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2013 05/02

P「アイドルンバ……か……」 




1 ◆cjitx1hLjk [saga] :2013/05/02(木) 19:35:12.54 ID:TbjjpPeuo


このSSは、

P「ハルルンバ……か……」


の、続編となります。
時系列的にはハルルンバ事故から3ヶ月後です。

無駄に長くなりますが、まったりお付き合い頂ければ幸いです。では、投下投下ー。









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2 ◆cjitx1hLjk [saga] :2013/05/02(木) 19:37:08.03 ID:TbjjpPeuo





       キキキ────────っ!?




               どん──────。







3 ◆cjitx1hLjk [saga] :2013/05/02(木) 19:37:47.21 ID:TbjjpPeuo




P「───────春香ぁぁぁぁっ!?」ガバッ



P「………はぁ……また、あの時の夢か…………」チラッ

ナノ「Zzz……」


P「5時………か………仕事に行こう………」





4 ◆cjitx1hLjk [saga] :2013/05/02(木) 19:38:22.51 ID:TbjjpPeuo





春香を失ったあの日から。



気付けば、3カ月が経っていた────。







5 ◆cjitx1hLjk [saga] :2013/05/02(木) 19:39:16.91 ID:TbjjpPeuo



──────事務所。


ガチャ


P「ふぅ…朝一番だと少し肌寒いな……」



カチリ

ガチャガチャ

P「?」

カチっ






6 ◆cjitx1hLjk [saga] :2013/05/02(木) 19:40:13.27 ID:TbjjpPeuo



小鳥「おはようございまーす」ガチャ


P「おはようございます」


小鳥「今日こそは一番だと思ったので鍵回しちゃいました……ふふっ」

P「タッチの差でしたけどね」


小鳥「そうなんですか?って昨日も夜遅くまで事務所に居ましたよね?」





7 ◆cjitx1hLjk [saga] :2013/05/02(木) 19:41:22.12 ID:TbjjpPeuo



小鳥「もしかして事務所に泊まり込んだわけじゃないですよね?」

P「ははは、ちゃんと家に帰りましたよ?」

小鳥「そうなんですか?それなら良いですけど……お茶でも淹れますね♪」スタスタ

P「あ、すいません」

小鳥「いえいえ♪」





8 ◆cjitx1hLjk [saga] :2013/05/02(木) 19:42:03.95 ID:TbjjpPeuo



響「はいさーい!」バンっ

P「おー、おはよう。早いな」

貴音「おはようございます」

P「おう貴音もおはよう」


響「ねープロデューサー?今日からフェアリーの旅番組のロケなんだよね?」


P「あぁ。俺は他のアイドルの事もあるから付き添えないけど……」




9 ◆cjitx1hLjk [saga] :2013/05/02(木) 19:42:59.10 ID:TbjjpPeuo



響「だからこれ!あげるっ!」つ

貴音「私からも餞別代わりに、これを」つ


P「な、なんだふたりとも……こ、これは……ルンバ?」


響「自分達の音声が入ってるんだっ♪」

貴音「貴方様の御側に置いて頂けますか?」


P「あ、あぁ……ありがとう」




10 ◆cjitx1hLjk [saga] :2013/05/02(木) 19:44:00.40 ID:TbjjpPeuo



響「じゃあ、自分達は美希を迎えに行ってくるから!」

貴音「そのまま空港に向かいますので、次にお会い出来るのは三日後ですね」


P「あぁ。美希の事、頼んだぞ」

響「なんくるないさ~!自分達完璧だからな!」

P「ははは。そうだな」

貴音「では、息災を」




11 ◆cjitx1hLjk [saga] :2013/05/02(木) 19:44:44.68 ID:TbjjpPeuo



P「おう。頑張ってな」


パタン


小鳥「あれ?今、響ちゃん達の声が聞こえた気が……?」

P「もう出て行きましたよ」


