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2012 02/25

伊織「ほんっと使えないわね、あのプロデューサー」



1以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/23(木) 22:28:33.65 ID:W7wkIxTG0


伊織「そう思わない?」

亜美「だよね→。なんであの人ってウチで働いてんの?」

伊織「知らないわよ、そんなの」

あずさ「お金が欲しいだけじゃないかしら。プロデューサーって意外とお給料いいみたいだし」

伊織「お金? それって元を辿れば、あたし達が稼いで会社に入れてる分……要はマージンじゃない!」

亜美「ってことは、亜美たちが頑張ってるからあの人のお給料もいいってこと?」

あずさ「そうなるわね〜」

亜美「えぇ→!? 亜美、そんなのやだよ→!」

伊織「だいたいアイツ、今日も事務所にいないじゃない。ふん、どこでサボってるんだか」






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4以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/23(木) 22:33:02.55 ID:W7wkIxTG0


亜美「亜美たちがこうやってレッスンしてる間にも……」

あずさ「あの人は、外でショッピングでも楽しんでいるのかもしれませんね〜」

伊織「ふざけてるわね、まったく……」

亜美「ホントだよ→」

伊織「ねぇ、律子もそう思うでしょ?」

律子「えっ……え、ええ。そうね……」

伊織「あんなヤツ、さっさとクビになればいいのに」

あずさ「無駄にお金を使う理由はありませんからね〜」

律子「そ、そうかもね……」





8以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/23(木) 22:38:47.73 ID:W7wkIxTG0


伊織「ったく、ちょっとは律子の爪の垢でも煎じて飲ませてやりたいわ」

亜美「うんうん! 律っちゃんはいつもたくさん仕事持ってきてくれるもんね→」

あずさ「お金のやりくりも上手ですし、尊敬してしまいます〜」

伊織「先月のライブも律子がいなかったらできなかったんでしょ? 流石は竜宮小町のプロデューサーだわ」

律子「……や、やめてよ……」

亜美「あっ、もしかして律っちゃん」

伊織「照れてるの〜? アンタみたいな堅物がそんな反応するなんてね〜。にひひっ!」

律子「…………そういうことじゃ、ないのに……」





12以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/23(木) 22:43:55.45 ID:W7wkIxTG0


【765プロ事務所】

P「ただいまー」

春香「………………」

美希「………………」

千早「………………」

小鳥「……おかえりなさい。今日はお仕事取れましたか?」

P「いやー、ぜんぜんダメでした。なかなか上手くいかないもんですね」

小鳥「…………そうですか」

美希「早くやめればいいのに」ボソッ

千早「美希、聞こえるわよ」

美希「………………」

P「…………ははっ。さーて、書類整理でもするかー」





16以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/23(木) 22:50:02.55 ID:mQWWzvkQ0


なんだこの胃が痛くなるようなスレは





17以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/23(木) 22:52:00.16 ID:W7wkIxTG0


P「よーし、たくさんハンコ押しちゃうぞー」

春香「うざっ」

千早「春香、やめなさい。あなたが転んで壊した機材の修理請求とかもあるんだから」

美希「……千早さん、よくガマンできるね。あんな人なのに」

春香「多分あの人が『プロデューサー』だからでしょ?」

千早「ええ。歌のためと考えれば割り切れるわ。生理的に受け付けるかは別だけど」

美希「ミキ、早く違うプロデューサーに代わってほしいな」

春香「ほんとだよね。そもそも律子さんがいればあの人いらないと思うけど」

千早「社長はどうしてあの人を、私たちの担当プロデューサーにしたのかしら」

美希「ミキ、律子……さんが良かったの。すっごい仕事できるし、頼りになるし」

春香「それに比べてこのプロデューサーさんは……ハァ」





18以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/23(木) 22:53:00.18 ID:Ag9UaMcl0


なんだ、この雰囲気…





22以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [sage] :2012/02/23(木) 22:58:04.40 ID:R+LLe+t20


なんか裏ありそうだな





23以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/23(木) 22:58:50.12 ID:W7wkIxTG0


夕方―――


千早「では、今日はそろそろ帰ります」

P「おつかれー」

春香「あっ、千早ちゃん待って! 私も帰る!」

小鳥「わ、私も」

春香「あれ、小鳥さんも? 今日早くないですか?」

小鳥「あの人と一緒の空間に二人きりなんて無理だもの……」ボソボソ

千早「……それならしょうがないですね」ボソッ


バタン


P「………………」





28以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/23(木) 23:02:39.21 ID:LGIMdGeM0


まあガチでお前らがPだったらこんなもんじゃ済まんだろうが





33以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/23(木) 23:06:18.82 ID:W7wkIxTG0


春香「あーあ、新しいプロデューサーさん来ないかなあ」

小鳥「あの人が入ってまだ半年くらいしか経ってないのよね。新しい人が来るのは当分先になると思うわ」

春香「えぇー。あんな仕事できない人、いらないです」

千早「確かに仕事はできないみたい……さっき事務所に残ってたところを見ると、今日も残業のようだし」

春香「それ、ほんとに残業かなあ」

千早「え?」

春香「実は、事務所に置いてある私たちの予備の下着を盗んで……」

千早「や、やめて!! 聞いただけでもおぞましい……!」

小鳥「仕事ができないだけで、そんな変態さんじゃないとは思うわよ」

春香「どうでしょうね。人は見かけによらないって言いますから」





42以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/23(木) 23:12:25.81 ID:W7wkIxTG0


【事務所】


P「……あの子たち、やっと帰ったな」

P「よし。えーと、今日とってきた仕事はと……」


キュキュキュ〜ッ


P「うわ、ホワイトボードが真っ黒になってしまった。仕事の取り過ぎも考え物だなあ」

P「この大量の書類も、ほとんど仕事の受注ばっかりだし。いくら手があっても足りないよ」

P「最近は春香をうまく誘導することができるようになって、機材も壊れなくなってきたからな〜」

P「千早もどんどん歌が上手くなってるし、美希もそれに触発されてやる気を出してるし……」

P「あと、竜宮小町の売上もグングン伸びてるし。順風満帆って感じだな、765プロ」





43以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [sage] :2012/02/23(木) 23:13:08.01 ID:ov3Ipbg00


伊織のツンデレが見れると思って開いたのに…





55以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/23(木) 23:17:47.58 ID:W7wkIxTG0


3時間後―――


P「ふー、疲れた。もう9時か」

P「今すぐ帰りたいけど……疲れて帰る気もしないなあ」

P「コーヒー飲んで一服してから帰るか」


prrrrr....


P「ん? 電話か」


ガチャッ


P「はい、もしもし」

真『げっ……』

P「…………どうした?」

真『……僕と雪歩は仕事終わったので直帰します、って連絡です。それじゃ』ガチャッ

P「………………」





69以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/23(木) 23:24:29.90 ID:W7wkIxTG0


律子「……プロデューサー」

P「あれ、律子。まだ帰ってなかったのか?」

律子「もう……やめましょう。私は十分、あなたに助けられました」

P「……何の話?」

律子「何の話、って……」

P「俺は自分がやりたいようにやってるだけだから。何を気にしてるのか知らないけど」

律子「……私、知ってるんです。あなたがあの子達にすごく嫌われてるって」

P「………………」

律子「プロデューサー。人から嫌われて喜ぶ人間なんていないんですよ?」





77以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/23(木) 23:31:13.00 ID:W7wkIxTG0


P「言ってる意味がよくわからん」

律子「プロデューサー、私は」

P「わかった、この話はやめにしよう。ハイ! やめやめ」

律子「………………」


ガチャッ


貴音「ハァ、ハァ……」

貴音「わたくしとしたことが、事務所に忘れ物をするとは。なんたる不覚でしょう」

貴音「……む。あれは律子嬢と……プロデューサー?」

貴音「ハッ! まさか、あの汚らわしいプロデューサーが、律子嬢を手篭めにしようとしているのでは」

貴音「少し、様子を伺いましょう……律子嬢の身に危険が及んだ時は、わたくしが……」





80以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/23(木) 23:33:30.17 ID:RBgSx61Z0


嫌われて喜ぶ変態もいるんやで





88以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/23(木) 23:39:46.87 ID:W7wkIxTG0


律子「じゃあいいです。あなたが話したくないなら、私が勝手に話します」

律子「……半年前。765プロの経営はガタガタでした」

律子「竜宮小町はデビュー当時の勢いを失い、他のアイドルはみんなパッとしない仕事ばかり」

律子「その時は、お小遣い程度のお給料を払うのが限界という有様でした」

律子「お給料のこと、竜宮小町が落ち目になったこと。765プロ全体に不穏な空気が漂い始めました」

律子「自然と竜宮小町も他のアイドル達も、ギスギスとした険悪なムードになり……」

律子「……そこで現れたのが」

P「分かった。思い出した、思い出したよ。話せばいいんだろ」

律子「もう。最初からそうしてください」





102以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/23(木) 23:48:18.55 ID:W7wkIxTG0


P「俺は、765プロのアイドル達の熱狂的なファンだった」

P「ここに就職した理由は、単にそのアイドル達のためになる仕事がしたかったからだ」

P「……が、入社して俺はすぐに悟った。この事務所はヤバいと」

律子「あの時は人間関係も経営状態も、爆発寸前でしたから」

P「俺は……その二つを、同時に改善することにした」

P「まず、プロデューサーである律子に大量に仕事を受注させる。実際に仕事を取りに行くのは俺だ」

P「仕事を取るのは簡単だった。竜宮小町の人気が落ちた理由は、元ファンの視点から見れば一目瞭然だからな」

P「そこをファンのツボを押さえるような売り出し方に変えるだけ……」

P「……そうして仕事が増えれば、経営状態は改善する。これを律子の功績にすることで、律子と竜宮小町の人間関係も良くなる」

P「あとは同じことを律子と他のアイドルの間でもやるだけだ。ね、簡単でしょ?」





118以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/23(木) 23:56:42.01 ID:W7wkIxTG0


