり




34以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/24(火) 00:12:47.47 ID:TVXgHs1oO


はい。ここまでありがとうございました




35以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/24(火) 00:13:38.70 ID:OWuuY6ul0






36以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/24(火) 00:14:05.09 ID:tGfyqzCB0


乙。

あれ、烏龍茶が甘いな……




引用元:美希「一秒のドキドキ」
http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1343052729/

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短SS美希

(19)

AFTER P「かまいたちっぽい夜」

BEFORE P「闇に飲まれよ!(お疲れ様です!)」

「んふふ」ってキモイ笑いが出た
[ 2012/07/24 03:17 ] [ 編集 ]
良い夢が見れそうだ
管理人&作者おつ!!
[ 2012/07/24 03:23 ] [ 編集 ]
3280管理人のみ閲覧できます ▼返信コメ
管理人のみ閲覧できます
このコメントは管理人のみ閲覧できます
[ 2012/07/24 03:36 ] [ 編集 ]
甘ぇ…途轍もなく甘ぇ!だがそれが良い!
やっぱり定期的に美希成分は必要だなw乙!
[ 2012/07/24 03:37 ] [ 編集 ]
烏龍茶が甘いって、そんなわけ……甘いな
[ 2012/07/24 04:02 ] [ 編集 ]
麦茶も、・・・甘いぜ
[ 2012/07/24 07:23 ] [ 編集 ]
僕は・・、ああ・・もう!!
[ 2012/07/24 08:18 ] [ 編集 ]
いつもの人待ってた!
[ 2012/07/24 09:18 ] [ 編集 ]
はぁぁぁああん
[ 2012/07/24 10:13 ] [ 編集 ]
あれ?おしっこが甘いぞ?
[ 2012/07/24 10:49 ] [ 編集 ]
>P「担当プロデューサーが!未成年の現役アイドルに恋をして!」

これは確かに社会的に待ったなしですわ
でも付き合え
[ 2012/07/24 12:06 ] [ 編集 ]
美希かわいいよおおお
[ 2012/07/24 12:47 ] [ 編集 ]
さぁ、千早ver.を書くんだ(切実
[ 2012/07/24 12:59 ] [ 編集 ]
美希の切ない話は大好物です!
にしてもブラックコーヒーがめちゃくちゃあまいぜ・・・
[ 2012/07/24 14:03 ] [ 編集 ]
大丈夫だ。秋本康も元おニャン子のメンバーと結婚してるから!
[ 2012/07/24 15:26 ] [ 編集 ]
時間の書き方がおかしい。なんだよPM21:00って
[ 2012/07/25 01:45 ] [ 編集 ]
口から砂糖が・・・
[ 2012/07/25 14:24 ] [ 編集 ]
ポテチが甘い・・・

美希の短編SSの良作が次々と生み出されているな
どうかあまり書かれていないアイドルも幸せにしてやってほしい
[ 2012/07/25 15:04 ] [ 編集 ]
ですから、この先のミキミキとのくんずほぐれつを我々は観たいワケでしてね・・
美希かわいい
[ 2012/07/25 17:21 ] [ 編集 ]
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