小鳥「そうなんですか?お茶入れちゃたんですけど……どうしましょうか……」




12 ◆cjitx1hLjk [saga] :2013/05/02(木) 19:45:33.50 ID:TbjjpPeuo



P「じゃあ、俺が……」


バンっ


真「おはようございまーす!」

やよい「おはよーございますっ!」

雪歩「お、おはようございますぅ」


P「おはよう。良いところに来たな」

小鳥「みんなおはよう♪お茶飲む?」




13 ◆cjitx1hLjk [saga] :2013/05/02(木) 19:46:16.73 ID:TbjjpPeuo



真「いただきます!」


小鳥「じゃあ私、自分の分淹れてくるから飲んじゃっててー♪」スタスタ


雪歩「………お、お茶飲んでる場合じゃ無いよ、真ちゃん」ぼそぼそ

真「あ……そうだった!」

やよい「うぅ…急がないと新幹線に間に合わなくなっちゃいますー……」




14 ◆cjitx1hLjk [saga] :2013/05/02(木) 19:47:05.94 ID:TbjjpPeuo



P「そう言えば真達は地方フェスだったな」

真「はい!」

雪歩「今日が西エリアで明日が南エリアですぅ」

やよい「だから、プロデューサーに渡しとこうかなーって」


P「?」






15 ◆cjitx1hLjk [saga] :2013/05/02(木) 19:48:18.75 ID:TbjjpPeuo



真「これですよ!これっ!」つ

やよい「昨日発売されたばっかりのほっかほかです♪」つ

雪歩「わ…私達の声が入ったルンバなんですけど……」つ

P「………」

雪歩「やっぱり……私の声の入ったルンバなんかいらないですよね…」しょぼん


P「い、いや、ありがたく使わせて貰うよ!」あたふた

真「やーりぃ!大切にして下さいね!」




16 ◆cjitx1hLjk [saga] :2013/05/02(木) 19:49:11.50 ID:TbjjpPeuo



P「お、おう。で、でもやよいは家で使えば良いんじゃないか?」


やよい「うぅ……その……電気代が……もったいないかなーって……」

P「ありがとう!一生大事にするよ!」キリッ

やよい「うっうー!じゃあ、プロデューサーあれ良いですかー?」すっ

P「お、じゃあみんなでするか!」すっ




17 ◆cjitx1hLjk [saga] :2013/05/02(木) 19:49:46.25 ID:TbjjpPeuo



やよい「はい、たーっち!」

ぱちん

全員「いぇい♪」

真「じゃあ、僕達はこれで!」

P「おう!頑張って来い!」



小鳥「あ……あれ?みんなは……?」




18 ◆cjitx1hLjk [saga] :2013/05/02(木) 19:50:34.76 ID:TbjjpPeuo



P「あ………」

バターンっ

亜美「おはおはーっ☆」

真美「ござござーっ☆」

伊織「まったく……もう少し静かに挨拶出来ないの?」

あずさ「うふふ、おはようございます~」

千早「おはようございます、プロデューサー」





19 ◆cjitx1hLjk [saga] :2013/05/02(木) 19:51:49.29 ID:TbjjpPeuo



P「おぅ、竜宮に真美と千早も一緒か」


律子「おはようございます。今日クインテッドに出るので」

P「おはよう、そう言えばそうだったな」

小鳥「みんなおはよう!こ、こ、こ、今度こそは、お茶飲んでもらうわよっ!?じゃあ、私自分の分淹れてくるから飲んでて!」ダダッ


みんな「……?」ぽかん





20 ◆cjitx1hLjk [saga] :2013/05/02(木) 19:52:40.95 ID:TbjjpPeuo



亜美「兄ちゃん兄ちゃん!」

真美「これあげる!」


P「ルンバか?」


亜美「な、なぜそれをっ!?」

真美「さては兄ちゃんはエスパータイプか!」

P「い、いやエスパータイプって……みんなからすでに貰ったんだが……」




21 ◆cjitx1hLjk [saga] :2013/05/02(木) 19:53:27.93 ID:TbjjpPeuo



あずさ「じゃあ、もう私達のは必要無いですか?」

P「いただきましょう」キリッ


千早「私のも貰ってもらえますか?す、少しうるさいかもしれないですけど……」


P(うるさい?)