律子「でも、プロデューサーの功績が全部私のものになったせいで、プロデューサーは……」

P「いいんだ。俺はただ、あのアイドル達がまた、きらめくステージで踊る姿を見たいだけなんだ」

律子「いいわけないじゃないですか……」

P「くどいぞ。だいたいそれは入社した時にも言っただろ」

律子「………………」

P「だからさ。あの子達が全員軌道に乗ったら……俺はプロデューサーをやめて、ただのファンに戻りたい」

律子「そんな……あなたには才能があるのに」

P「こんだけ嫌われてて、『普通に』プロデューサーを続けるのは無理だろ?」

律子「それは……」



貴音「………………」

貴音「なんと……なんということでしょう……」





119以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/23(木) 23:57:34.65 ID:UvrPs55S0


よっしゃあああああああああああああ
お姫ちんの時代がきましたああああああああああ





123以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/23(木) 23:58:52.32 ID:HAGD5wKt0


手のひら返しもなにも知らなかったんなら仕方ないよね
姫ちんの時代





133以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/24(金) 00:02:58.57 ID:O42AoV9g0


翌日―――


貴音「ごきげんよう」

真美「あっ、お姫ちん! 見てよこれ→」

やよい「うっうー! またお仕事がいっぱいになってますー!」

響「これだけ色々やれば、きっとすぐトップアイドルになれるぞ!」

雪歩「はぅぅ、緊張してきましたぁ〜」

貴音「…………みな、よく聞くのです。それは昨日プロ」


ガチャッ


P「おはようー」

真美「あっ…………」

やよい「………………」

響「…………ふん」





134以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/24(金) 00:04:22.16 ID:EOBPtZvF0


響とやよいもだめか…





144以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/24(金) 00:08:50.03 ID:O42AoV9g0


貴音「プロデューサー、少しお話が」

P「悪い、またすぐ出かけるんだ。帰ってきてからにしてくれ」

貴音「あ…………」


ガチャッ バタン


真美「ど→したの、お姫ちん。あんなのに話しかけるなんてさ→」

雪歩「ひ、ひどいことされちゃいますよぅ」

貴音「………………」



貴音(……プロデューサーと律子嬢は、あの事実をひた隠しにしている様子)

貴音(それをわたくしの口からみなに話すのは、許されざる行動)

貴音(……ただ。プロデューサーには知っておいて欲しいのです。わたくしも、あなたの味方であるということを)





171以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/24(金) 00:19:22.11 ID:O42AoV9g0


貴音「プロデューサーは、本日はどちらへ向かわれたのでしょう」

やよい「えーと……961プロ、って書いてあります」

伊織「961ですって!?」

真美「あ、いおりんいたんだ」

伊織「あいつ……とうとう尻尾を出したわね」

雪歩「しっぽ?」

伊織「決まってるじゃない! あいつ、私たちの情報を961プロに売りに行く気よ!」

やよい「えぇ〜!? そんなことされたら私たち、勝てなくなっちゃいます〜!」

響「いや……もしかしたら、そのまま転職するつもりじゃないか!?」

伊織「それ、ありえるわ。響、冴えてるわね!」

貴音「………………」





188以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/24(金) 00:27:30.54 ID:O42AoV9g0


【961プロ】


P「お願いします。この通りです」

黒井「分かった分かった。土下座までしおって……貴様には負けたぞ」

P「では……」

黒井「金輪際、765プロの活動は妨害しない。あとは共同ライブの話か」

P「はい。765プロ、876プロ、961プロの共同ライブで、すべての客層を引き込みます」

黒井「男に興味の無い萌豚どもが、ジュピターの魅力に気付くチャンスというわけだ」

P「逆もしかり、です。シビアな業界ですから常にwin-winで行きましょう」

黒井「よかろう、一週間以内に返答する。高木にも伝えておけ」

P「ありがとうございます!」

黒井「……ああ、それと。クビになったらウチに来るがいい。アイドルからの風当たりが強いのだろう?」

P「お誘いは嬉しいのですが。その時は、また観客の一人に戻るだけです」





189以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [sage] :2012/02/24(金) 00:30:09.07 ID:Kw59fM3q0


やだ…961社長かっこいい…





197以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/24(金) 00:35:57.55 ID:O42AoV9g0


【961プロ事務所の外】


P「よーし、黒井社長に約束は取り付けたし」

P「昼からは定例ライブの打ち合わせと、オーディションの手続きと……」

P「あ……その前に一息つくか」

貴音「プロデューサー」

P「うおぉぉ!?」

貴音「……そこまで驚かれると、些か傷つきます」

P「す、すまん貴音……な、なんでここにいるんだ?」

貴音「……まずは、お疲れ様でございました」ポン

P「なにこれ……缶コーヒー? くれるのか?」

貴音「はい」





199以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/24(金) 00:37:35.34 ID:Ads8HTdu0


貴音なんでい親しくしてんの?あいつもスパイじゃね?って貴音はぶられる展開はよ





202以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [sage] :2012/02/24(金) 00:38:19.55 ID:lDZA8D670


>>199
そして美希と響もなぜか抜けてPF結成か





204以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/24(金) 00:41:18.46 ID:O42AoV9g0


P「いらない」

貴音「……えっ」

P「この間、亜美が缶コーヒーくれたんだが……まあ、フタが開いてる時点で気付くべきだったんだろうけど」

P「……中が、唾まみれだった。飲んだ時には遅かった」

貴音「そ、それは」

P「俺は、お前たちに信用してもらってるとは思ってないし。上司だからって、無理に気を使わなくていい」

貴音「………………」

P「それより貴音、なんでここに」

貴音「…………グスッ」

P「!?」





206以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/24(金) 00:42:11.23 ID:I9CgP3Dk0


唾まみれって何そのプレイ興奮する





207以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/24(金) 00:42:34.93 ID:iRUV88zY0


むしろそれって……
いや悪質だけど





208以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/24(金) 00:42:37.07 ID:W93tRU2lO


唾まみれとかご褒美やないか





211以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/24(金) 00:43:54.93 ID:srI5j2JF0


世の中お前らみたいな変態ばっかりじゃないんだよ…





222以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/24(金) 00:47:55.05 ID:O42AoV9g0


貴音「わたくし……ひっく、わたくしっ、そのようなつもりではっ……ぐすっ」

P「な、泣くな! こんな往来で!」

貴音「だって、だって……わたくし、本当に善意で……」

P「この状況、ブサメンが美人を泣かせてるようにしか見えないだろうが! 俺が捕まる前に泣き止め!」

貴音「……は、はい……」

P「はぁ、はぁ……まったく」

貴音「申し訳ありません、プロデューサー。少々取り乱してしまいました……それにしても」

P「?」

貴音「いつも飄々としているプロデューサーですが、感情をあらわにされることもあるのですね」

P「誰のせいだよ……」





234以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/24(金) 00:54:19.66 ID:O42AoV9g0


30分後―――


P「……そうか。聞いたのか、アレ」

貴音「はい。わたくし、プロデューサーのことを誤解しておりました」

P「誤解したままで良かったんだけど」

貴音「そうは参りません。わたくし、どう償えば良いのかも分かりませんが……」

P「償いって……例えば、質問しても返事すらしてくれなくなったこととか?」

貴音「う…………」

P「それとも、格好がみすぼらしいって陰口叩いてたことか?」

貴音「………………」

P「あとは、甲斐性が無さそうって」

貴音「………………」ウルッ

P「……泣かれる前にやめとくけど。とにかく挙げてったらキリないくらいあるから、償いとかいらんわ」





242以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/24(金) 01:00:02.19 ID:O42AoV9g0


P「強いて言うなら、俺との関係は今まで通り頼む」

貴音「……『今まで通り』とは」

P「無視したり、陰口叩いたりしてくれってこと」

貴音「面妖な……そのようなことをして何の利点があるのですか」

P「美希や響はカンがいいからな。貴音の違和感に気付いて、芋づる式に俺と律子のことまでバレるのは避けたい」

貴音「……納得できません」

P「無理に納得しなくていい。ただ、俺の目標は765プロを完全に建て直すことだ。その邪魔はしないでくれ」

貴音「………………」





451以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/24(金) 15:10:52.70 ID:A9mNOGE70


高木「そうか……いや、まさか961プロとの連携まで実現させてしまうとはね」

P「まだ正式に決まったわけじゃないですよ、向こうの返事次第ですから」

高木「いや、わざわざ私に伝えろということは本格的に準備をしておけということだろう」

P「だったら最高なんですけどね……それじゃあ、取ってきた仕事の整理がありますんで」

高木「……P君」

P「はい?」

高木「……私は、何でも765プロだけでやろうと意固地になりすぎていたのかもしれないな」

高木「もっと早く私が折れていたなら……君の立場ももっとよかったかもしれん」

P「やめてくださいよ。俺はいつ消えても構わない立場でしたから……だから捨て身で当たれたんです。事務所を背負ってる社長にそんなことしてもらったら困りますよ」

高木「うむ……やはり、退職の意思は変わらないかね?」

P「……もうみんなとの関係は修復できませんし、またいらない波風が立ちますから」

P「後釜の採用が決まるまで。それは変わらないです」

高木「……気が変わったらきつでも言ってくれたまえ。君は私がティンときた逸材なんだからね」

P「はは……ありがとうございます」





458以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/24(金) 15:16:50.58 ID:A9mNOGE70


