2013
12/20
金
1 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga] :2013/12/20(金) 01:55:02.73 ID:Kx+lHJzB0
シンデレラジオの外伝です
例によって、今回だけでも見れるのでよければどうぞ
3 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga] :2013/12/20(金) 01:57:08.73 ID:Kx+lHJzB0
杏「あー、寒い寒い」

杏「北海道生まれだから寒いのには慣れてるとかそんなのないから、ホント」
杏「早く暖かい事務所に戻りたい…」
杏「ただいまー」ガチャ
飛鳥「……」

杏(…なんか知らない人が窓の外見ながら黄昏てるんだけど)
杏「もしもーし?」
飛鳥「…ん、あぁ、ごめん。ここの人かい?」
杏「そうだよー。そっちは?」
飛鳥「今日からここでアイドルとして働くことになったんだけど…」
杏「あー、なるほど。プロデューサー、まーた見境もなく新しい子をホイホイと」
飛鳥「?…どういうことだい?」
杏「ウチのプロデューサーは、目に付いた子を片っ端からスカウトして拉致してくるんだよ」
飛鳥「フフ…拉致、ね。ボクも最初に声をかけられた時は少し驚いたかもね」
前回
杏・輝子・小梅のシンデレラジオ 第35回」
外伝
菜々「ここはシンデレラ商店街」
シリーズスレ
杏・輝子・小梅のシンデレラジオ
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4 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga] :2013/12/20(金) 01:58:48.35 ID:Kx+lHJzB0
飛鳥「片っ端から…と言っていたけど、この事務所には何人アイドルがいるんだい?」
杏「えーと…180ぐらいだっけ?」
飛鳥「百っ……流石に驚いたな」
杏「全員集まったら事務所に入らないっていうね」
飛鳥「確かに…この広さで全員が入るのは無理があるね」
杏「そのうち、どっかに引っ越したりするのかなぁ」
飛鳥「ボクはその辺りはよく知らないけど…もう少し広い方が便利かもしれないね」
杏「ねー。…あー、で、そうそう自己紹介がまだだったね」
飛鳥「あぁ、そうだったね。こういうのは後輩であるボクが先に言うべきなのかな?」
飛鳥「はじめまして、ボクは二宮飛鳥。14歳だよ」
杏「双葉杏だよー。これでも17だよー、よろしくー」
飛鳥「ん…双葉…杏…?」
杏「お、杏の事知ってた?」
飛鳥「もしかして…あの、ラジオの?」
杏「あー、そっちでかぁ。そうだよ、ラジオの」
飛鳥「驚いた…いきなり大物と遭遇するなんて」
杏「いや、別に大物ではないと思うけど」
5 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga] :2013/12/20(金) 02:00:32.96 ID:Kx+lHJzB0
杏「にしても、ラジオで知ったって、また微妙にレアだねぇ」
飛鳥「テレビは殆ど見ないけど…ラジオはよく聴くからね」
飛鳥「たまたま耳にして、随分変わった番組だなと思っていたんだよ」
飛鳥「パーソナリティの正体が、まさかこんなに可愛らしい子だったなんてね」
飛鳥「しかもボクより3つも上とは…うん、ここに来てやっぱり正解だったかな」
杏「どゆこと?」
飛鳥「退屈しなさそうだな、と思ってね。非日常って感じで、凄くいいと思わないかい?」
杏(あ、この子中二だ)
杏「あー、家と学校は退屈だー、みたいな?」
飛鳥「そう、そうなんだよ。杏さんは分かってくれてるみたいで嬉しいよ」
杏(間違いない、中二だ。蘭子とは違うベクトルの)
飛鳥「もしかして、今、ボクの事を痛いヤツって思ったかい?」
杏「うん」
飛鳥「フフ、随分と正直なんだね」
杏「まぁ、別ベクトルで似たようなのがウチにいるからねぇ」
杏「それ以外にも変わり者は山ほどいるし」
飛鳥「へぇ…それは興味深いね」
6 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga] :2013/12/20(金) 02:03:02.45 ID:Kx+lHJzB0
飛鳥「そういえば、ラジオは確か3人でやっていたね。あとの2人は今日はいないのかい?」
杏「んー?そろそろ帰ってくるんじゃない?」
小梅「お、お疲れ様です…」ガチャ