律子「あ、あの、私のも……」

P「律子のもあるのかっ!?」




22 ◆cjitx1hLjk [saga] :2013/05/02(木) 19:54:06.07 ID:TbjjpPeuo



律子「えぇ、開発スタッフの中に私の熱烈なファンが居たみたいで……丁重に断ったんですけど……」


P「ははは。なるほど……伊織は?」


伊織「な、何よっ!?」

P「くれないのか?」

伊織「は、はぁ?何で私がアンタに…プレゼントなんか……」





23 ◆cjitx1hLjk [saga] :2013/05/02(木) 19:55:05.03 ID:TbjjpPeuo



亜美「おやおや~?」ニヤニヤ

真美「その背中に隠してるのはなんなのかな~?」ニマニマ

あずさ「あらあら~♪」

千早「ふふっ♪」


伊織「─────っ!?////」


律子「早くあげちゃいなさいよ…」




24 ◆cjitx1hLjk [saga] :2013/05/02(木) 19:56:16.18 ID:TbjjpPeuo



伊織「と、特別に伊織ちゃんのこのスペシャルなルンバもあげるわ!か、感謝しなさいっ!」


P「ははは」


伊織「なに、笑ってんのよっ!?」げしっ

律子「はいはい、じゃあ、みんな行くわよー」

みんな「はーい」

ぱたん


P「…………」ちらっ

ルンバどっさり




25 ◆cjitx1hLjk [saga] :2013/05/02(木) 19:57:14.73 ID:TbjjpPeuo



P「……と、言うかどこかのユニットについて行けば良かったな………」

小鳥「あ………あれ…………あれ?」じわぁ

P「……………」

P「……じゃあ、俺、営業行ってきます」しゅた


バタンっ


小鳥「…………」ぷるぷる

ガチャ

小鳥「───っ!プロ……」ぱぁぁぁ




26 ◆cjitx1hLjk [saga] :2013/05/02(木) 19:58:00.52 ID:TbjjpPeuo



社長「おはよう、おや?今日はアイドルの子達は居ないのかね?」


小鳥「……………おはようございます」

社長「そう言えば天海君は海外ロケに行ってると聞いたがどこの国に行ってるんだろうねぇ?」

小鳥「…………」

社長「その……お茶を入れて貰っても……良いかね?」

小鳥「ご自分でお入れになって下さいっ」ギロッ

社長「う……うむ………」

──────
────
──




27 ◆cjitx1hLjk [saga] :2013/05/02(木) 19:58:48.81 ID:TbjjpPeuo




P「スムーズに仕事が終わったから」


P「家でみんなから貰ったルンバの電源を入れてみたところ」



P「とんでも無いことになった………」





28 ◆cjitx1hLjk [saga] :2013/05/02(木) 19:59:20.97 ID:TbjjpPeuo



「自分に任せて置けば完璧だぞ!」ふぉぉぉぉん

「きゃぴぴぴぴーん☆」ふぉっふぉふぉぉぉん

「んっふっふー♪」ふぉっふぉっふぉぉぉん

「お掃除、がーんばっちゃいますっ!」ふぉぉん

「千早お姉ちゃんそんなとこで寝たら風邪引いちゃうよ?」ガシっガシっ

「………くっ」ふぉん




29 ◆cjitx1hLjk [saga] :2013/05/02(木) 20:00:06.31 ID:TbjjpPeuo



「面妖な……」ふぉん

「プロデューサー殿ったらこんなにちらかして……全く」ふぉふぉぉぉん

「ふぇぇぇぇぇん………」ふぉぉぉぉん

「何このせっまい家………ジャンバルジャンの部屋より狭いわよ?」くぎゅうん

「あらあら~?」スススス

「まっこまっこりーん☆」ふぉぉぉぉぉん

「うっうー!ぴっかぴかになりましたぁっ♪」ふぉっふぉん




31 ◆cjitx1hLjk [saga] :2013/05/02(木) 20:01:02.34 ID:TbjjpPeuo



「ちょっとどこ行くのよ、あずさっ!?」ふぉぉぉん

「あっ!ここは亜美がしようと思ってたのにぃっ!?」ふぉん

「あんたに任せてたら終わらないでしょうが!」ふぉふぉぉん

「如月千早、心で歌うのです」ガスっガスっ

「目と目が逢うぅぅぅ」ふぉふぉぉん

「わ、私なんか穴掘って埋まってますぅぅぅ」ふぉぉぉん

「ちくわ大明神」

「うぎゃぁぁっ!?自分とした事が……」ふぉん

「誰だ今の」





32ほめ言葉すぐる [saga] :2013/05/02(木) 20:02:09.89 ID:TbjjpPeuo





P「足の踏み場が無い……」


P「と言うかこの状況でも寝てるナノが凄い」



ナノ「Zzz………」






33 ◆cjitx1hLjk [saga] :2013/05/02(木) 20:02:53.45 ID:TbjjpPeuo





────こうしてアイドルンバ達との生活が始まった。


     アイドルンバ達の朝は様々。





34VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage] :2013/05/02(木) 20:02:53.48 ID:c9aUNE+c0