P「……」キュッキュッ

P「よし、向こう一週間はだいたい予定が組めたかな」

P「これで961、876プロとの連携が上手くいけば、少なくとも経営の心配はなくなるはず……」

P「そろそろ、最後の段階に入らないとな」





459>>454 申し訳ない:2012/02/24(金) 15:20:51.18 ID:A9mNOGE70


高木「というわけでだ、竜宮小町の引率を頼まれてくれないかね?」

小鳥「……」

小鳥「え……えええっ!? 私がですか!?」

小鳥「そんな急に……何もわかりませんし、事務所が空っぽになりますよ!?」

高木「何、電話番くらいなら私でも事足りるさ。最近みんなの仕事が増えて人手不足だからね、頼むよ」

小鳥「でも、あのプロデューサーさんは……」

高木「ほら、マニュアルもちゃんとある。頼んだぞ、音無君」

小鳥「ああ……わかりましたよ、もう」





460以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/24(金) 15:25:49.10 ID:A9mNOGE70


伊織「はあ? なんでアンタが引率なのよ!?」

小鳥「私に言われても……」

あずさ「律子さんも忙しいでしょうからね〜。プロデューサーさんには連絡がつかなかったんでしょうか」

亜美「い→じゃん、あの人に引率されるよりピヨちゃんのが安心だし!」

伊織「はあ……確かにそれはそうね」

小鳥「ええっと、それじゃあ11時からリハーサルが始まるから……10時半には会場入りできるように行くわよ?」ペラッ

亜美「りょ→かい!」





467以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/24(金) 15:37:11.24 ID:A9mNOGE70


P「それじゃあ打ち合わせ通りに……今後ともよろしくお願いします!」

律子「よろしくお願いします!」

「まあアンタにそこまで言われたら断れないわな……こっちこそよろしく頼むよ」

P「はいっ、ありがとうございます!」

律子「ありがとうございます!」





469以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/24(金) 15:43:28.60 ID:A9mNOGE70


P「とまあ……今のところ主要な営業先は全部回ったな」

律子「はあ、今までこれだけの営業を一人でやってたなんて……」

P「まあ、社長も臨時の人員採用も検討してくれてるから、全部が一気に律子に行くわけじゃないとは思うけど」

律子「本当、自分が今まで何してたんだろって気になりますよ」

P「いやいや、律子も飲み込みがよくて助かるよ。本当はもっと時間がかあkると思ってたからな」

P「これなら後はマニュアルと口頭でも大丈夫そうだ」

律子「社長と小鳥さんには埋め合わせをしないとならないわね……」

P「そうだな……小鳥さんには律子から頼むよ」

P「それじゃ、今日は直帰していいって言われてるから……気をつけてな、また明日」

律子「ええ、プロデューサー殿こそ。少しは体を休めてくださいよ!」


P「……よし、無事に帰ったな」

P「さて、もう一踏ん張りするかな……」





472以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/24(金) 15:51:31.72 ID:A9mNOGE70


小鳥「うう……やっと終わった……」

小鳥「マニュアルのおかげで何とかなったけど、さすがにもう勘弁してほしいわ……」

小鳥「社長には直帰していいって言われたけど、事務仕事は減るわけじゃないし」

小鳥「うう……事務員も増員してくれないかしら」

小鳥「……あら? まだ明かりがついてる」

小鳥「……まさか」





476以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/24(金) 15:56:52.52 ID:A9mNOGE70


P「……」


小鳥(やっぱり……肝心な時にいないくせに、こんな遅くまで)コソ…

小鳥(残業代や光熱費の計算は誰がやってると思ってるんですか!)

小鳥(もう我慢できない……!)ガチャ


小鳥「ちょっと、プロデューサーさんいつまで」ツカツカツカ

P「……」スー…スー…

小鳥「し、しかも寝て……!」





479以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/24(金) 16:03:29.92 ID:A9mNOGE70


小鳥「……あら?」

小鳥「この画面に出てるフォルダって、この人の個人フォルダよね……」

小鳥「『営業マニュアル』『外注マニュアル』『引率マニュアル』……」

小鳥「……起きなさそうだし、少しだけ」カチッ カチッ

小鳥「……!」

小鳥「この引率マニュアルって、今日私がもらったのと同じ……?」

小鳥「いえ、それだけじゃない。アイドルごとに細かく分けてある……『春香』『千早』『竜宮小町』」

小鳥「どういうことなの? これって、律子さんが作ったんじゃ……」





485以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/24(金) 16:11:22.23 ID:A9mNOGE70


P「ん……んあ?」

P「ああ……いかんいかん、寝ちまってたか」

P「早く帰りたいとこだけど、営業マニュアルの直しは今日のうちにやっとかないと……」カタカタ

P「律子は管理や経理は得意だけど、売り込みは苦手だしな」

P「もっと細かくコツを書いておかないと……」カタカタ


小鳥「……」コソ





488以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/24(金) 16:18:24.21 ID:A9mNOGE70


高木「どうしたんだね、音無君。何をそんなに急に」

小鳥「……」バサッ

小鳥「これが昨日社長にいただいたマニュアル。こっちはプロデューサーさんのフォルダに入っていたマニュアルを印刷したものです」

小鳥「同じもの……それどころか、明らかにプロデューサーさんのものが元になっていて、しかも私用に直したものとしか思えません」

小鳥「社長……あのマニュアルは誰からもらったんです?」

小鳥「それに、昨日プロデューサーさんと律子さんはいったい……」

高木「……」

高木「やれやれ、ごまかし切れそうもないようだ」





497以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/24(金) 16:25:07.47 ID:A9mNOGE70


小鳥「そんな……あの人が、今までの仕事を全部受けて管理してたっていうんですか……!?」

高木「ああ、その通りさ」

小鳥「信じられません……だって、あの人は……」


春香『新しいプロデューサーってどんな人かな? 楽しみだね!』

千早『まあ……仕事さえしてくださるなら何でもいいですけれど』

真『一緒に頑張っていける人がいいなあ』

雪歩『男の人なんですよね? ちょっと不安ですぅ……』


ガチャ

P『あ、ども……』


一同『……』





498以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/24(金) 16:29:56.47 ID:twIoZPg10


>>497
全俺が泣いた。
Pどんだけブサメンだよ…





499以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/24(金) 16:30:06.70 ID:A9mNOGE70


伊織『何あれ? スーツはよれよれ、髪はボサボサじゃないの……あんなのがプロデューサーなの?』

あずさ『うーん……運命の人とは程遠いかしら』


P『あー……はじめに言っておきたいんですけど』

P『俺、アイドルとかあんまり好きじゃないし、正直どーでもいいんで』

一同『!?』ザワッ


P『ここの待遇よかったし、まあ興味がないっていっても女の子に囲まれた職場ならいいかなって』

P『まあ、売れるようにやるだけやってみますんでよろしくー』

一同『……』


ザワ… ナニアイツ… サイテー…  ザワ… ケダモノ… ニンゲンノクズ…





501以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/24(金) 16:30:57.88 ID:NwtJ4OvW0


第一印象はかなり重要だしな





506以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/24(金) 16:32:31.35 ID:IQiG4ARt0


入社した時からこのPの計画が始まっていたのか……





511以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/24(金) 16:33:38.12 ID:MwJmzef90


出来る男過ぎだろ
どんだけ有能なんだよ





513以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/24(金) 16:34:25.18 ID:twIoZPg10


出来るPだな…自分の好きなアイドルたちに計画のためとはいえ、すすんで嫌われるとは…並外れたメンタルの持ち主だな





517以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/24(金) 16:36:13.05 ID:A9mNOGE70


小鳥「あんな……みんなのことを商品みたいにしか思わない人……」

高木「……だから、音無君には言わなかったんだがね」

小鳥「え?」

高木「君はみんなと仲がよかったし、本当に大事に思っていた。だからこそ、一緒に騙されてもらう必要があったんだ」


P『ここの子たちはみんな魅力的な子たちばかりです……ファンの俺が誰よりも知ってる』

P『でも、みんな自分のことばかりで余裕がない。まだ売れていない状態でこれじゃ、足の引っ張り合いになってしまう……』

P『全員に、共通の不満を持たせればいいんです』

P『ゆっくり場を整えてる余裕はここにはない……そうですよね?』

P『お願いします、やらせてください……ファンとして、みんなの力になりたい。あの子たちの土台になりたいんです……!』


小鳥「そんな……」





532以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/24(金) 16:45:34.70 ID:3f7onKX20


高木「一度嫌われてしまえば簡単なことだ、みんなが彼に期待せず、注目しなくなる」

高木「何度も説得したんだがね……その度に笑って言われるんだ。今の仕事は、俺の生きがいなんですってね」

高木「責任は私にある……今からでも彼の働きを評価してくれるなら、彼の思惑通りに動いてやってくれないか」

小鳥「う……」

小鳥「し、失礼します……」


小鳥「……」

小鳥「私、どうして気付かなかったの……」


ザワザワ… ザワザワ…


小鳥「あら? 事務所が騒がしい……?」





535以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/24(金) 16:54:31.92 ID:3f7onKX20


