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2015 07/27

P「伊織とあずささんと、また旅行に行ってみた」



1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/07/26(日) 22:24:24.14 ID:xPy7C6ZB0


P「旅は良い……俺は船の旅が好きだ。ゆっくりと舷窓を流れてゆく景色が好きなんだ」

伊織「ねえ」

P「海に浮かぶ島々、空を飛んでゆく海鳥たち。それらがゆっくりと、潮風と共に流れてゆく」

伊織「ねえ」

P「ゆっくりと波に揺られる船は、こうして俺をまだ知らぬ街へと連れてゆく」

あずさ「綺麗ですねぇ」

伊織「また悦に入ってるところ申し訳ないんだけどね、ちょっと良いかしら?ほんの些細なことなんだけれど」


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P「伊織とあずささんと旅行に行くだけのお話」
の続編です

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2: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/07/26(日) 22:25:18.89 ID:xPy7C6ZB0

P「んー。どうした伊織。船は嫌いか?隣にはあずささん、そして伊織。舷窓の外には輝く海が――」

伊織「だから!そんなこと聞いてんじゃないのよ!私が!今!あんたに聞きたいのは、どうして今フェリーなんかに乗ってるのかって事!」

P「伊勢湾フェリー、鳥羽丸だな」

あずさ「今回は奮発して特別室ですよ~」

伊織「だから!この船でどこに行こうってのよ!」

P「今回は、伊勢神宮を見に行こうかと」

伊織「で、なんで私がカメラマンなのよ」

P「いや、やけにディレクターがお前のカメラワークを気に入ってな」

伊織「仮にもアイドルに負けるカメラワークって、あんた何してんの」

P「大丈夫。放映時には俺の顔は隠れるようにしてあるから」

伊織「私の顔は?!」

P「其の可愛らしい声はちゃんと入ってるゾ☆」

伊織「海に叩き込むわよ」


3: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/07/26(日) 22:25:54.42 ID:xPy7C6ZB0

あずさ「こーら、伊織ちゃん。他のお客さんもいらっしゃるんだから、大きい声出しちゃダメでしょ~」

伊織「っ……で、なんで急に伊勢神宮なのよ」

P「伊勢うどんが食いたくなってな」

伊織「……」

あずさ「あらー」

伊織「……あんた、本当にそれだけ?」

P「それだけだが何か?」

伊織「やっぱり伊勢湾の魚の餌になりなさい!」

P「あだだだだ!そこ引っ張っちゃらめぇっ!」

あずさ「あらあら」


4: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/07/26(日) 22:26:33.65 ID:xPy7C6ZB0

鳥羽フェリーのりば

伊織「……本当についちゃったのね」

あずさ「そういえば、鳥羽って言うと真珠が有名ですね」

P「ミキモト真珠の真珠島ですね。世界ではじめて真珠貝の養殖に成功したっていう」

伊織「真珠ねぇ。私はあんまり付けないけれど、あずさは似合うんじゃない?」

あずさ「そうかしら~」

P「後で見てみますか」

伊織「ねえ、ところで私がカメラってのは、もう確定事項なのね」

P「えっ」

伊織「その、『何今更言い出すの?』っていう意外そうな顔をするのやめてもらえるかしら?」


5: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/07/26(日) 22:27:15.13 ID:xPy7C6ZB0

伊勢神宮外宮

P「で、ここが外宮だ」

伊織「外宮?」

あずさ「伊勢神宮には、外宮と内宮があるのよ~」

伊織「へぇ。さすがは神社の総本山ね」

P「よし、それじゃお参りするか」


6: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/07/26(日) 22:28:56.27 ID:xPy7C6ZB0