カオスww




35 ◆cjitx1hLjk [saga] :2013/05/02(木) 20:04:11.00 ID:TbjjpPeuo



「あぁるぅこぉぉぉぉぉぉぉ♪」ふぉぉぉぉぉぉん
     

P「─────やったっ!」ガバッ


P「…………5時か………もう一回寝よう」ぱたっ


アイドルンバ達「…………」


「ふれっ☆ふれっ☆がんばれぇーさーいこぉーうぉ♪」

P「フレーフレー頑張れっ!最高っ!」ガバッ


P「やよいは賢いなぁ」




36 ◆cjitx1hLjk [saga] :2013/05/02(木) 20:04:38.68 ID:TbjjpPeuo




────アイドルンバ達のおかげで二度寝もしない。


       アイドルンバ達の日中も様々。





37 ◆cjitx1hLjk [saga] :2013/05/02(木) 20:05:24.09 ID:TbjjpPeuo



「兄ちゃんが帰って来た時に部屋が片付いてたら喜ぶと思わない?」ふぉん

「我が姉ながらそこに気付くとは、やはり天才か……」ふぉん

「そうと決まれば!」ふぉん

「どっちが綺麗に出来るか競争だYo!」ふぉん

ふぉぉぉぉぉふぉぉふぉぉぉぉぉん─────……………





38 ◆cjitx1hLjk [saga] :2013/05/02(木) 20:05:51.50 ID:TbjjpPeuo




……………がっしゃーん


「コラッ!何やってんのよ、あんた達っ!?」ガミガミ



「バカじゃないの?……でも、なかなか良い考えね……」こそこそ

──────
────
──




39 ◆cjitx1hLjk [saga] :2013/05/02(木) 20:06:44.96 ID:TbjjpPeuo



「にひひっ♪この伊織ちゃんにかかればざっとこんなものよねっ!」くぎゅううううん


「ふぉぉぉぉぉ────!」ふぉぉぉぉぉん

「ま、真ちゃん……そんなに走ってばっかりだと……」

「ふぉぉぉぉぉ────!」ふぉぉぉぉぉん


……………がっしゃーん

「ちょっと何してんのよっ!?」くぎゅううううん




40 ◆cjitx1hLjk [saga] :2013/05/02(木) 20:07:21.46 ID:TbjjpPeuo



「片付ければ良いんだろ!?」まっこ

「何よ!?その言い方はっ」くぎゅうん

「ちょ、ちょっとふたり共……喧嘩はやめ……」

「「雪歩は黙ってて!!」」ふぉふぉぉぉん


「ふぇぇぇぇぇん………」しゅん





41 ◆cjitx1hLjk [saga] :2013/05/02(木) 20:08:03.83 ID:TbjjpPeuo



────アイドルンバ達はこうして散らかしては掃除する。

 
    それを数回繰り返し主人の帰宅を待つ。






42 ◆cjitx1hLjk [saga] :2013/05/02(木) 20:08:40.78 ID:TbjjpPeuo



P「ただいまー」


アイドルンバ達「お帰りなさーいっ!」

P「……ん?……1、2…3…4……5………」

P「またあずささんが居ない……風呂場かっ!?」ダッ


ガララ


「お手数かけてすいませぇん……」ぷーん




43 ◆cjitx1hLjk [saga] :2013/05/02(木) 20:09:33.89 ID:TbjjpPeuo



P「ちゃんと扉閉めてから出勤してるのにどうやって風呂場に……?」


「………貴方様、お帰りなさいませ」ゆらり

P「おぉ、ただいま」

「……今宵も月が綺麗ですね」すーっ


P「いや、今日は曇りだから月は出てないぞ?」

「なんと!」めめん


P「……なんで自然な会話になってるんだ?」




44 ◆cjitx1hLjk [saga] :2013/05/02(木) 20:10:24.37 ID:TbjjpPeuo



「ふふっ……それはとっぷしーくれっと、と申しておきましょうか」めめん


P(面妖な……)


「ねぇ……プロデューサー……」しゅん

P「あれ、今度は響か?どうしたんだ?」

「自分って……その……匂いとかどうなのかな……?」ちゅらん


P「匂い?」




45 ◆cjitx1hLjk [saga] :2013/05/02(木) 20:11:10.05 ID:TbjjpPeuo



「…………臭く………無い?」


P(なにこれ可愛い)すっ

「うぎゃぁぁぁどこ触ってるんだっ!?変態プロデューサーっ!」

P「臭く無いよ。むしろ、お日様の良い匂いがする」スンスン

「そ、それなら良いんだ……うん……///////」ふぉん

P(抗菌パック使ってるからな、とは言わないで置こう)

P(本当に良い匂いですしおすし)