伊織「嫌よ、嫌! ぜーったいに嫌! お断りよ!」

真「そうですよ……961プロと合同ライブだなんて、絶対何かの罠に決まってる!」

響「まさかあいつら、このライブで自分たちを潰しにくるんじゃ……!?」

やよい「765プロ、乗っ取られちゃうんですか? うう、それは困ります……」

律子「ちょっと、みんな落ち着いて……」


美希「たまに仕事とってきたと思ったら、ろくなことにならないの。こんなの出る必要ないって思うな」

亜美「さんせ→ボイコットってやつだね! 真美もそう思うっしょ?」

真美「もっちろん! 言いなりになんてなってらんないっしょ!」

貴音「……」





540以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/24(金) 16:57:33.26 ID:InTIleNq0


アイドルに嫌われる必要ないよね





546以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [sage] :2012/02/24(金) 17:01:30.30 ID:dsraQwi60


>>540
根拠としては薄いよね、まぁありっちゃありで





541以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/24(金) 16:58:02.54 ID:jlKeXaAn0


プロとしてどうなのよこれ





543以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/24(金) 17:01:17.86 ID:3f7onKX20


律子「みんな落ち着いて話を聞いて!」

律子「いい? これは正式な仕事……765プロの決定なのよ」

律子「961だけじゃない……876プロも参加する一大プロジェクトなのよ! チャンスなのよ!」

伊織「なんでそんな大きな仕事を律子じゃなくてあいつが取ってくるのよ……おかしいじゃない!」

律子「それは……」


P『今回のプロジェクトだけは俺の名義で進めてある。みんな961プロには抵抗があるだろうしな』

P『関係の改善には時間がかかる……妨害はしないって約束はしてもらえたからな、地道にやっていくしかない』

P『先のことは頼んだぞ』


律子「……っ!」





550以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/24(金) 17:06:24.13 ID:3f7onKX20


伊織「ははーん、読めたわよ……あいつ、765プロを売るつもりね?」

律子「なっ……」

伊織「おかしいと思ってたのよ……ここ最近、あいつ961プロに頻繁に出入りしてるじゃない」

伊織「このライブをきっかけに765プロを吸収するつもりでいるんだわ……」

伊織「ここ最近うちは急激に伸びてるし、妨害も少なくなってたからおかしいとは思ってたのよ!」

律子「違う! 違うわ! そんなんじゃ……っ」


貴音「伊織、その辺りにしておきなさい」





557以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/24(金) 17:12:38.33 ID:3f7onKX20


伊織「貴音……何よ、このまま黙ってろっていうの?」

貴音「ええ……妨害、吸収、結構なことではありませんか」

貴音「それだけ、私たちが弱い相手だと見くびられている……そういうことでしょう?」

伊織「当然じゃない! 失礼しちゃうわ、いつまでも弱小プロ扱いで……!」

貴音「ええ……ならば、これは好機と考えるべきです」

貴音「この機に乗じて、逆にわたくしたちの力を見せ付けてやるのですよ」





561以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/24(金) 17:14:34.98 ID:uH/24bEc0


Pの事バラすと思って大丈夫なのかと心配したがそう来たか
流石お姫ちん





562以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/24(金) 17:14:54.83 ID:MwJmzef90


暴露せずにうまいことやったな





571以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/24(金) 17:22:29.75 ID:3f7onKX20


真「へえ……妨害を逆手にとって攻撃してやるってことか。それは面白いかも」

貴音「ええ。何より、参加を見送ることで逃げたと思われるのも癪ではありませんか」

貴音「ならば正々堂々、実力でねじ伏せてやるのです」

貴音「今の私たちであれば、けして不可能ではないと思うのですが」


千早「……そうね。考えようによっては大舞台に立てるチャンス。アピールにはこれ以上ない場だわ」

美希「ふーん……そういうことだったら、少し頑張ってもいいかなって思うの」

亜美「あいつもそっちの方が困りそうだしね!」


貴音(……これでいい。これでいいはずですよね、プロデューサー……)





575以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/24(金) 17:29:56.02 ID:3f7onKX20


伊織「いいわよ……だったらこんな所でモタモタしてられないわね。あずさ! 亜美! レッスンで合わせるわよ!」

亜美「がってんしょ→ち!」

あずさ「すっかり火がついたみたいね。こういう時の伊織ちゃん、頼りになるわ〜」


響「自分もうかうかしてられないさ……真、ダンスレッスン付き合ってほしいさー!」

真「オッケー、手加減しないからね!」


律子「ふう……助かったわ、貴音」

貴音「私は何も……思ったままを言ったまでです」

貴音「……千早、ボイスレッスンに付き合っていただけますか?」

千早「ええ、ちょうど行くところだったし……構わないわ」





585以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/24(金) 17:37:04.31 ID:3f7onKX20


小鳥「……」

小鳥「あんなに団結したみんな、初めて見たかも……」

小鳥「私は……」


高木『君はみんなと仲がよかったし、本当に大事に思っていた。だからこそ、一緒に騙されてもらう必要があったんだ』


小鳥「……!」

小鳥「そうだ……つまり、裏方では私が一番みんなと距離が近いってことだわ」

小鳥「律子さんもあの人も手が足りないなら、みんなのケアは……私が適任なはず!」

小鳥「私だって、私だって765プロなんだから……!」





593以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/24(金) 17:44:06.60 ID:3f7onKX20


P「今日はよろしくお願いします!」

冬馬「ああ……それにしても、あんたもよくやるな」

冬馬「こんな大きなステージの前に、ライバル会社のアイドルの方に世話焼きにくるなんてさ」

P「あいつらは……俺がいなくても十分やっていけますから」

P「ジュピターのみなさん、あいつらをよろしくお願いします!」

冬馬「ったく、散々961には妨害されてきただろうにさ……いいぜ、任せといてくれよ」

北斗「事務所がら、裏でコソコソするのには慣れちゃったからね。全力でサポートに回ってあげるよ」

翔太「へへっ、いいステージにしようね!」

P「ありがとうございます……!」





607以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/24(金) 17:50:50.74 ID:3f7onKX20


律子「みんな、準備はできてるわね!」

律子「トップバッターは春香! いつもの調子で会場をヒートアップさせてもらうからね! 大舞台だけどあんたなら呑まれないわ、大丈夫!」

春香「ヴぁ、ヴぁいっ……」ガクガク

千早「ちょっと春香、本当に大丈夫なの?」

律子「大丈夫、春香は土壇場で開き直るタイプだから……それより千早、出番は後半だけどウォーミングアップしておきなさいよ。スロースターターなんだから」

千早「ええ、わかってるわ」


亜美「おお→、なんか律っちゃん、いつになく堂々としてない?」

伊織「竜宮小町のプロデューサーだもの、あれくらいになってもらってないと困るわ!」フフン


貴音「……」キョロキョロ





614以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/24(金) 17:55:34.61 ID:3f7onKX20


響「貴音、どうかしたのか? さっきから落ち着きがないぞ」

貴音「ええ、その……プロデューサーの姿が見えないと思いまして」

真「961プロの楽屋にでも行ってるんじゃない? ま、どんな小細工を仕掛けてきても正面から突破してやるけどね!」

貴音「……」


律子「貴音」

貴音「は、はい」

律子「前半は出番がないんだし、少し外の空気でも吸ってきなさい」

貴音「ええ……わかりました」





620以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/24(金) 18:01:35.20 ID:3f7onKX20


貴音「……」フウ…

貴音「ん……?」

貴音「プロデューサー……こんな通路の隅で、何をなさってるんです?」

P「……貴音か」

P「ここの通用口からならステージが見れるんだよ、ほら」


デデデデンッ デデデッ デデデデデ

「ヴぁいっ!!!」


P「始まったな。やっぱり春香は凄い奴だ。本番直前までガチガチでもいざという時に肝が据わってる」

貴音「……」





623以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/24(金) 18:05:03.52 ID:Uefp4Sbg0


みんなが更正してP見直す展開はよ





625以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/24(金) 18:09:15.64 ID:3f7onKX20


やよい「うっうー! みんなー、こんにちはー!」

雪歩「あのっ、あのっ……楽しんでいってください!」


P「やよいはいつでも自然体でいられる……あの度胸は大きな武器だ」

P「雪歩は他の子に頼りがちだが、やよいや真美と組ませると自主性を発揮してくれる……成長したよ」

貴音「……」





628以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/24(金) 18:16:56.81 ID:3f7onKX20


響「さあ、盛り上がっていくさー!」

真「へへっ、ついてこれるかな!?」

冬馬「俺たちにダンスで張り合おうってのか……面白い!」


P「響と真は本当に頑張ってレッスンを重ねてきた。ジュピターとダンスで正面から渡り合えるのはあいつらくらいだろう」


真美「まだまだテンポ上げてくかんねっ!」


P「真美は亜美と離れたことで大きく成長した……今じゃソロだって任せられる」

貴音「……」





633以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/24(金) 18:22:19.57 ID:3f7onKX20


伊織「あんたたちっ! この大舞台で伊織ちゃんにお目にかかれるんだから、光栄に思いなさいよねっ!」

亜美「ノンストップでいくかんね→」

あずさ「私も頑張ってついていきますから、皆さんもご一緒に〜!」


P「竜宮小町は本当にいいユニットになった」

P「伊織はリーダーとして成長したし、あずささんが全体をリードしてくれる。それに、あれだけやりたい放題だった亜美が二人のフォローまでこなすんだからな」

貴音「そこまで……そこまでわたくしたちを見ていて、なぜここまで……」





637以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/24(金) 18:28:13.28 ID:3f7onKX20


千早「……」

貴音「あ……」

千早「もうすぐ私たちの出番よ。直前に少し合わせておきたいのだけれど……」

貴音「え、ええ。すぐ行きます」

P「千早……そのストイックなところにどれだけ助けられたかわからないな」

千早「……聞かなかったことにしておきます」

貴音「千早、あなたは……」

千早「……この人は、私が……私たちが成長するための方法を知っていた」

千早「だから、私はここで持てる力の全てを尽くして歌う……それだけです」





640以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [sage] :2012/02/24(金) 18:30:39.50 ID:dsraQwi60


千早は最初から感づいてたってこと?