本殿前

あずさ「えーと、何でしたっけ、三三七拍子?」

P「それじゃ応援団じゃないですか。三三九度ですよ」

伊織「それは神前式でしょうが。結婚でもすんの?」

P「あ、ああ、いやだなぁ、伊織、そんな、結婚だなんて」

あずさ「そ、そうですよ~。も、もっとこう、段階を踏んで」

伊織「何早とちりしてんのよ。二礼二拍一礼でしょう!」

P「おお、伊織は賢いなぁ」

伊織「バカにしてんの?!」

P「冗談冗談。さて、それでは……」

あずさ「……」

P「……」

伊織「……地味な絵ねぇ」


7: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/07/26(日) 22:30:23.93 ID:xPy7C6ZB0

県道32号線

伊織「で、次が内宮?」

P「ああ。内宮の周りは、おかげ横丁っていう、いろんな店が並んでるんだ。そこも見てくのがお伊勢参りだな」

あずさ「そういえば、さっきから電柱に赤福って文字が見えますけれど」

伊織「あずさ、あんた知らないの?赤福ってのはね、あんこの中に餅が入ってる常軌を逸した食べ物よ……ほら、これ、この写真の」

あずさ「……あんこじゃないんですか?」

P「上から見ると、あんこの塊だもんなぁ」

伊織「……しつこいくらいに看板出てるわね」

P「あーかふくっ!あーかふくってな」

伊織「どこぞの番組の見過ぎよ」

P「なんで伊織しってるんだ?」

伊織「律子と小鳥が見てるらしくて、よく聞こえてくるのよ」

P「ああ、あの二人もか」

あずさ「あの、どういう」

P「まあ、他局の番組なんでね」

伊織「そんな際どいネタ使えないわよ。カットよカット」


8: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/07/26(日) 22:31:39.56 ID:xPy7C6ZB0

駐車場

伊織「えー、歩くのぉ?」

あずさ「駐車場、いっぱいですねぇ」

P「さすがは日曜日。人も多いなぁ」

伊織「ま、どうせおかげ横丁も見るから良いのかしらね」

P「だな。さて、それじゃああずささん、はぐれないようにしてください」

あずさ「はーい」

伊織「……私に連れて行け、と」

P「頼むぞ、伊織」

伊織「カメラも持ってるんだけれど」

あずさ「伊織ちゃんの手、小さいわねぇ」

伊織「……」

P「おお、照れとる」

伊織「う、うるさい!」


9: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/07/26(日) 22:32:33.19 ID:xPy7C6ZB0

おかげ横丁

伊織「すごいわねぇ。道路の両側、全部お店」

あずさ「串焼きも美味しそうですねぇ。松阪牛ですって」

P「酒もあるな。帰りに土産で買ってくか」

伊織「伊勢うどんの店も見当つけといてよね」

P「おう」


10: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/07/26(日) 22:33:22.67 ID:xPy7C6ZB0

伊勢神宮
宇治橋前

P「ここが宇治橋。五十鈴川だな」

伊織「なんか、朝早くにテレビで見たような光景ね」

あずさ「早朝ロケとかの時に見るわねぇ」

P「あれだなぁ。さすがは伊勢神宮レベルになると、都内の神社と広さが違うなぁ」

伊織「そうねぇ。森に囲まれてるもの」

あずさ「なんだか、迷子になったら抜け出せないんじゃ」

伊織「怖いこと言わないでよね」

P「ありうるかもしれん」

伊織「深刻そうなをして言わないでよ」


11: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/07/26(日) 22:34:07.83 ID:xPy7C6ZB0

手水舎

あずさ「お手てを綺麗に洗いましょ~」

P「ほら、伊織、俺が持っといてやるから洗え」

伊織「はいはい…………はい、終わり」

P「ほい」

伊織「ありがと……ナチュラルに渡してるけどね、あんたがずっと持っておくって言う選択肢はないの?」

P「え?」

伊織「だからその「何いってんの?」っていう意外そうな顔をやめてもらえる?」


12: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/07/26(日) 22:34:50.12 ID:xPy7C6ZB0