46 ◆cjitx1hLjk [saga] :2013/05/02(木) 20:12:06.88 ID:TbjjpPeuo


────1カ月後。


P「0の桁がひとつ多い電気料金明細書が来た」


P「………」チラっ


アイドルンバ達「……………」シーン


P「でも誰かを止めるなんて出来…ない……」




47 ◆cjitx1hLjk [saga] :2013/05/02(木) 20:12:53.52 ID:TbjjpPeuo



P「みんな揃ってないと意味無いもんな」


アイドルンバ達「───!」ぱあぁぁぁ


「プロデューサーっ!!」ふぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉんん


P「あはは!こらこら抱きつくなよ!」

P「……それにしても充電器用のタコ足配線もどうにかしないとな」


P「火事になったら大変だし、次の休み、業者に工事を頼むか」





48 ◆cjitx1hLjk [saga] :2013/05/02(木) 20:13:41.94 ID:TbjjpPeuo



────いつの間にか、あの時の夢は見なくなっていた。





49 ◆cjitx1hLjk [saga] :2013/05/02(木) 20:14:15.48 ID:TbjjpPeuo



次の日───。


P「じゃあ、行って来ます。後は任せたぞ!」ノシ


アイドルンバ達「はい!行ってらっしゃい!」ふぉふぉぉぉん



ナノ「Zzz……」





50 ◆cjitx1hLjk [saga] :2013/05/02(木) 20:15:25.06 ID:TbjjpPeuo



「さてと……じゃあ今日も張り切って掃除しますか!」ふぉん

「がってん☆」ふぉん

「仕方無いわね……にひひっ♪」くぎゅううん


「響、そこはこう吸うんだよ!」まっこまっこ

「違うよ!ここは…こう、だぞっ!」ちゅらっ




51 ◆cjitx1hLjk [saga] :2013/05/02(木) 20:16:03.48 ID:TbjjpPeuo



「こうだってば」まっこまっこ

「こうさ!」ちゅらっ


「ちょっとふたりとも喧嘩はだめ……」ぽぇむ

「「雪歩は黙ってて!」」ふぉふぉぉぉぉん

「ひぅぅぅ……」しゅん

「あらあら、喧嘩は、メっ、ですよ?」ぷーん





52 ◆cjitx1hLjk [saga] :2013/05/02(木) 20:17:08.08 ID:TbjjpPeuo



「共に手を取り合って助けあえばきっと、もっと綺麗になるとは思いませんか?」めんっ


「そうよ、みんなが助けてくれたから私は再び歌う事が出来た……喧嘩なんて止めましょう」ぺたーん


「ごめん……僕が間違ってた」しゅん

「……自分の方こそ……ごめん」しゅしゅん

「じゃあ、行きますよーっ!はいたーっち!」メメタァ

アイドルンバ達「いぇい♪」がしんっ




53 ◆cjitx1hLjk [saga] :2013/05/02(木) 20:17:57.13 ID:TbjjpPeuo




────────パチっ。


アイドルンバ達「!?」びくっ


タコ足「バチ……バチバチ………」


………………………ボッ。


「はわわっ!?」

「タコ足から火がっ!」





54 ◆cjitx1hLjk [saga] :2013/05/02(木) 20:18:40.69 ID:TbjjpPeuo



ナノ「───っ!?」ふぉぉぉぉぉ


───────バリィィン。


「ちょっと!?窓突き破ってどこに行くつもりなのっ!?」えびび


ナノ「ハニーを呼んでくるのっ!」ふぉぉぉぉぉん


「ミ、ミキミキっ!………」ふぉぉん





55 ◆cjitx1hLjk [saga] :2013/05/02(木) 20:19:38.16 ID:TbjjpPeuo



「ぼっ、僕達もっ!」まっこ


────ぼわっ。メラメラ………。


「くっ……」ペタ

「こ、これじゃ、火に遮られて……」ちゅらー

「そうだ…雪ぴょん!『あなをほる』だっ!」とかちっ

「ふぇぇっ!?そんな機能付いてないですぅっ!?」ぽえぇぇん

「美希を………信じましょう……」えびぃぃん

──────
────
──




56 ◆cjitx1hLjk [saga] :2013/05/02(木) 20:20:10.21 ID:TbjjpPeuo



ナノ「ハニーっ!…ハニ────っ!……」ふぉぉぉぉぉん


サラリーマン「うわっ!?」ビクっ

OL「きゃっ!?」

ナノ「みんな……待っててね……」ふぉぉぉぉぉん……


サラリーマン「ルンバ……?」

OL「なんか…前にもこんな事があった様な……?」

──────
────
──




57 ◆cjitx1hLjk [saga] :2013/05/02(木) 20:21:10.93 ID:TbjjpPeuo



「うぁうぁ~……どんどん火の勢いが……」がたがた

「り、りっちゃんどうしよう………」あたふた

「あぅ…早くプロデューサーに帰って来て貰わないと……」ぶるぶる

「皆、危ないからもっと隅に固まるのです!」めんっ


「響……僕と響ならなんとか出来るかもしれないよね?」まっこりん

「うん、自分もそれしか無いって思ってたとこさ」しーさー


「ア…アンタ達、何するつもりなのよ……?」くぎゅうん




58 ◆cjitx1hLjk [saga] :2013/05/02(木) 20:21:49.28 ID:TbjjpPeuo



「まさか……き、危険すぎるわっ!?」ぺたー

「うぅ……でも、どうせこのままじゃ……」がるーん

「私達なら……みんなで力を合わせれば……」たぷーん

「兄ちゃんが帰ってくる場所を守る!」とかちっ

「765プロ─────っ!」つくちっ

「ふぁいとぉぉぉ──────っ!」

ふおおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉんんんっ

