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2015 12/21

モバP「だりやすかれんと出会いの証」



1: ◆5F5enKB7wjS6 2015/12/21(月) 19:14:27.88 ID:LygbPqAhO



―――事務所


李衣菜「う~~~~ん……」ペラ ペラ…
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李衣菜「これがいいかなぁ……。うーん、こっちもいいなぁ……やっぱりネックr――」ブツブツ


加蓮「李衣菜? カタログ見て……また新しいヘッドホンでも買うの? ふふ、ほんと好きだよね」
hjkrn14.jpg

李衣菜「うわっ!?」ビクッ

加蓮「うわ、って……そんな驚かなくても。ね、今度はどんなの――」

李衣菜「な、なんでもないよっ! 加蓮には関係ないし! お、お仕事行ってくるね!」タタッ


がちゃっ ばたんっ!


加蓮「…………」


泰葉「ど、どうしたの? 李衣菜、大声出してたけど……」トテトテ…
okzkysh19.jpg

加蓮「……りーなにきらわれた」グスン

泰葉「え?」




2: ◆5F5enKB7wjS6 2015/12/21(月) 19:16:14.28 ID:LygbPqAhO

今回のお話は、

李衣菜「好き」泰葉「無関心」加蓮「嫌い」

このお話とわりと繋がっています
こちらも読んでもらえると、だりやすかれんがバーストアピールしてくれます


前スレ
モバP「だりやすかれんと緑のアイツ」
シリーズスレ
だりやすかれん





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3: ◆5F5enKB7wjS6 2015/12/21(月) 19:19:24.20 ID:LygbPqAhO

加蓮「――ぐすっ」

泰葉「加蓮……李衣菜が意味もなく突き放すようなこと言うはずないじゃない」

加蓮「でも、だって……今までこんなこと、一度も……」

泰葉「まぁ……確かにそうだけど。李衣菜にもなにか理由があるんだと思うから……」

加蓮「……そう、だよね。友だちだもん、信じないと」

泰葉「ええ。ふふ、話してくれるまで待ちましょう?」

加蓮「うん、泣いてる場合じゃないよね!」


―――

――



4: ◆5F5enKB7wjS6 2015/12/21(月) 19:21:44.77 ID:LygbPqAhO



―――あくる日


李衣菜「――それじゃちひろさん、お願いできますか?」

ちひろ「ええ、任せてください。知り合いにも連絡してみますから――」


泰葉「あ……」

泰葉(こんなところで……なんのお話かな)


