2014
09/14
日
2 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga] :2014/09/14(日) 12:38:44.46 ID:UbP8rzIL0
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3 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga] :2014/09/14(日) 12:41:02.92 ID:UbP8rzIL0
P「どう、とは?」
静香「何か感想を聞かせてください」
P「俺は素人だけど……それでもいいか?」
静香「それでも聞きたいです」
P「わかった。そうだな……」
静香「はい」
4 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga] :2014/09/14(日) 12:42:30.35 ID:UbP8rzIL0
P「まぁ、よかったと思うよ」
静香「何か引っかかる言い方をしますね」
P「照れくさいんだよ、こういうのは」
静香「ふふっ」
P「あ、おい、笑うなよ」
静香「素直じゃないですね、プロデューサー」
5 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga] :2014/09/14(日) 12:43:59.91 ID:UbP8rzIL0
P「それはこっちの台詞だよ」
静香「それ、どういうことですかっ」
P「言葉通りの意味だ。感想の続き、いいか?」
静香「はい、お願いします」
P「素人目線で言うなら、とても素晴らしいの一言に尽きるな。ミスもほとんどしなかったし」
静香「ありがとうございます」
6 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga] :2014/09/14(日) 12:45:58.08 ID:UbP8rzIL0
P「まぁ、本格的な意見が欲しいならトレーナーさんに聞いてくれ」
静香「わかってます。プロデューサーにそういうのは期待していませんから」
P「ちょっと傷つくからやめてくれ」
静香「ふふっ、すみません」
P「そろそろ、戻るか」
静香「はい」
7 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga] :2014/09/14(日) 12:47:13.57 ID:UbP8rzIL0
P「あ、そうそう言い忘れてた」
静香「なんですか」
P「事務所でお前の誕生日パーティーやるから。サプライズで」
静香「えっ」
P「驚くことないだろ。お前だって劇場の仲間の一人なんだから」
静香「嬉しいです。……じゃなくてですね」
8 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga] :2014/09/14(日) 12:48:33.99 ID:UbP8rzIL0
P「うん? どうかしたか」
静香「あの、聞きたいことが」
P「おう、どうした」
静香「サプライズだって、バラしていいんですかっ」
P「あー、うん。だって、ぶっちゃけ気付いてたでしょ、誕生日パーティーやること」
静香「はい。今朝、未来が挙動不審だったので」
9 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga] :2014/09/14(日) 12:51:14.62 ID:UbP8rzIL0
P「普通わかっちゃうよね」
静香「とてもわかりやすかったですよ」
P「そこが未来のいいところだと思うけどな」
静香「そうですけど……もうちょっとしっかりしてほしいです。プロデューサーも、ですけど」
P「え、俺も」
静香「そうですよ」
P「相変わらずキツい評価ありがとう」
静香「どういたしまして」
10 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga] :2014/09/14(日) 12:52:35.46 ID:UbP8rzIL0
P「なんていうか、柔らかくなったよね」
静香「えっ」
P「初めて会った時は、こっちの話なんて聞いてくれない感じだったのに」
静香「あ、あの時は生意気言ってすみませんでした」
P「いや、いいよ。あれはあれでかわいかった」
11 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga] :2014/09/14(日) 12:54:11.70 ID:UbP8rzIL0
静香「は、はいっ。な、なにを言ってるんですかっ!」
P「いや、昔の静香もかわいいと」
静香「ちょ、ちょっと、や、止めてください。なにかの嫌がらせですかこれっ」
P「かわいいって言うことがどうして嫌がらせになるんだ……」
静香「と、とにかく、やめてくださいっ」
P「そこまで言うなら」
12 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga] :2014/09/14(日) 12:55:17.58 ID:UbP8rzIL0
静香「はぁ……まったく」
P「あ、そうそう」
静香「なんですか」
P「はい、これ」
静香「これは……」
P「誕生日プレゼント。あ、饂飩じゃないから」
静香「えっ」
P「何故驚く」
13 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga] :2014/09/14(日) 12:56:45.97 ID:UbP8rzIL0
静香「じょ、冗談ですよ」
P「本当に冗談か?」
静香「……少しは期待してました」
P「おい、女の子がそれでいいのか」
静香「好きなんだから仕方ないじゃないですかっ」
P「うん、そうだね」
静香「投げやりですね」
14 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga] :2014/09/14(日) 12:58:11.57 ID:UbP8rzIL0
P「まぁ、ともかく開けてみてよ」
静香「はい。これは」
P「ネックレスだな」
静香「あの、これ高いんじゃ……」
P「そんなに高くないよ」
静香「意外です」
P「なにが?」
15 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga] :2014/09/14(日) 13:00:26.46 ID:UbP8rzIL0
静香「プロデューサーは、もっとこう子どもっぽいものを選ぶと思っていました」
P「だって、静香言ってたじゃん」
『プロデューサーも、もう私のことを子ども扱いしないで下さいね。約束、ですよ?』
P「ってさ」
静香「そういえば……」
P「だから、なるべく大人っぽいデザインを選んでみた。お気に召してくれたか?」
静香「はいっ」
P「よかったよ。もうちょっとで事務所に着くな」
17 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga] :2014/09/14(日) 13:01:24.28 ID:UbP8rzIL0
静香「……あの、もう一つ誕生日プレゼントが欲しいんですけど、いいですか?」
P「なに? 饂飩?」
静香「違いますっ。饂飩から離れて下さい」
P「饂飩好きだろ?」
静香「好きですけど、饂飩じゃないですっ」
18 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga] :2014/09/14(日) 13:02:29.72 ID:UbP8rzIL0
P「まぁ、なんにしても今日中に用意するのは難しいぞ」
静香「大丈夫です」
P「えっ」
静香「だって、私が欲しいのはや、やや……」
P「焼きそば?」
静香「違いますっ。それなら饂飩にします……じゃなくてっ」
P「落ち着け」
19 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga] :2014/09/14(日) 13:03:40.78 ID:UbP8rzIL0
静香「プロデューサーのせいですよ、もうっ」
P「ははっ、すまん」
静香「そ、それでですね、私が欲しいのはですね」
P「うん」
静香「や、約束、なんです」
P「約束?」
20 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga] :2014/09/14(日) 13:04:41.43 ID:UbP8rzIL0
静香「は、はいっ、や、約束が欲しいんですっ」
P「どんな?」
静香「こ、これからもずっと私と一緒にいるって」
静香「ダメ、ですか」
P「ダメなわけないさ」
静香「あ、か勘違いしないで下さいよ。今さら別のプロデューサーに変わっても困るだけだからなんですからねっ。それだけなんですからねっ」
P「わかってるよ」
21 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga] :2014/09/14(日) 13:06:01.72 ID:UbP8rzIL0
静香「本当にわかってるですかっ。勘違いしてないですかっ」
P「してないから落ち着け。顔が真っ赤だぞ」
静香「ううっ。と、とにかく、責任とって最後までよろしくお願いしますね?」
P「もちろん」
23 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga] :2014/09/14(日) 13:08:52.84 ID:UbP8rzIL0
静香「プロデューサー」
P「ん?」
静香「いつも生意気なこと言っちゃうけど、これからもよろしくお願いします」
P「こちらこそよろしく」
静香「はいっ」
P「あ、そうそう、事務所に入る前に」
P「お誕生日おめでとう、静香」
24 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga] :2014/09/14(日) 13:09:57.29 ID:UbP8rzIL0
終わり。
駄文失礼いたしました。
もがみん誕生日おめでとう!
転載元:静香「もう一つのプレゼント」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1410665834/
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