──────
────
──




59 ◆cjitx1hLjk [saga] :2013/05/02(木) 20:22:31.93 ID:TbjjpPeuo



ナノ「あ…久々に動いたから充電の消費が……」ふぉぉ……

ナノ「あと少しで事務所なのに……みんな……」ふぉ……


ナノ「……ミキ……キラキラ出来なかっ…た………ゴメンね……」ふぉん…………


ナノ「」

たったったったっ

小鳥「お茶葉を切らすなんてダメだぞっ小鳥☆うふっ♪あら……?」

ナノ「」シーン

小鳥「これって……美希ちゃん?」

──────
────
──




60 ◆cjitx1hLjk [saga] :2013/05/02(木) 20:23:07.12 ID:TbjjpPeuo




小鳥「プロデューサーさんっ!」ガチャッ


P「そんなに慌ててどうしたんですか?」くるっ


小鳥「み、美希ちゃんがっ!道端で動かなくなってて、それで……とりあえず連れて来たんですけど……」


P「美希が……?なんで…外に……?」





61 ◆cjitx1hLjk [saga] :2013/05/02(木) 20:23:32.57 ID:TbjjpPeuo




────それにしても充電器用のタコ足配線もどうにかしないとな。

火事になったら大変だし、次の休み、業者に工事を頼むか────。






62 ◆cjitx1hLjk [saga] :2013/05/02(木) 20:24:08.24 ID:TbjjpPeuo




P「まさか……………くそっ!」ダッ


P「音無さんは美希を頼みますっ!」ガチャッ


小鳥「あ、ちょっと、プロ……」あせっ

バタン……

小鳥「行っちゃった………美希ちゃん、一緒にお留守番しときましょうか」

ナノ「」シーン

──────
────
──




63 ◆cjitx1hLjk [saga] :2013/05/02(木) 20:24:54.76 ID:TbjjpPeuo



P「…………家の前に……消防車が………くそっ!」ダッ

消防士「あ、ちょっと!まだ危険なので入らないで下さいっ!」


P「部屋の中にはまだ、うちの子達が……居るんです!」

消防士「消火の際に部屋に入りましたが…室内は無人でしたよ?」


P「違うんです!俺の…アイドル達がっ!」

消防士「……?」




64 ◆cjitx1hLjk [saga] :2013/05/02(木) 20:26:00.92 ID:TbjjpPeuo



P「あぁっ……くそっ!」ダッ

消防士「あっ!ちょっと!……ったく、困るなぁ……」



P「みんな無事かっ!?」

バンっ

P「お………おい……」


アイドルンバ「」


P「なんで……みんな………こんなに真っ黒になって……」




65 ◆cjitx1hLjk [saga] :2013/05/02(木) 20:26:54.62 ID:TbjjpPeuo



P「こんなにボロボロになって…………」


「……ジジッ……兄…ちゃん……?」


P「亜美っ!?」


「もっと……早く……帰って来なさいよ……」

P「伊織……すまん……」


「ごめ………ん…ね………兄ちゃ……ん……」

P「真美……」




66 ◆cjitx1hLjk [saga] :2013/05/02(木) 20:27:35.47 ID:TbjjpPeuo



「ごめん……プロ…デューサー」

P「響っ!」


「僕達……頑張ったんですよ………だけど……」

P「あぁ、ありがとう、気にするな……元はと言えば俺が……」


「くっ……プロデューサーの……帰ってくる場所だけは…守りたかったのに……」

P「その気持ちだけで充分だよ……ありがとう千早……」




67 ◆cjitx1hLjk [saga] :2013/05/02(木) 20:28:16.27 ID:TbjjpPeuo



「うぅ……もう、お掃除できなくなっちゃいました……」

P「やよい……もう……もう、良いんだ…今までありがとう……」ぽろっ


「えへへ……最後に会えて良かったですぅ……」

P「頑張ったんだな……雪歩も見違えるくらい強くなったな………」ぽろぽろ


「ごめんなさい……この子達を……守れません…でした……」

P「律子…いつも…みんなの面倒……任せて悪かったな……」ぽろぽろ




68 ◆cjitx1hLjk [saga] :2013/05/02(木) 20:29:09.68 ID:TbjjpPeuo



「いつも……ご迷惑を…お掛けしました……」

P「迷惑だなんて思った事無いですよ……いつもあずささんを探すのが楽しかったです……」


「貴方様……別れの刻が参ったようです……最後は笑って下さいまし……」

P「あ……あぁ……そうだな……そうだよな……みんな……ありがとう……」



おかえりなさい………プロデュー……サー………




69 ◆cjitx1hLjk [saga] :2013/05/02(木) 20:29:50.10 ID:TbjjpPeuo





し───ん


P「あ………亜美?……伊織……真美っ!」

P「響……真っ……千早も…」

P「やよい……雪歩………律子っ……」

P「あずささん……貴音………みんな………ごめんな………」ぽろぽろ

P「春香………また……守れなかったよ……」

P「守るどころか……みんなに守られてた……はは……」

P「みんな………ごめん…………」

──────
────
──




70 ◆cjitx1hLjk [saga] :2013/05/02(木) 20:30:19.12 ID:TbjjpPeuo



更に一ヶ月後───。





71 ◆cjitx1hLjk [saga] :2013/05/02(木) 20:30:58.59 ID:TbjjpPeuo






       キキキ────────っ!?