646以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/24(金) 18:36:36.29 ID:/QJulW1J0


72△





647以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/24(金) 18:37:24.06 ID:rgLPSWZL0


さすがちーちゃんマジ壁かわいい





648以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/24(金) 18:37:28.38 ID:3f7onKX20


P「俺はもともと、自分がプロデューサーだなんて思ったことはない」

P「俺はファンで、観客なんだ」

P「だから……貴音。もしも、まだお前が俺の味方だなんて言ってくれるんなら」

P「俺はここで見てる」

P「俺に……ファンに、最高のステージを見せてくれ」


貴音「……」

貴音「行って参ります……!」





658以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/24(金) 18:42:32.99 ID:3f7onKX20


貴音「千早、あなたはいつから……」

千早「自分でも思った以上に、私は歌に対して手段を選ばなかった……それだけですよ」

千早「さあ、行きましょう」


泣くことなら たやすいけれど

悲しみには 流されない

恋したこと この別れさえ

選んだのは 自分だから


群れを離れた鳥のように

明日の行き先など知らない

だけど傷ついて 血を流したって

いつも心のまま ただ羽ばたくよ





662以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/24(金) 18:44:57.62 ID:3f7onKX20


P「ああ、そうだ」
            敵
P「もうお前たちは、俺がいなくても立派なアイドルだよ……」


――蒼い鳥

もし幸せ 近くにあっても

あの空へ 私は飛ぶ

未来を信じて

あなたを忘れない

でもきのうにはかえれない





666以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/24(金) 18:52:25.50 ID:3f7onKX20


律子「ほら、胸張って! 自己紹介!」

新P「ハ……ハイ! 本日からプロデューサーとして採用されました、新Pです! よろしくお願いしますっ!」


真「おおっ、やる気のありそうな人だね!」

伊織「ようやく律子の負担も減りそうね……よかった」

やよい「伊織ちゃん、心配してたんですか? さすが、優しいですー」

伊織「だっ、誰が! これでやっと竜宮小町に専念してもらえるってだけよ!」





668以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/24(金) 18:53:15.42 ID:22PVJmlK0


P報われないか・・・





669以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/24(金) 18:53:50.77 ID:Uefp4Sbg0


結局みんなには事情は話さなかったのか…





671以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/24(金) 18:54:28.24 ID:UedHhzcFO


最後までピエロを演じきったのか





673以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/24(金) 18:57:48.93 ID:3f7onKX20


高木「あのライブから半年か……早いものだね」

高木「すまないね、退職後までこうして動いてもらって」

P「いえ……外部のアドバイザーとして面倒見てもらって、感謝しなきゃいけないのは俺の方です」

高木「秋月君もプロデューサーとして自信をつけてくれた……働きぶりはかつての君を見ているようだよ」

P「はは……それは律子に失礼ですよ」

P「新人の彼が育ってくれれだ、いよいよ俺のやることも終わりですね……」

高木「本当にいいのかい? 事務でも、それ以外でも……君ほどの人材なら安心して任せられるんだが」

P「はは……今は無理ですよ。しばらくはただのファンで十分です」





681以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/24(金) 19:02:18.29 ID:3f7onKX20


P「ふう……さて、竜宮小町のライブチケットでも予約しに行くかな」

貴音「あなた様」

P「ん……貴音か。相変わらず目ざといな。新Pの紹介の最中じゃないのか」

貴音「わたくし、この後収録がありますから……移動時間を長めに見積もりまして」

P「はは、要領もよくなったもんだな」





684以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/24(金) 19:07:19.12 ID:3f7onKX20


貴音「……もう少しです」

P「……ん?」

貴音「辞める時、あなた様はおっしゃいましたね。もし全員があなた様を心から受け入れてくれるなら……もう一度プロデューサーとして戻ると」

P「あのな……あれはお前があんまり引き止めるから仕方なく」

貴音「みな、少なからず感付いています。あなた様はけして無能ではなかったと」

貴音「あなた様の言う通り、わだかまりが解けるには時間がかかりそうですが……」

貴音「私は、信じています」

P「……はあ、まったく」





685以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/24(金) 19:09:49.15 ID:LKxQmCjM0


お尻ちん…





688以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/24(金) 19:11:43.29 ID:3f7onKX20


貴音「ところで……わたくし、移動時間に食事時間も含まれていまして」

P「おいおい、アイドルがこんなブサメンと食事とか……正気の沙汰じゃないぞ」

貴音「移動中はプライベート……ただの四条貴音です」

P「……もうたいした稼ぎもないんだ、ラーメン屋くらしか無理だぞ」

貴音「奇遇ですね、わたくしもらぁめんは大好物です」

P「あー……わかった、わかったよ」

貴音「ふふ、それでは参りましょうか」

貴音「……ずっと、私のステージを見守っていてくださいましね」


≪おしまい≫





692以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/24(金) 19:12:39.79 ID:uH/24bEc0


パーフェクトコミュニケーション!






694以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/24(金) 19:13:54.94 ID:y3fP+F8F0


乙!
なかなか良かったよ





699以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/24(金) 19:16:13.58 ID:3f7onKX20


うん、当然ながら>>1じゃないんだ。

スレタイの伊織の回収や律っちゃんルートを期待した人にはすまんかった。

あとお姫ちんの話し方むずい。違和感あったらごめんなさい。

突っ込みどころは多々あると思うけど、書いてて楽しかった。

ありがとうございましたー





725以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/24(金) 19:28:09.08 ID:o1PzvRFTO


つぎつぎ!





734>>454の続きから [sage] :2012/02/24(金) 19:43:34.64 ID:uH/24bEc0


P「はぁ…最初にバレたのがお前だったのが運の尽き、か。
そしてこの時間に2人に時間を空けさせた俺のミスもあるか」

伊織「アンタ…貴音が言ってた事、本当なの?」

P「…」

P「あっはっは、嘘に決まってるだろ!昨日だって貴音が居るのは分かってたさ、それで律子を脅して印象操作のために…」

貴音「プロデューサー」

P「…はぁ。バレたのがこの2人ならこう言えば通用したんだろうけどなぁ」

伊織「じゃあ。今まで律子が取ってきてたと思ってた仕事は…」

P「待った。こんな往来でアイドル3人に囲まれて2人は半泣きなんていくら変装しているとはいえ注目を集めすぎる。場所を移そう」





735以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [sage] :2012/02/24(金) 19:44:53.13 ID:uH/24bEc0


【喫茶店の目立たない席】

P「…さっきの話だが」

P「仕事を取って来てたのは俺だけじゃない。律子にもやらせてる」

伊織「そうなの?」

P「言ったろ。俺の目標は765プロを『完全に』建て直すことだ。俺だけが仕事を取っていたら…」

響「プロデューサーが居なくなったら、またあの頃に戻っちゃう…」

P「そうだ。いくら有名になったとはいえそれだけじゃあまだ足りない。
だから、律子だけには事情を話し、俺が持ってるノウハウを少しずつ教え込んでいた」

貴音「律子嬢の様子に違和感があったのはそれが理由だったのですね」

P「今じゃ律子もかなりのものだよ。もう、俺が居なくても問題無く765プロは大きくなっていくはずだ」

響「そんな、居なくなるなんて自分は」

P「で、ここからが本題だ」

貴音「…本題?」

P「こうなった以上、お前らにも話しておく。
俺は次回の765、961、876合同ライブの一週間前に不祥事を起こしてクビになる」





737以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [sage] :2012/02/24(金) 19:45:41.57 ID:uH/24bEc0


貴音「なっ」

伊織「ご、合同ライブ!?」

響「自分たち、961プロには散々な目に遭わされたんだぞ!それに不祥事って…」

P「社長も言っていたが、あの人は良い意味でも悪い意味でも自分の理念に忠実なんだよ。
妨害に関してはライブの申し込みと一緒にさっき約束を取り付けてきたところだ。まあ安心出来るだろ。
…不祥事に関しては、そんな大事じゃない。ニュースにもならないし新聞にも載るレベルじゃない。
地味で、かつ辞めさせられるのに丁度いい規模のモンだ。高木社長もうまくやると言ってくれた。
合同ライブの後は知名度も注目度も一気に上がるだろうし、そうなってからじゃ遅い。
俺みたいな無能が少しやらかしただけでも食いつく連中が出てくるだろうしな」

貴音「…もう、そこまで考えておられるのですね」

P「で、貴音にも言った事だが…お前らは、今まで通り俺に接してくれ」

響「っ…そんな、こと」





739以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [sage] :2012/02/24(金) 19:47:39.30 ID:uH/24bEc0