泰葉「李衣菜、ちひろさん。ここでなにを――」

李衣菜「えっ、や、泰葉!? き、聞いてた!?」

泰葉「きゃ! う、ううん聞こえなかったけど……いったいなn」

李衣菜「あ、あぁーっと! レッスン行かなきゃ! そ、それじゃあっ」

泰葉「え、ちょ――李衣菜……!?」


5: ◆5F5enKB7wjS6 2015/12/21(月) 19:25:07.35 ID:LygbPqAhO

ちひろ「あ、あら……」

泰葉「行っちゃった……。……李衣菜……」

ちひろ「え、ええと……泰葉ちゃん? 心配しなくても、李衣菜ちゃんは――」

泰葉「………………りいな……なんで……」フラッ

ちひろ「や、泰葉ちゃんどこへ……!」

泰葉「大丈夫です……。大丈夫……」フラフラ…


ちひろ「――李衣菜ちゃん。全部済んだらお説教ですからね……!」


6: ◆5F5enKB7wjS6 2015/12/21(月) 19:28:37.77 ID:LygbPqAhO



―――


泰葉「りいなにきらわれた」グスン

加蓮「ってどこかで見たパターン……泰葉もなにか言われたの?」

泰葉「……それどころか、聞く耳も持たずに逃げちゃって……」

加蓮「そんな……。でも、泰葉が言ったんだよ? 話してくれるまで待とう、って」

泰葉「そうだけど……あそこまで露骨に避けられると……」

加蓮「だ、だよね……。んもう、とっ捕まえて洗いざらい吐いてもらわないと」

泰葉「……うん……」

加蓮「ほら、元気出してこっ。チャンスなんていくらでもあるんだから――」


7: ◆5F5enKB7wjS6 2015/12/21(月) 19:30:51.79 ID:LygbPqAhO



―――それから


加蓮「あ、李衣菜っ。ちょっと――」

李衣菜「ご、ごめん加蓮! 今日は予定あるんだっ」



―――


泰葉「み、見つけた……李衣菜!」

李衣菜「うっ、泰葉……ま、また今度ね!」


―――


加蓮「きょ、今日はお仕事一緒だね。ね、ねぇ……」

泰葉「り、李衣菜、そろそろ話して――」

李衣菜「さ、さぁスタッフさんに挨拶しないと! そしたらリハでしょ、他にもやることいっぱいだよ!」タタタッ


―――

――



8: ◆5F5enKB7wjS6 2015/12/21(月) 19:32:58.39 ID:LygbPqAhO



―――


加蓮「……………………」ズゥゥゥン…

泰葉「……………………」ドヨーン…


P「お、おーい。この世の終わりみたいな顔してるぞー? 生きてるか~……?」

加蓮「……ぇぐ。ぁうぅ、ひぐぅ……!」

P「なに、李衣菜に嫌われた? いや、ありえないだろ。お前らに限って」

泰葉「ぐしゅ、えぅ、ぅ、ぅぅうう……!」

P「ずっと避けられてる? ……うーん、なにか隠してるだけだと思うんだけどなぁ。あいつ不器用だし」

加蓮「う、ぅええええぇえぇぇ……!」メソメソ…


9: ◆5F5enKB7wjS6 2015/12/21(月) 19:35:12.03 ID:LygbPqAhO

泰葉「だ、ってぇ……! なに、なにもっ、ぃって、くれないの……! ぐす、ぅぅ」ヒック

P「あぁもう泣くなって……絶対大丈夫だから。すぐ元通りになるよ」

加蓮「な、んで……そんな、ことっ……Pさんにわかる、の……!」

P「分かるさ。俺はいつだってお前たちを見てきたからな」ワシャワシャ

泰葉「……すんっ」

加蓮「ん……」

P「だから大丈夫。あいつのこと、待っててやりな。……あんまり遅くなったら、俺が叱ってやるから」


10: ◆5F5enKB7wjS6 2015/12/21(月) 19:37:59.91 ID:LygbPqAhO

加蓮「……うん。分かった……」

泰葉「Pさんがそう言ってくれると……不安が薄れる気がします……」

P「ん、ならどんどん頼れ。そんな泣き顔、見たくないからな」

泰葉「はいっ、頼りますね……」ギュ

加蓮「えへ……いっぱい頼るから」ギュッ

P「なんでそこで抱きつく……甘えんぼめ」

「「ふふふ♪」」


P(こんなに寂しがってるんだから……早く決めて、仲直りしろよ――李衣菜)


―――

――



11: ◆5F5enKB7wjS6 2015/12/21(月) 19:40:45.74 ID:LygbPqAhO



―――


たったった……


李衣菜「はぁ、はぁっ……!」


李衣菜(へへ、ようやく出来た!)

李衣菜(ごめんね、二人とも。ずっと避けちゃって)

李衣菜(私、優柔不断だから……やっぱり遅くなっちゃった)

李衣菜(ちひろさんにも、Pさんにも謝らないと。せっかく協力してもらったのに……二人に悲しい顔させちゃった)

李衣菜(――待ってて。最高のプレゼント、持っていくから!)