輝子「フヒヒ…た、ただいま…」ガチャ

杏「うん、素晴らしいタイミングだ」
小梅「え…?」
輝子「ど、どういうこと…?」
杏「ほい、ニノさん、この二人が今言ってたあとの2人だよ」
飛鳥「それは分かったけど…その前に、今の『ニノさん』って言うのはなんだい?」
杏「二宮だから、ニノさん」
飛鳥「…なるほど」
杏「普通に飛鳥でも、超必殺飛鳥文化アタックでもいいけど」
飛鳥「後者は長すぎて呼ぶのも一苦労じゃないかな?」
杏「冗談冗談。まぁ、適当に使い分けさせてもらうよー」
飛鳥「よっぽど変なあだ名じゃなければ、ボクからは何も言わないよ」
小梅「え…えっと、杏さん…?」
輝子「フヒ…こ、この人は…どなたでしょう…」
杏「あぁ、ごめんごめん」
7 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga] :2013/12/20(金) 02:04:42.07 ID:Kx+lHJzB0
小梅「な、なるほど…新しい人…だったんだね…」
輝子「プロデューサー…そういえば、静岡に行くとか…言ってたね…」
杏「そうそう、そこでまた新しい子をお持ち帰りしてきたんだよ」
小梅「え、えっと…白坂小梅です…13歳…です。よろしくお願いします…」
輝子「フヒ…ほ、星輝子…15歳…。よ、よろしく…」
飛鳥「小梅に輝子だね、よろしく」
輝子「お近づきの印に…キノコを、どうぞ…フヒヒ」
飛鳥「キノコ…?…よくわからないけど…頂いておくよ」
小梅「あ…じゃ、じゃあ、何か…温かい飲み物…入れてくるね…」
輝子「私も…手伝うよ」
飛鳥「ありがとう。ただ…申し訳ないけど、お茶は苦手だからそれ以外でお願いしてもいいかな?」
小梅「お茶…苦手なの…?じゃ、じゃあ…コーヒーで…いい…?」
飛鳥「うん、それなら問題ないよ」
小梅「わ、分かった…少し…待っててね…」
杏「お茶が苦手とは変わってるねぇ。あの子が聞いたら何て言うか」
飛鳥「ん、あの子?」
9 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga] :2013/12/20(金) 02:06:41.86 ID:Kx+lHJzB0
茜「お疲れ様です!!!!」バンッ