               どん──────。







72 ◆cjitx1hLjk [saga] :2013/05/02(木) 20:31:42.54 ID:TbjjpPeuo





P「───────春香ぁぁぁぁっ!?」ガバッ



P「………はぁ……また、あの時の夢か…………」



────ナノは事務所に預け、ひとり暮らしに戻った。

ひとりになると、またあの時の夢を見るようになった。


P「5時か…………」





73 ◆cjitx1hLjk [saga] :2013/05/02(木) 20:32:31.01 ID:TbjjpPeuo



────事務所。

ガチャ

P「おはようございます」

小鳥「おはようございます……ってまだ六時半ですよ?早すぎませんかっ!?」


P「ははは……音無さんこそ早いですね」


小鳥「プロデューサーさんのおかげでアイドル達の仕事も増えたので事務処理が追いつかなくて……」

P「すいません。こっちにも回してもらって構いませんよ?」


小鳥「い、いえいえ!嬉しい悲鳴というやつですよ♪」





74 ◆cjitx1hLjk [saga] :2013/05/02(木) 20:33:21.30 ID:TbjjpPeuo


小鳥「私、事務しか出来ないですけど、それでもあの子達に関われる事が凄く嬉しいんです……」

小鳥「あの子達の夢のお手伝いが出来る……それだけで私まで夢を叶えた様な気持ちになれます♪」


P「音無さん……」

小鳥「でもプロデューサーさんも頑張り過ぎないで下さいね?身体が資本なんですから!」

P「…………」




75 ◆cjitx1hLjk [saga] :2013/05/02(木) 20:33:47.52 ID:TbjjpPeuo



小鳥「まだ……みんなの事を………?」

P「………すいません。ちょっと外に出てきます」すたすた

小鳥「………」

パタン

小鳥「プロデューサーさん………」


──────
────
──




76 ◆cjitx1hLjk [saga] :2013/05/02(木) 20:34:44.05 ID:TbjjpPeuo



ある交差点─────。


P「春香………俺は頑張れてるかな………?」

P「……………」


P「もっともっと頑張らないとダメだよな……」


P「春香も、みんなも、いつも頑張ってくれてたもんな……」

P「みんなの為に今日も頑張るよ……」


──────
────
──




77 ◆cjitx1hLjk [saga] :2013/05/02(木) 20:35:16.44 ID:TbjjpPeuo



律子「おはようございまーす」ガチャ

小鳥「おはようございます♪律子さんも早いですね」


律子「…………も?」


小鳥「あ、いえ………プロデューサーさんも早かったので………」


律子「また、事故の時の夢を見たんですかね……?」

小鳥「……多分。目の下も凄いクマでしたし……」




78 ◆cjitx1hLjk [saga] :2013/05/02(木) 20:36:48.86 ID:TbjjpPeuo



律子「まったくあの人は………何でもひとりで抱え込んで………馬鹿みたい……」


小鳥「………」


律子「私、あの人の為に何が出来るんでしょうか……」


小鳥「律子さんっ!!!」


律子「わぁっ!と、突然大きな声出さないで下さいよ!びっくりするじゃないですかっ……」

小鳥「ふふ…ごめんなさい。でも……」




79 ◆cjitx1hLjk [saga] :2013/05/02(木) 20:37:30.74 ID:TbjjpPeuo



小鳥「プロデューサーさんを元気にしてあげたいなら、律子さんがそんな顔してちゃダメです」


律子「……私、そんなひどい顔しちゃってましたか?」

小鳥「えぇ、それはもう。最近、笑顔のプロデューサーさん見ましたか?」


律子「……いえ」

小鳥「じゃあ、まず律子さんが笑いかけてあげましょう!」


律子「私が……?」




80 ◆cjitx1hLjk [saga] :2013/05/02(木) 20:38:10.87 ID:TbjjpPeuo



小鳥「うちの子達も今のプロデューサーさんには、気を使ってか、どこか踏み込めて無い気がするんです」


律子「そう…かもしれないですね……優しい子達だから……」


小鳥「きっとみんなもこのままじゃいけないって思ってるはず……」




81 ◆cjitx1hLjk [saga] :2013/05/02(木) 20:38:48.94 ID:TbjjpPeuo



小鳥「だけど、どうしたら良いか、何が正解か分からないからみんな尻込みしちゃってるんですよ……」


小鳥「大切だから余計、臆病になる……でもそれって想いの果てにたどり着いた、最も愛に近い感情だと思いませんか?」


小鳥「人の心って意外とシンプルに出来てて、想いを伝えたい…想いを受け止めたい」





82 ◆cjitx1hLjk [saga] :2013/05/02(木) 20:39:22.59 ID:TbjjpPeuo



小鳥「そんな単純な仕組みで、心は動いてるのかな……って、私は思います」



律子「人の……想い…………………か……」



律子「小鳥さん、事務所任せて良いですか?」


小鳥「もちろん♪」





83 ◆cjitx1hLjk [saga] :2013/05/02(木) 20:40:23.59 ID:TbjjpPeuo




律子「ありがとうございます」


バタン


ナノ「Zzz………あふぅ……」


──────
────
──




84 ◆cjitx1hLjk [saga] :2013/05/02(木) 20:41:34.92 ID:TbjjpPeuo



────三日後。


P「ただいま戻りました……」ガチャ


し─────ん


P「音無さんも居ないのか……」とぼとぼ

P「ふぅ………」ぎしっ