参道

伊織「……結構歩くのね」

あずさ「広いです~」

P「さすがに規模が違うなぁ。驚いた」

あずさ「すごく大きな木ですねぇ」

P「……1000年ぶりかな」

伊織「あんたは何者なのよ」

P「冗談はさておき。樹齢1000年を超えるような木がゴロゴロしてるなぁ」

あずさ「神話に出てくるところですものねぇ」

伊織「いいの?こんなところでバラエティ番組の撮影なんて……ぱっと見は、ホームビデオ以下だけれども」

P「大丈夫、許可はもらってる」

伊織「許可出てるとはいえねぇ……」


13: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/07/26(日) 22:35:32.40 ID:xPy7C6ZB0

本殿前

伊織「長いわねぇこの階段」

あずさ「はぁ……はぁ……も、もう少しですね」

P「よぉし頂上!」

伊織「……さすがに神妙になるわね」

P「じゃあ、また参拝しますか」

あずさ「……」

P「……」

伊織「……やっぱり地味ね」


14: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/07/26(日) 22:36:04.68 ID:xPy7C6ZB0

宇治橋

P「さ、というわけで、これで伊勢神宮参拝も道半ばとなりまして」

伊織「まだ半ばだったの?!」

P「まだ伊勢うどんと赤福食ってないし」

伊織「それはどうあっても食べるわけね」

あずさ「でも、プロデューサーさん、もう夕方ですけれど、今から東京まで帰るのは大変じゃないですか?」

P「大丈夫!今度はちゃんと宿をとってありますから」

伊織「それが普通だってのに……」


15: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/07/26(日) 22:37:27.55 ID:xPy7C6ZB0


伊勢うどんのお店

P「んまい」ズゾゾッ

あずさ「これが伊勢うどんって言うんですねぇ……ん、おいし」

伊織「こういうのもなかなか良いじゃない」

P「おみやげに買って帰ろう」


16: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/07/26(日) 22:38:30.13 ID:xPy7C6ZB0

赤福本店

P「さあさあ、デザートと行きましょうか」

伊織「……いつ見ても、アンコよね、これ」

あずさ「これが赤福って言うんですねぇ」

P「……甘い!」

あずさ「これは……すごいです~」

伊織「甘いわねぇ。甘いわぁ……春香が前作ってきたメープルシロップ5割増しなクッキー並みに甘い

あずさ「何かあったの?」

伊織「あの子ね、お菓子作りしてくるじゃない?そしたら『メープルシロップの賞味期限が近いから、今日はメープルシロップ祭りですー!』とかやよいのモノマネして言ってね。もうそれが甘いのなんのって」

あずさ「あらあら」

P「基本旨いんだけどなぁ」

伊織「それにしてもあんたいくつ食べるつもり?」

あずさ「太りますよ?」

P「美味しいなら大丈夫だって346プロの子が言ってたから大丈夫だよ」

伊織「誰よ!」


17: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/07/26(日) 22:44:32.09 ID:xPy7C6ZB0


本日の宿

伊織「はい、それじゃあこれが私とあずさの部屋ね……あっ」

あずさ「あっ」

伊織「……私、ホテルの部屋ツインだって聞いてたんだけれど」

あずさ「ですよねぇ?」

伊織「このベッド、どう見える?」

あずさ「ダブルベットですね」

伊織「……ま、お風呂は温泉があるって言ってたから、あいつにしては及第点ね」

あずさ「プロデューサーさん、一人で寂しくないかしら」

伊織「ほっときゃ良いのよ。大体一人一部屋取りなさいって……さ、あずさ、温泉行きましょ。もうクタクタよ……」


18: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/07/26(日) 22:47:03.04 ID:xPy7C6ZB0


温泉(ここからは音声のみでお楽しみください)