飛鳥「!?」
杏「お、またしてもグッドタイミング」
杏「茜お疲れー、あと、もう少し声小さくして、扉もゆっくり開けようね」
茜「あ、そうでした!いつもの癖で!!」
茜「ふぅ、今日も暑いですね!!」
杏「うん、もう12月も終わろうとしてるよー」
茜「こういう時に飲む、冷たいお茶が最高に……おや?貴女は?」
杏「お、やっと気付いた。この子は新人の子だよー」
飛鳥「…はじめまして」
茜「なんと、そうでしたか!!はじめまして、日野茜です!!!」
茜「お茶と走る事が好きです!!よろしくお願いします!!」
飛鳥「えっと…二宮飛鳥だよ。髪を弄るのと…ラジオを聴くのが好きかな。よろしくね」
飛鳥(…ん?今、お茶が好きって…。もしかして…)
杏「あー、もしかしてこれ、エクステなの?」
飛鳥「ん、そうだよ。ささやかな抵抗ってヤツさ」
杏(校則的な意味でなんだろうか)
杏「なるほどねー…びよんびよん」
飛鳥「こらこら、人のエクステで遊んではいけないよ」
10 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga] :2013/12/20(金) 02:08:45.73 ID:Kx+lHJzB0
小梅「あ、茜さん…お帰りなさい…」
茜「あ、小梅さんお疲れ様です!」
小梅「い、今…コーヒーを淹れてるけど…の、飲む…?」
茜「ありがとうございます!ですが、今ちょっと暑いので冷たいお茶を飲もうかと思いまして…!」
小梅「あ…う、うん…分かった…」
茜「飛鳥さん!よかったら友情の証に一緒にお茶を飲みますか!?」
飛鳥「随分と出来るのが早いんだね、友情の証」
飛鳥「あと、申し訳ないけどお茶は苦手で…あっ」
飛鳥(しまった、つい)
茜「な……なっ……!」ガクガク
飛鳥「えっと…茜、さん?」
飛鳥(もしかして、怒らせてしまっただろうか)
茜「なんということでしょうー!!」ガクゥ
飛鳥「えっ」
茜「こんなに美味しいお茶が苦手だなんて…!いえ、しかし、人に苦手なものを押し付けるのは…!」
茜「私は…私は…どうすればー!!」
飛鳥「…困ったな」
杏(面白いから放って置こう)
11 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga] :2013/12/20(金) 02:11:34.15 ID:Kx+lHJzB0
飛鳥(仕方ない、ここはボクが折れるべきか…)
飛鳥「いや、こちらこそ、何も考えずに苦手だなんて言ってしまって」
飛鳥「お茶、一口もらっていいかな?」
茜「あ…あ…飛鳥さーーーーーん!!」ムギュ
飛鳥「うわぁ!?」
茜「ありがとうございます!ありがとうございます!」
茜「私、今、もーれつに感動しています!!お茶ですね、どうぞどうぞ!!」
茜「一口と言わず、全部飲み干しちゃって下さい!!!」
飛鳥(飲み干せって言われても…1.5リットルのペットボトルなんだけどな)
飛鳥「…じゃあ、少しだけ」ゴクゴク
小梅「お、おまたせ……あ、あれ…飛鳥さん、お茶…飲んでる…?」
輝子「ど、どういうこと…?」
杏「感動のドラマがあったんだよ」
小梅・輝子「?」
飛鳥「…ん、ありがとう」
茜「どういたしまして!!また飲みたくなったらいつでもどうぞ!!」
飛鳥「ん、分かったよ」
飛鳥(やっぱりこれは苦手だ…)
12 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga] :2013/12/20(金) 02:12:14.12 ID:Kx+lHJzB0
杏「んじゃ、小梅と輝子にコーヒーとお菓子用意してもらったし」
杏「飛鳥のプチ歓迎会といきますかね」
小梅「う、うん…そうだね…」
輝子「い、いいね…そうしよう…」
茜「それは素晴らしいですね!!」
飛鳥「ん、歓迎会を開いてくれるのかい?」
杏「まぁ、またその内、正式なのがあると思うけど、とりあえず杏達だけで先に」
飛鳥「そうか…うん、ありがとう」
小梅「あ、茜さん…また、隣…いい…?」
輝子「フヒ…わ、私も…」
茜「勿論です!!ゆっくり暖まっていってください!」
杏「あー、しまった、また隣を取られてしまった」
杏「んー、じゃ、杏は飛鳥の膝の上ー」ヒョイ
飛鳥「おっと…いきなりだね?ボクは茜さんほど暖かくないと思うけど」
杏「人肌は暖かいもんだよー」
飛鳥「…そういうものなのかな。ボクにはよく分からないけど」
14 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga] :2013/12/20(金) 02:13:38.21 ID:Kx+lHJzB0
小梅「え…えっと、それじゃあ…飛鳥さん…よ、ようこそ…CGプロに…」
杏「これからよろしくねー」
輝子「フヒ…よ、よろしく…」
茜「よろしくお願いします!!!!」
飛鳥「うん、こちらこそ、よろしく」
飛鳥(…ん、いつのまにかこんな和気藹々と…)
飛鳥(ボクは別にこんなことをするつもりはなかったんだけど…)
小梅「えへへ…や、やっぱり…茜さん、暖かい…」スリスリ
輝子「暖房要らず…フヒヒ」スリスリ
茜(あぁ、やっぱり可愛いです…!)
杏「お菓子うまー」モグモグ
飛鳥(……まぁ、これもボクにとって、一つの新しい世界、かな)
飛鳥(それにしても、小梅以外は全員年上みたいだけど…)
飛鳥(みんな、小柄だな)
おしり
転載元:杏「ニノさん」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1387472102/
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1387472102/
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▼返信コメ
そうか、このメンツだと飛鳥が一番身長高いのか
しかし聴いていたラジオのパーソナリティと一緒に仕事するようになるっていいな
しかし聴いていたラジオのパーソナリティと一緒に仕事するようになるっていいな
[ 2013/12/20 21:00 ]
[ 編集 ]
29257
▼返信コメ
一つだけ言えるのは、静岡でお茶が苦手だとすごく生き辛いと言うことだ
定食屋でほうじ茶でも水でもなく、この季節は熱い緑茶を出されるのが静岡県だからな
定食屋でほうじ茶でも水でもなく、この季節は熱い緑茶を出されるのが静岡県だからな
[ 2013/12/21 00:50 ]
[ 編集 ]
29263
▼返信コメ
まあ後で公式のままゆがssのままゆじゃないからアレみたいなナニをソレしなければ
パパっと書いていいんじゃない?
みんな興味あるしまあ多少(の見切り発車)はね?
パパっと書いていいんじゃない?
みんな興味あるしまあ多少(の見切り発車)はね?
[ 2013/12/21 02:28 ]
[ 編集 ]
29324
▼返信コメ
シリーズの一覧更新されてたけど、YUKI'Sキッチン抜けてない?
財前さんがラジオに出たときの質問への対応やパーソナリティーからどういじられるかが気になる
財前さんがラジオに出たときの質問への対応やパーソナリティーからどういじられるかが気になる
[ 2013/12/22 11:02 ]
[ 編集 ]
29333
▼返信コメ
※No.29261
自分は何となく伝わったけどな?
すっごく中途半端な方向に冷めてるみたいな、
「現実なんて大したことないんだよ」的な感じ。
語源としての中二病(厨二病じゃない方ね)に
近いんじゃないかな?
自分は何となく伝わったけどな?
すっごく中途半端な方向に冷めてるみたいな、
「現実なんて大したことないんだよ」的な感じ。
語源としての中二病(厨二病じゃない方ね)に
近いんじゃないかな?
[ 2013/12/22 20:44 ]
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もちと情報(二次創作含)出てから、ラジオ呼んでほしいなあ