ちら

  ちら……


李衣菜「……あ、雪だっ」タタタ…


12: ◆5F5enKB7wjS6 2015/12/21(月) 19:42:55.08 ID:LygbPqAhO



―――事務所


加蓮「あ……雪だよ、泰葉」

泰葉「降ってきたんだ……。李衣菜、遅いね」

加蓮「……ふん、李衣菜なんて風邪引いちゃえばいい」

泰葉「くすっ、今さら意地張るの? いろいろタイミング遅いよ……」

加蓮「ふふ、うーそ。……雪かぁ、もうすぐクリスマスだもんね。私たちが出会った季節」

泰葉「……うん。Pさんが、私たちをここに連れてきてくれた季節……」


13: ◆5F5enKB7wjS6 2015/12/21(月) 19:46:37.18 ID:LygbPqAhO

加蓮「街を歩いてたらね、急に声掛けられたの。スーツの怪しいお兄さんに」クス

泰葉「私は……撮影スタジオで。見学の人かと思ったら違ってね……」

加蓮「へぇ、そうなんだ? ふふっ、李衣菜はPさんとどんな出会い方したのかな」


加蓮「――ねぇ、李衣菜?」


……がちゃ


李衣菜「なんでバレたの……エスパー? ……はぁ、はぁ……!」

泰葉「そんなに息を切らしてたら、いくらドア越しでも分かるよ……ふふ」


14: ◆5F5enKB7wjS6 2015/12/21(月) 19:49:55.99 ID:LygbPqAhO

李衣菜「あー……薄いもんね、このドア」

加蓮「それに、事務所自体も超狭いし。……って、初めて来たときに思った。今もだけどね、ふふっ」

泰葉「今は物が溢れて……思い出もたくさん詰まってるものね」

李衣菜「へへ……。で、Pさんとの出会いだっけ? 加蓮とほぼ一緒だよ、駅前でぼーっとしてたら話し掛けられた」

加蓮「ふぅん、李衣菜もなんだ。……で? 他になにか言うことがあるんじゃないの?」

李衣菜「あっ……うん、そうだよね――」


李衣菜「――ごめんっ、加蓮、泰葉! ずっと……ずっと冷たくしちゃって……! 本当にごめんなさいっ!」


15: ◆5F5enKB7wjS6 2015/12/21(月) 19:52:15.73 ID:LygbPqAhO

泰葉「…………」

加蓮「…………」

李衣菜「……え、えっと……」

加蓮「……ん、よし。許すっ」ニコッ

李衣菜「え、軽っ」

泰葉「ふふ、言い訳ばかりだったらもっと怒ったけど。ちゃんと謝ってくれたから」

加蓮「もー、あんまり待たせないでよね? このおバカ」


16: ◆5F5enKB7wjS6 2015/12/21(月) 19:55:07.84 ID:LygbPqAhO

李衣菜「……うぅ。……うぅぅぅ゛ううう……!!」ポロポロ…

泰葉「え――り、李衣菜!?」

加蓮「な、なっ……どうしたの!?」

李衣菜「だっで、だってぇぇ! こんな゛っ、かんたんにゆ゛るしてもら゛えるなんてぇぇぇぇええ……! ぐずっ、ごめ、ごめ゛んねぇぇ……!」

加蓮「あーあーあー、泣きすぎ! 泰葉、ティッシュティッシュっ」

泰葉「は、はいはいっ……!」


17: ◆5F5enKB7wjS6 2015/12/21(月) 19:58:42.45 ID:LygbPqAhO



―――


加蓮「――ほら、鼻かんで」

李衣菜「ちーんっ」

泰葉「よしよし……落ち着いた?」ナデナデ…

李衣菜「……ん、ぐしゅ。ありがと……」

加蓮「いっぱい泣いたね。ふふ、子供みたいだった♪」

李衣菜「ぅ~、しょうがないじゃん……」


18: ◆5F5enKB7wjS6 2015/12/21(月) 20:00:56.57 ID:LygbPqAhO

泰葉「でも……よかった。やっと話してくれて」

加蓮「怖かったんだから……李衣菜に嫌われたんじゃないかって」

李衣菜「……ごめん。ほんとに」シュン…

加蓮「って、これじゃまるでイジメてるみたいじゃない……この話は終わり終わりっ」

泰葉「ふふ、ええ。李衣菜にも考えがあったんでしょう?」

李衣菜「う、うん……えっと、ね。私たち、この季節に出会ったでしょ? だから――」


李衣菜「二人のために記念のプレゼント、探してたんだ」


19: ◆5F5enKB7wjS6 2015/12/21(月) 20:05:12.32 ID:LygbPqAhO

泰葉「プレゼントって……」

加蓮「……私たちに?」

李衣菜「うん、そう。……初めて顔を合わせたのも、ここだった――」


李衣菜「なんだかめんどくさそうにしてる女の子がいて……表情が読みにくい女の子がいて」

李衣菜「私も、アイドルなんて務まるのかな、って不安だったけど……」

李衣菜「レッスン受けたり、特訓したり……いろんなことを一緒にやってさ」

李衣菜「だんだん打ち解けて、だんだん笑顔が増えてきて。その度に仲良くなって……」


20: ◆5F5enKB7wjS6 2015/12/21(月) 20:08:30.10 ID:LygbPqAhO