あずさ『ねえ伊織ちゃん。最近背が伸びた?』

伊織『まあね。あずさほどじゃないけど』

あずさ『私も大変なのよ。服とか、可愛いの探すの結構大変で』

伊織『ふーん。スタイルがいいならいいで大変なのねぇ』

あずさ『伊織ちゃんも、スレンダーで可愛いわぁ』

伊織『う、うるさいわね!』

あずさ『いーおーりーちゃーん』

伊織『こ、こらあずさ!どこ触ってんのよ!』

あずさ『ほらほら、こちょこちょこちょ』

伊織『や、やめなさいってんにゃ-!』


19: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/07/26(日) 22:48:51.31 ID:xPy7C6ZB0

翌朝

伊織「プロデューサーが予備のバッテリー充電忘れてたから、夜の映像はありません」

あずさ「あらあら」

P「いやぁ、ホントすんません。でもあのあとすぐ寝たんだろう?」

伊織「バタンキューね」

P「バタンキューって古いなぁ」

伊織「あ、でもあずさがホテル内で迷子になって、それを探しにいった時とか。回しといたらいい絵がとれたんじゃない?」

あずさ「もう、伊織ちゃん!」

伊織「はいはい。で、今日はどこ行くつもりなの?」

P「夫婦岩ってしってるか?」

あずさ「ああ、あの岩と岩の間にしめ縄渡してあるところですね」

P「そうそう。開運招福、家内安全、交通安全。帰りに夜にはぴったりじゃないか」

伊織「よしっ。それじゃ行くわよ」

あずさ「……ねえ伊織ちゃん。だんだんカメラ持つのに抵抗なくなってない?」

伊織「……まあね」


20: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/07/26(日) 22:50:32.62 ID:xPy7C6ZB0

二見興玉神社

あずさ「あれが夫婦岩ですね」

P「ですね。周りはご夫婦連れでいっぱいです」

伊織「やっぱり願掛けみたいなもんなのかしらねぇ……ところで、なんでここ、こんなにカエルが居るのよ?」

あずさ「狛蛙?」

伊織「狛犬みたいに言わないでよ」

P「なんでも、ここを参拝した方が、ご利益があったからと奉納したとか。猿田彦大神の使いがカエルってのも関連してるらしいな」

あずさ「かわいいわねぇ。そうだ、カエルだから、交通安全もご利益なんでしょうか?無事かえる、なんちゃって」

伊織「カワイイ」

あずさ「えっ?」

伊織「なんでもないわよ」

P「さて、じゃあここもご参拝と行きますか」

あずさ「……」

P「……」

伊織「やっぱり絵が地味ねぇ……」


21: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/07/26(日) 22:52:23.66 ID:xPy7C6ZB0

国道42号線

伊織「ねえ、プロデューサー」

P「何だ?」

伊織「今調べたんだけどね、二見輿玉神社、本当は伊勢神宮行く前に寄って、そこで禊をしてから行くのが正式らしいけど」

P「そうなのか?」

伊織「あと一歩が甘いわねぇ……ま、今回も結構楽しかったわよ」

あずさ「また行きたいですねぇ」

伊織「次こそはちゃんとカメラマン手配しときなさいよ」

P「それは局次第、かなぁ。視聴率とか」

伊織「またそういうカットされるようなこと言って」

P「ははは!大体こういうところが使われるんだぞ!」

伊織「じゃあ尚更言うんじゃないわよ!」


22: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/07/26(日) 22:54:00.44 ID:xPy7C6ZB0

あずさ「今度はどこですかねぇ」

P「そうですねぇ、多分今度は、東日本じゃないですかねぇ」

伊織「なんか大体読めたんだけど」

P「お」

伊織「……まあ、いいわ。そのときまでお楽しみってことにしておきましょう。それじゃあ、伊織ちゃんとあずさと愉快な仲間たちが行くミステリーツアー、今日はこの辺りで」

あずさ「ばいばーい!」

P「え、俺ユカイな仲間なの」

伊織「あんたは前向いて運転する!」

P「はーい」






転載元:P「伊織とあずささんと、また旅行に行ってみた」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1437917054/
SS速報VIPのSS紹介です。


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