P「なんだ、ここのアイドルはその程度の演技も出来ないほど無能なのか?俺のように」

伊織「…っ!ふ、ふん、この水瀬伊織様に対して言ってくれるじゃない。そんな事くらい、余裕でやってやるわよ!」

P「頼もしくて何よりだ。…響、貴音」

貴音「…わたくしは」

P「貴音は、俺に申し訳ない、償いをしたいって言ったよな」

貴音「はい。確かに」

P「響はどうなんだ」

響「じ、自分も、同じ気持ちだぞ!その…え○ちいのはダメだけど、出来ることがあるなら、してあげたい。恩返ししたいよ」

P「じゃあ、これがそうだ。俺に償いをしたいなら、しっかり演技して、何事も無く辞めさせてくれ。
そして、もう一度、外野からお前たちを応援させてくれ」

響「うぐっ…」

貴音「…あなた様は、いけずです」





740以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [sage] :2012/02/24(金) 19:49:08.74 ID:uH/24bEc0


P「…さて、話は固まったな」

伊織「待って。最後に聞かせなさい」

P「勘弁してくれ…まだ何かあるのか?」

伊織「私達、色々…酷い事をしたわ。
なのに、何でそこまで出来るの?こんな…私達に対して」


───────────────

─────────

─────

──

-

『ファンだから』─────

あの方はそう言いました。





742以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [sage] :2012/02/24(金) 19:50:36.49 ID:uH/24bEc0


その後行われた合同らいぶは、大成功でした。

わたくし達、知る者は償いのために。
知らぬ者は、邪魔者が居なくなったという爽快感からでしょうか。
最高のすてぇじを披露出来たと自負しております。





743以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [sage] :2012/02/24(金) 19:51:34.40 ID:uH/24bEc0


そして、結局。
ライブ終了後に耐え切れなくなった亜美によって、あの方の真実は全員に知れ渡る事となりました。
戸惑う者、号泣する者。春香は「一生分泣いたかも」と言っていましたね。

しかし、それを知ったからとはいえ765プロが揺らぐという事はありませんでした。
むしろあの方の為した事を無駄にしたくないという強き想いが芽生えたのでしょう。
皆、今まで以上に輝きを放っているように見えます。

そして、今日もわたくし達は歌います。あの方に、恥じないように。





──ねぇ、まだ私の事見つめてくれますか





END





746以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [sage] :2012/02/24(金) 19:54:14.66 ID:uH/24bEc0


以上でした。
お目汚しすまんかった





748以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/24(金) 19:55:39.64 ID:jlKeXaAn0


やるじゃん乙





752以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/24(金) 20:01:53.48 ID:c07/MPHl0


ハッピーエンドか
おつ





760以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/24(金) 20:41:48.90 ID:J5ZfCIfL0


なんで亜美が事実を知ってるの?
そんな描写あったっけ?





761以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [sage] :2012/02/24(金) 20:45:03.16 ID:4kmi9YXf0


>>760
俺も思った





762以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [sage] :2012/02/24(金) 20:48:36.31 ID:uH/24bEc0


あっ
盗み聞き組に亜美を入れてた名残だ…
響という事で頼んます





767以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [sage] :2012/02/24(金) 21:11:04.05 ID:fA8mawgU0


P「それじゃ、俺はまだ少し仕事が残ってるからそろそろ行くが……他言無用で頼むぞ」

貴音「…………」

――765プロ・事務所

伊織「皆聞きなさい。これから社長に直訴してアイツを765プロから追い出すのよ!」

律子「えっ……!ちょ、ちょっと何言ってるのよ!」

伊織「それはこっちの台詞よ!アイツは961プロに情報を売ってる裏切り者なの!そんなのをここに置いとく訳にはいかないのよ!」

律子「そんな……まだそうと決まった訳じゃ……」

亜美「どっちにしたってあの人まともに仕事してないじゃ→ん!」

真美「そ→そ→!真美これ以上あの人に真美達が稼いだお金使われたくないよ→!」





771以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [sage] :2012/02/24(金) 21:30:54.96 ID:fA8mawgU0


千早「そうね……あの人がここにいたらこれ以上の高みへは行けないわ」

小鳥「クビになる時期が早まっただけと考えれば何の問題も無いわけだしね……」

律子「でもプロデューサーは……」

伊織「何よ律子。随分とアイツの肩を持つじゃない?ひょっとして……」

律子「!……別にそう言う訳じゃ……」

伊織「ふん、決まりね。早速社長の所へ行くわよ!皆準備はいい?」

一同「おー!」

律子「……」

――某所

貴音「……」

律子・貴音(プロデューサー……)





773 忍法帖【Lv=22,xxxPT】 :2012/02/24(金) 21:34:14.96 ID:ahFxiegB0


これら何√?





781以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [sage] :2012/02/24(金) 21:51:54.06 ID:fA8mawgU0


P「クビ……ですか」

高木「あぁ。今月いっぱい、つまり今週で最後だ」

P「……解りました。いつでも出られるようにはしておきます」

高木「……すまない、なんとか宥めようとはしたんだが君が最初に来た時に決めた約束の手前……どうしても」

P「仕方ありませんよ、こういう日がいつか来る事は予想してました」

高木「…………」

P「彼女たちが俺を必要としなくなった時、その時に俺が去るのは当然です」

P「……なーに!重労働から解放されたと思えば案外楽なもんですよ?それに一ファンとして、彼女たちをアイドルとして見られるようになったんですから悔いはありません!ははは!」

高木「すまない……本、当に……すまない……!」

P「……失礼します。後の仕事は律子に任せたいと思います」ガチャッ、バタン



P「……悔いは……山程あるさ……」

>>773
誰も得しない√





775以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [sage] :2012/02/24(金) 21:37:18.11 ID:fA8mawgU0


――765プロ・事務所

P「ただいまー、はー疲れたー」ドサッ

春香「……チッ」

千早「……しっ、聞こえるわよ」

律子「あの、プロデューサ……」

小鳥「プロデューサー。……社長が呼んでますよ。早く行ったらどうですか?」

P「社長が……?……解りました。ちょっと行ってきます」

真 「……」

雪歩「……」

伊織「…………にひひっ」





789以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [sage] :2012/02/24(金) 22:05:53.48 ID:fA8mawgU0


P「さーて、と……さっさと残りの仕事を片づけるかー!」

伊織「ちょっとアンタ」

P「ん?珍しいな、伊織から話しかけてくるなんて。それに顔がにやけてるぞ?なんか良い事でもあったのか?」

伊織「大してやることの無い仕事をする前に私達に言うことがあるんじゃない?……社長と話してた事とか」

小鳥「そうですよー。私達は全員で『765プロ』なんですから、隠し事は無しにしましょう?」

P「…………」

一同「「「……………」」」

P「……そっかー、しょーがないなぁ。言っちゃうかー!えー、俺、いやワタクシは今週をもって765プロを辞める事になりましたー!」

律子「…………」

貴音「……!」

P「とりあえず、仕事の依頼は今まで通り律子に任せて、これから一週間は身の回りの整理になるだろうから、俺が辞める前に別れの言葉はちゃんと済ませといてくれよー?」

P「……じゃ、今日は一足先に帰らせてもらうよ。皆お疲れ様ー」

律子「……お疲れ様でした」

一同「「「…………」」」

貴音「……」





793以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [sage] :2012/02/24(金) 22:21:04.54 ID:fA8mawgU0


――プロデューサーの自室

P「はー……悔しいなぁ……あと少しだったんだけどなぁ……」

rrrrrrrrrr

P「ん?電話か?律子から、か……」

ピッ

P「もしもし、どうした?こんな夜中に」

律子「どうして……?どうして帰ったんですか……?私は……」

P「どうしてもこうしてもないだろ。皆、言ってたぞ「リストラプロデューサーはさっさと消えろ」って。口に出さなくても皆の目がそう言ってた」

律子「逃げるんですか?途中で投げ出してるって自分でも解ってる筈でしょう!?」

P「……どうだかな。ひょっとしたら765プロから離れられた事を喜んでるかもなぁ。とにかく皆が辞めろって言ったんだったら辞めるしかないだろ」

律子「馬鹿!」

P「……じゃ、切るぞ。なんか急に眠くなってきた。久しぶりにぐっすり眠る事にするよ。おやすみ」

律子「プロデューサー!!」

ブツン、ツー……ツー……ツー……ツー……

律子「プロデューサー……私は……私は……」





807以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [sage] :2012/02/24(金) 22:51:38.02 ID:fA8mawgU0


――それから一週間が経つのはあっという間だったような気がする。
プロデューサーは毎日事務所に顔を出し、机やロッカーの私物を整理して足早に帰っていった。
その間、プロデューサーに声をかけるアイドルは誰も居なかった。
勿論プロデューサーが声をかけても誰もそれに答える筈も無く、プロデューサーは最後まで嫌われ、孤独であり続けた。
私は自分の仕事が終わるとプロデューサーの元へ行き、仕事の引き継ぎや能率の良い方法、アイドル達の改善点を教わった。
少しでもプロデューサーの仕事を学ぼうと、意思を継ごうと、そしてプロデューサーと一秒でも長く居ようと。