李衣菜「お互いのこと、いろいろ話したよね。たくさん、たくさん」

加蓮「……正直ドン引きしたでしょ。私の身の上話なんて」

泰葉「そんなこと、全然。それよりも嬉しかったかな……」

李衣菜「うん。そういうことも話してくれるくらい、信じてもらえるようになったんだ、って」

加蓮「えへへ……特別も特別なんだから」

李衣菜「……うん、特別。だから、私たちなら出来るって思えたんだよ。どんなことも」


21: ◆5F5enKB7wjS6 2015/12/21(月) 20:12:44.06 ID:LygbPqAhO

李衣菜「Pさんに『エバーリース』ってユニット名、伝えられたとき……すごくドキドキしたんだ」

李衣菜「これが私たちの始まりなんだ、って。今までと違う、なにかが始まるんだって」

泰葉「……『常葉色の冠』。いつまでも緑の葉の木みたいに、ずっと笑顔で……」

加蓮「それにお姫様のティアラ、ね……。ふふ、Pさんたら乙女チックなんだから」

泰葉「ふふっ……♪」

李衣菜「あはは。Pさん拗ねちゃうよ、そんなこと言ったら」

李衣菜「で、回りくどくなっちゃったけど――」ゴソ


李衣菜「……私たちのリースにちなんだ――イヤリング。ようやく完成したんだ」チャリ…
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22: ◆5F5enKB7wjS6 2015/12/21(月) 20:14:47.97 ID:LygbPqAhO

加蓮「かわいい……!」

泰葉「これを、私たちのために……。それに、出来たって……?」

李衣菜「えへへ。なかなかこれだ、っていうのが見つからなかったからさ……手作りにしたんだよね」

加蓮「え、これ作ったのっ? 三組も……!」

李衣菜「最初は買えるようなお店、ちひろさんに探してもらってたんだけど……どこもしっくりこなくてさ」

李衣菜「それで、手作りにしようって。泰葉みたいに細かい作業は得意じゃないし、加蓮のネイルアートみたいな技術もないけど……」

李衣菜「私なりに、心を込めて作ったから……もらってくれたら、嬉しいな!」


23: ◆5F5enKB7wjS6 2015/12/21(月) 20:16:49.88 ID:LygbPqAhO

加蓮「…………」

泰葉「…………」

李衣菜「お揃いだからさ、一緒に付けようよ! 絶対似合うと思うんだ♪」

加蓮「…………」

泰葉「…………」

李衣菜「……あ、あのー。なにか言ってくれないかなーって……」

加蓮「……泰葉」

泰葉「うん、加蓮」

李衣菜「へ?」


加蓮「(`;ω;´)」ブワッ

泰葉「(´;ω;`)」ブワッ


李衣菜「わぁ!?」


24: ◆5F5enKB7wjS6 2015/12/21(月) 20:19:07.91 ID:LygbPqAhO

李衣菜「ちょっ、な、なんで泣くの!?」

加蓮「うれじい……うれ゛しいより゛ーなぁぁぁああ……!」ムギュゥゥゥゥ

李衣菜「なぁぁあ!? ぅぐ、ぐるじい……!」

泰葉「うっ……うぅ゛っ……りいな゛……りい゛なぁ……! すき、ぃ、だい゛すきぃぃ……!!」エグエグ

李衣菜「ああああ、アイドルどころか女の子がしちゃいけない顔してるよ!? そんな泣くことじゃないでしょ!」

加蓮「なくっ、な゛くにきま゛っでるでしょばかぁぁ、あ゛ぁぁああん!」ギュー

泰葉「う、ぅきゅ゛、うぅぅ゛ぁぁぁああんっ!」ギューッ

李衣菜「いだ、いたいいたいいだい!? 死ぬ死ぬ死ぬ死んじゃうってええ!」ギリギリギリ…!


25: ◆5F5enKB7wjS6 2015/12/21(月) 20:21:12.03 ID:LygbPqAhO

「「うあぁぁぁあああん!!」」グギュギュウ

李衣菜「な、泣き止んでよ二人ともぉ! 誰か助けてえええ!」



―――ドア越し


P「……なんとかなりましたね。まったく李衣菜のやつ、心配かけて……」

ちひろ「た、助けなくていいんです? 李衣菜ちゃん苦しそう……」

P「先に泣かしたのはあいつですから。ふふ、存分に困らせてやりましょう」

ちひろ「……ですね。私もお説教しようかと思ってましたし♪」



李衣菜(――へへ、永遠の緑の冠。クリスマスに出会った、私たちの絆の証!)



おわり



李衣菜(……絆の前に死んじゃうぅぅぅ……がくっ)ギリギリ…


26: ◆5F5enKB7wjS6 2015/12/21(月) 20:21:55.80 ID:LygbPqAhO

というお話だったのさ
クリスマスが今年もやってくる



転載元:モバP「だりやすかれんと出会いの証」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1450692867/
SS速報VIPのSS紹介です。



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