なぜあの時自分の本音をぶつける事が出来なかったのか。一言だけでも気持ちを伝える事が出来たなら……そんな後悔が今でも心に纏わりついて離れない。

そしてプロデューサーがプロデューサーである最後の日がやってきた――

P「じゃあみんな。俺は今日で765プロを卒業して普通のファンに戻ります!」

一同「「「……………………」」」

P「出来るなら、765プロが無くなる最後の日まで皆と一緒に仕事を続けたかったけれど、クビと言われりゃしょうがない!」

律子「…………」

P「律子は優秀だからな、俺がいなくなっても皆が路頭に迷うことは無いだろう。律子!ちゃんと皆お前を頼りにしてるんだ、期待に応えてやれよ!」

律子「はい……」

P「……それじゃ、皆。これで本当にお別れだな。プロデューサーじゃ無くなっても俺は皆を応援してるからな!」

一同「「「……………………」」」

――こうして、僅かな荷物を手にプロデューサー……あの人は去っていった――





808以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [sage] :2012/02/24(金) 22:55:15.09 ID:w+Bo1N490



              ____    __
       ,ィ二二lフ´: : : : : : : : : : ` .くヽ \
      ,イ/三ミ/: : : : : : : : : : : : : : : : \ヽ,l_
    /j-ヘ´ ̄: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :\ノヽ
   / /|  ハ: : : : : : : l: : : :/: /|: : : : l: : : : : : :ハ\\
  ∨/: レ-┘: : : : : : l--/|,,/_ !l: : : :|: l: : :l: : : :'.___l/
    |: : : : : : |: : : : :l: |_/,.=ニ l/、::/ノ ̄ ̄`ヽ、―ニ 二
    l: : : : : : |: : : : ::l/ /,fV/':::::/ ´`ヽ _  三,:三ー二
    l: : : : : : l: : : : : l. {  {トi .ノヽ--/ ̄ ,
.    ',: : : : : :∨ : : : ',  ミ }  ...|  /!/
     ! : : : : : ∨: : :ハ'''  」_}`ー‐し'ゝL _
     l: : : : : : : ∨: : : ',  _,:ヘr--‐‐'´}    ;ー------
     |: :,l: :/l: : : :>、l\|_  、,,ノ`ヾ:::-‐'ーr‐'"==-
    厶' l/ |/ ̄`ヽ \_,イハ ̄ : : :/: //
       /     ', / 〉ト、l`ヽ/| : /
      /         レ ,'ノ   ハ //
       /        l ハ |l   l
.     /   l      !/ll|/l   _}
     /    l__>イ/‐'//-‐''"l







809以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/24(金) 22:58:39.20 ID:iRUV88zY0


やめて!その子悪く……
普通に悪かったわ、やっちまえ





816以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [sage] :2012/02/24(金) 23:07:54.18 ID:fA8mawgU0


伊織「にひひっ、これで邪魔者がいなくなったわね!清々したわ!」

真美「や→ったやった→!これで真美達のお金が無駄に減らずに済むんだよね→!」

亜美「それってチョーうれC→!!」

雪歩「次のプロデューサーさんはもっと優しい人が来てくれたら嬉しいですぅ」

あずさ「そうですね、今度のプロデューサーが運命の人なら嬉しいけど……ふふっ」

春香「それにしたって聞いた?「律子!皆お前を頼りにしてるんだ、期待に応えてやれよ!」だって〜。恥っずかし〜!」

やよい「うっうー!なんていうかプロデューサーさんが言っても、説得力が無かったような気がしますー!」

一同「「「アハハハハハハ!!」」」

小鳥「まぁとにかく……次のプロデューサーが現れるまでは頼りにしてますからね!」

律子「…………」





821以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [sage] :2012/02/24(金) 23:13:10.27 ID:13SkChgT0


こういうSSが好きな奴はドM


私です





824以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [sage] :2012/02/24(金) 23:13:38.20 ID:YiAnvi4C0


765プロ壊滅、公開した時には時既に遅しENDでおなしゃす





827以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [sage] :2012/02/24(金) 23:17:13.12 ID:fA8mawgU0


真「そうだね!律子さんがいれば765プロ、バリバリフル稼働ですよ!」

美希「律子……さん!これからも美希達をどんどん引っ張っていって欲しいの!美希、すっごく頼りにしてるの!」

響「そうさー!アイツがいなくなって765プロは更にパワーアップだぞ!ね?貴音もそう思うだろ?」

貴音「え……あ、そ、そうです……ね……」

小鳥「次の適任者が来るまでは、私もどんどん仕事を見つけてきますから、皆で団結して行きましょー!」

一同「「「おー!」」」

貴音「……おー」

律子「…………」(プロデューサー、これで……良かったんですか?ここまで言われて……)





828以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/24(金) 23:17:24.67 ID:iRUV88zY0


誰より765のアイドルを愛したこのPが復讐とかするわけない





844以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [sage] :2012/02/24(金) 23:35:15.83 ID:fA8mawgU0


――数ヶ月後、765プロ・事務所

rrrrrrrrrrrrr

ガチャッ
律子「もしもし、はい。解りました。ではスケジュールについてですが少々お待ちください」

律子「小鳥さーん!次の仕事の日取りなんですけど空いてる日はどうですかー?」

小鳥「えっ!ちょ、ちょっと待って……今、他のスケジュール表が……」バサバサッ!!

律子「ちょっと、何してるんですか!え、あっ。すみません。もう少々待っていただいて……えっ?もう頼まない?ま、待ってくださ……」

ブツンッ!!

律子「あー……」

小鳥「…………」





845以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [sage] :2012/02/24(金) 23:35:54.41 ID:fA8mawgU0


rrrrrrrrrr

小鳥「!あ、あら!!電話だわ、もしもし!765プロ……えっ伊織ちゃ、うちの水瀬が……?」

「お宅のアイドルがリハ中にレギュラー怒らせちゃってさー!収録がパーになっちゃったんだよ!どうしてくれんだよコレ!」

小鳥「え、えーと、今、責任者と変わりますので少々……」アセアセ

「もういいよ!お宅んトコのアイドルは二度と使わないから!」

小鳥「そ、それは……困」

ブツン!!ツー、ツー、ツー、ツー……

小鳥「…………」

律子「はぁ……もういいです。私が直接スタジオに謝罪してきますから」

小鳥「…………」





848以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/24(金) 23:38:31.46 ID:sakS95GDO


まあこうなるわな





853以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/24(金) 23:41:03.65 ID:uH/24bEc0


りっちゃんと貴音ェ…
ついでに社長





854以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/24(金) 23:41:09.50 ID:nb6rIMyj0


律子が可哀想だ





855以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [sage] :2012/02/24(金) 23:42:32.64 ID:fA8mawgU0


――某所、第一スタジオ

律子「この度は本当に申し訳ありませんでした!」

「あー、もういいよいいよ。そんなに頭下げられたってもう使う気無いから」

律子「……本当に申し訳ありませんでした。ほら!伊織も!」

伊織「申し訳ありませんでしたー。……フン」

「……はぁー、なんて言うかさぁ。765プロもだいぶ変わっちゃったねぇ。昔のプロデューサーだったら上手くやれてたのにさぁ。彼を見習って欲しいよ。ったく……」

律子「…………」





861以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [sage] :2012/02/24(金) 23:50:15.65 ID:fA8mawgU0


――その日の夕方、765プロ

伊織「ちょっと律子!一体なんなのよ!よりにもよってアイツに劣るなんてどうかしてんじゃないの!?」

千早「そういえば最近は前と比べて歌の仕事が減っているし……」

真「なんていうか他のスタッフさん達の視線が冷たいしさぁ……」

美希「律子……さん、なんだか前のプロデューサーさんより仕事が酷いなって美希、思うな」

貴音「美希、そんな事を言ってはいけません……彼女は人一倍頑張っているのですから……」

亜美「でもさ→そんな事言ってたら亜美達の仕事無くなっちゃうよ→!!」

真美「これじゃびんぼ→さんになってゲームも買えなくなっちゃう→!!」

一同「「「あーだこーだ!こーだあーだ!」」」





862以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/24(金) 23:50:25.33 ID:f+W8kz2R0


Pにはアイドルの実力を見極めて伸ばすことはできても
人間性を改善させることはできなかったからな





871以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/24(金) 23:54:38.24 ID:1DW0yLX30


おい律ちゃんは悪くないだろマジやめて・・・





872以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/24(金) 23:56:02.91 ID:aGKs6ZU/0


律子が入院してしまう





873以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [sage] :2012/02/24(金) 23:57:04.42 ID:fA8mawgU0


高木「やめたまえ君達!!今は嘆いている時じゃないだろう!」

春香「で、でも〜……」

律子「……の?」

一同「「「?」」」

律子「……あんた達、自分が何したか解ってるの?」

貴音(!)

高木「あ、秋月君!それは……」

律子「プロデューサーが穀潰し?気楽にショッピング?あなた達がそう言ってる間、あの人がどれだけ外を駆けずり回ってると思ってるの?」





887以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [sage] :2012/02/25(土) 00:02:39.68 ID:9X38R+MI0


律子「雨の中、スーツがずぶ濡れになってやっとたった一つの仕事を見つけて!」

律子「あなた達が収録中にやらかしたヘマ埋めるために必死に頭を地面に擦りつけて!」

律子「961プロに土下座までして合同ライブを企画して!」

律子「それを何よ!961プロに情報を売った?765プロから寝返った?」

律子「あなた達がアイドルとして成功するのだけを夢見て、あの人は、自分を殺して……あの人は……あの人は……」

一同「「「……………」」」





898以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [sage] :2012/02/25(土) 00:15:32.92 ID:9X38R+MI0


美希「……美希ね、最初から知ってたんだよ?プロデューサーさんが実は皆のために一生懸命頑張ってたの。だけど皆はそれを知らないで……」

春香「ちょっと美希!急に何言いだすのよ!「早くやめればいいのに」って言ってたの美希じゃない!」

美希「それは皆に合わせないといけないから仕方なく言ってただけなの!美希ホントはそんな事言いたくなかったんだもん!」

千早「それに春香だってプロデューサーが自分の下着を盗んでとか言ってたじゃない」

春香「千早ちゃんまで!……じゃあ「生理的に受け付ける」とかどうとか言ってたのは誰よ?」

千早「「受け付けるかは別」って言ったじゃない?何を聞き違えてるのかしら?それより小鳥さん、言ってましたよね?帰る時に「あの人と一緒の空間に二人きりなんて無理だ」って」

小鳥「そ、それは……ハッ!ま、真ちゃんはどうなの!?電話口で開口一番に「げっ」って言ったらしいじゃない!」

真「うえぇっ!?それは……男の人の声が急に聞こえたりしたらそうなりますよ!というか酷いですよ律子さん!最初から知ってたのに僕たちには黙ってたんですよね!どうしてですか!」

雪歩「信じてたのに……『仲間』じゃなかったんですかぁ……はうぅ……」

一同「「「やいのやいの」」」





899以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [sage] :2012/02/25(土) 00:16:27.17 ID:d4SKjB3e0


やべえこいつらクズすぎるwww





900以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/25(土) 00:17:03.98 ID:m5LBebTz0


争え・・・もっと争え・・・





905以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/25(土) 00:17:56.67 ID:DkUKLRyX0


これはひでえ…





909以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/25(土) 00:18:50.58 ID:OcephML70


混乱してきた
P自身から話されて知ってたのは社長、律子
個人で勘付いていたのが美希、千早
分岐前に追加されたのが貴音で合ってる?





914以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [sage] :2012/02/25(土) 00:22:33.04 ID:d4SKjB3e0


>>909
このルートの場合は、本当に知ってたのは社長、律子で後に気づいたのが貴音
美希と千早は自己の保身のためだけに取り繕っただけの真性のクズかと





910以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [sage] :2012/02/25(土) 00:19:52.99 ID:9X38R+MI0


あずさ「そうですよー。初めから解ってたのなら隠し事にしちゃダメよー。……もしかしたら運命の人だったのかもしれないのに……」

伊織「そ、そうよ!!元はと言えば隠してた律子が悪いんじゃない!」

一同「「「ギャアギャア」」」

律子「…………」

ダッ!!

貴音(!)

高木「秋月君!どこへ行くんだね!」

一同「「「やいのやいの」」」





911以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/25(土) 00:20:38.73 ID:0xqJcZPx0


りっちゃんとPが結婚するしかないね





934以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [sage] :2012/02/25(土) 00:35:34.56 ID:9X38R+MI0


――その日、私は765プロに戻らなかった。
次の日からは普段通り、事務所に顔を出してみたものの、見えないけれど確実にそこにある溝によりアイドル達は日を追うごとに互いにギクシャクしていくのが目に見えて解った。
そして一人、また一人と765プロを去り、ついに……――

律子「ここに来るのも何年ぶりかしら……」

――壁紙や備品は取り除かれ、無骨なコンクリートがむき出しになった廃ビルに私はいた。
何か目的があった訳ではない。ただかつてあの人、売れないけれど互いに信頼し合っていた765プロのアイドル候補生達の面影を少しでも求めてやってきたのかもしれない……
結局、三十分程窓から見える景色を眺めた後、私はかつての仕事場を後にした。
ただ、交差点のスクリーンや商店街の売れないアイドルを見る度に私はいつも思う。
どこで間違ってしまったのか。あの人の行いは全部が全部正しかったのか……そして――

―律子……?律子じゃないか!久しぶりだなぁ!元気にしてるか?―

律子「っ!?プロデュー……」

「ガヤガヤ」「ワイワイ」「ペチャクチャ」

律子「……気のせい、よね……」

――決して消えない、消したくない、けれど心の何処かで忘れたいと願うあの人の声が聞こえる。
聞こえる筈が無いのに。あの人が今どこにいるのかも解らない。そんなあの人の声が聞こえるのだ――








945以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/25(土) 00:37:28.32 ID:6lYoLRdd0


乙。これも一つの終わり方なんだろうけど・・・やっぱハッピーエンドが一番だわ





947以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [sage] :2012/02/25(土) 00:38:15.99 ID:3D4iCvuO0


泣いた赤鬼が泣いたままだったという





952以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/25(土) 00:39:28.04 ID:QZxEPDGz0


正直もっとドン底まで落ちてくれてよかった

何にせよ乙





993以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/25(土) 01:55:25.79 ID:OcephML70


春香「でも…あの付き合い方がプロデューサーさんの望みだって分かってるけど」

千早「ええ。あえてああいう態度を取るという事は、軌道に乗ったら辞めてしまうでしょうね」

小鳥「熱心なファンの方だったものね。あなた達が駆け出しの頃からの…」

春香「…私は、ずっとここに居て欲しいよ」

小鳥「春香ちゃん、あの人はここまで765プロを立て直してくれたのよ。
私達のワガママに付き合わせちゃうのは酷というものよ」

春香「そうですよね…って、私『達』?」

千早「皆、気持ちは同じなのね…そういえば春香、美希以外にこの事を知ってる人は居るの?」

春香「んーっとね、真と貴音さん、あずささんは違和感を覚えて調べて真っ先に知って、
響は、いぬ美が脱走した挙句雪歩を追い回して、その先がちょうどあの人の仕事現場だったんだって」

千早「えっ…、亜美と真美、伊織とやよいはあの人をストーキングしたから知ってるって…
律子はあの立場だから社長と一緒に真っ先に知らされてるわよね」

春香「…」

千早「…」

小鳥「…パーフェクトね」





994以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/25(土) 01:56:40.36 ID:OcephML70


春香「私、亜美だけは知らないと思ってた。だって唾コーヒーだよ?あれは引いたな」

千早「あれは、どこから間違った知識を仕入れたのか本人は『ご褒美』だと思い込んでたらしくて…」

春香「そうだったんだ…」

千早「ともあれ、全員知っているのなら変に気を遣う必要は無いわね」

春香「うん、いつも通りの態度で居てあげればいいんだよね」

小鳥「…プロデューサーは実はドMだった、で一つ出来そうね…」

千早「音無さん?」

小鳥「ふわっ!?な、何でも無いわよ?」

千早「?」





995以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/25(土) 01:57:13.04 ID:OcephML70


春香「…うん、そうだよね」

千早「春香?」

春香「小鳥さんの言うとおりだよ、プロデューサーさんがここまでしてくれたんだもん。
私達が頑張れなくてどうするのって話だよ」

千早「…ええ、そうね。大丈夫、あの人はまた別の場所からいつでも私達を見ててくれる」

小鳥「あたしのことも…覚えてくれてるといいなぁ」

────────

─────

───
──

-

そして、半年後の今日も、765プロは順風満帆。
見ててくれますか、プロデューサーさん。私達、今もすっごく輝いてますよ!

終われ



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短SS765プロ

(11)

AFTER P「美希がアイドルを辞めてもう1ヶ月か…」

BEFORE P「今日って確か……」千早「……!」

えっ
最終的にハッピーエンドなの?
[ 2012/07/28 16:07 ] [ 編集 ]
途中から分岐がよーわからん
[ 2012/08/06 22:12 ] [ 編集 ]
アイドル達がクズなSSは見てて心をえぐられるなぁ・・・
でも、全員納得エンドがあってよかったわ
[ 2012/09/27 03:11 ] [ 編集 ]
これはルート分岐前からアイドルたちに嫌われる根拠が薄すぎる

元ファンより、過去になにかしらあってアイドルと仲良く
するのを恐れてるって設定のほうがよかったな
[ 2012/09/27 21:32 ] [ 編集 ]
ギスギスしてるから共通の敵が必要だってーのはわかるが
共通の敵がいなくなったらまたギスギスしそうな気もするぞ
[ 2012/09/28 01:11 ] [ 編集 ]
初めのオリジナルが一番質良く
ハッピーエンドだったな。
良い話だったわ
[ 2012/09/30 02:53 ] [ 編集 ]
律子や貴音、社長など、理由を知ってる人たちが本当のことを言えばPが退職することもなかったろうに
Pの意思を尊重してると言えば聞こえはいいかもしれんが、これはあまりに酷すぎるでしょ
[ 2013/02/02 21:38 ] [ 編集 ]
Pは765プロの捨てゴマになっただけ
高木は知ってるのに切り捨てたクズ
[ 2013/05/22 22:16 ] [ 編集 ]
社会人なんてみんな社会の捨て駒だろうが
[ 2013/12/03 12:32 ] [ 編集 ]
最初のビターエンドが一番良かったわな
[ 2014/02/19 02:30 ] [ 編集 ]
もう誤解解くのは無理でしょ
更散々やってきちまった以上貴音とか小鳥みたいにたまたま現場みて自分なりに確信を得なきゃ綺麗に誤解はとけない
真実知ってる人が皆に説明しても庇ってるような勘違いされるかもしれないし皆が理解してもそれはそれで皆ショック受けるだろうし何より律子の立場その他いろいろよろしくない
結果として超ご都合糞endか一部理解endしかあり得ない
最初のendは苦すぎないしちょっと甘いおとしどころとしてはかなり良い出来だと思う
ただ何よりも765は皆ワガママだけどいい子なのでもともとこうはならないと思う
[ 2014/06/18 08:24 ] [ 編集 ]
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伊織「ほんっと使えないわね、あのプロデューサー」

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