85 ◆cjitx1hLjk [saga] :2013/05/02(木) 20:42:08.33 ID:TbjjpPeuo



P「いつもは椅子に座ると美希が飛び付いてくるんだが………」


し────ん


P「……美希も居ないのか?」


ガチャッ


小鳥「あっ!プロデューサーさんっ!」

P「あぁ音無さん、おかえりなさい」




86 ◆cjitx1hLjk [saga] :2013/05/02(木) 20:43:01.51 ID:TbjjpPeuo



小鳥「事務所に居てくれて助かりました!さぁ、早く来て下さい!」ぐいっ

P「え、ちょ、ちょっと引っ張らないで下さい……」たじっ


小鳥「下にタクシー待たせてるんで、急いで下さい!」ぐいぐい


P「タクシー……?」

小鳥「はい♪あ、行き先は伝えてるので大丈夫ですから!あ、それと……」

P「だ、大丈夫って言われても……」


小鳥「美希ちゃんも連れて言ってあげて下さい!はいどうぞ」つ





87 ◆cjitx1hLjk [saga] :2013/05/02(木) 20:43:46.20 ID:TbjjpPeuo



P「あ、美希……音無さんが連れて行ってたんですね」

ナノ「Zzz……」

小鳥「みんな、待ってるから急いで下さい!」


P「み、みんなって……へっ?」

小鳥「行ってらっしゃい♪」フリフリ

P「は……はぁ………?」


ナノ「………あふぅ」


──────
────
──




88 ◆cjitx1hLjk [saga] :2013/05/02(木) 20:44:24.84 ID:TbjjpPeuo



P「こ、ここは……千早が再び歌えるようになった定例ライブの会場じゃないか……」


P「入れば良いのか……?」ガチャ



P「懐かしいな…もう一年以上前になるのか……」タン…タン……



P「………ん?真っ暗じゃないか───」





89 ◆cjitx1hLjk [saga] :2013/05/02(木) 20:44:50.41 ID:TbjjpPeuo



───────パッ。





90 ◆cjitx1hLjk [saga] :2013/05/02(木) 20:45:57.74 ID:TbjjpPeuo




P「みんな………どうして……?」


スタ…スタ……


律子「あの子達の想い……聴いてあげて下さい……」

P「律子………?」





91 ◆cjitx1hLjk [saga] :2013/05/02(木) 20:46:31.81 ID:TbjjpPeuo



─────♪♪~♪~♪♪~♪





92 ◆cjitx1hLjk [saga] :2013/05/02(木) 20:47:31.36 ID:TbjjpPeuo



P「─────これは………約束?」





93 ◆cjitx1hLjk [saga] :2013/05/02(木) 20:48:03.77 ID:TbjjpPeuo



─────ねぇ、今。


見つめているよ、離れていても。


もう涙をぬぐってわらって、一人じゃないどんな時だって。

夢見ることは生きること、悲しみを越える力───。





94 ◆cjitx1hLjk [saga] :2013/05/02(木) 20:48:52.36 ID:TbjjpPeuo




♪♪♪─────。






95 ◆cjitx1hLjk [saga] :2013/05/02(木) 20:49:27.53 ID:TbjjpPeuo



────歩こう。

果てない道、歌おう。

そらを越えて、想いが届くように。


約束しよう、前を向くこと。


Thank you for smile────────。





96 ◆cjitx1hLjk [saga] :2013/05/02(木) 20:50:15.06 ID:TbjjpPeuo



P「みんな……………」


律子「………どうでしたか?」


P「俺の為だけのコンサート……はは……贅沢だな……」

律子「はぁ……まだ、あの子達の気持ちに気付かないんですね………」


P「気持ち……?」





97 ◆cjitx1hLjk [saga] :2013/05/02(木) 20:51:06.09 ID:TbjjpPeuo



律子「えぇ……もしかしたら…歌なら……あの子達の歌ならあなたに届くかと思ったたんですけどね……」


P「あぁ、凄く幸せだよ……はは……プロデューサー冥利に尽きる」



律子「…………」す────っ



P「り、律子?どうして……泣いて……?」

律子「私………悔しい………」ぽろぽろ


P「悔しい……?」




98 ◆cjitx1hLjk [saga] :2013/05/02(木) 20:51:39.15 ID:TbjjpPeuo



律子「あの子達の歌ならきっとあなたを元気付けれると思ってた……」



律子「そんな…浅ましい考えしか出てこなかった事が………悔しいですっ……」ぽろぽろ



P「律子……」


「……プロデューサーっ!」たたたっ

P「みんな……」




99 ◆cjitx1hLjk [saga] :2013/05/02(木) 20:52:10.50 ID:TbjjpPeuo



亜美「ねぇ兄ちゃん?兄ちゃんは頑張り過ぎだとおもうよ?」


亜美「亜美、難しい事とかあんまり考えれないけど」


亜美「いたずらしても笑ってくれる兄ちゃんに戻って欲しい……」





100 ◆cjitx1hLjk [saga] :2013/05/02(木) 20:52:38.39 ID:TbjjpPeuo



真美「真美はね、兄ちゃんの悲しいとか寂しいとか……」


真美「そんな気持ちを少しでも分けて欲しいんだ」


真美「そしたら今よりは、もちっとマシになるよね?」





101 ◆cjitx1hLjk [saga] :2013/05/02(木) 20:53:29.30 ID:TbjjpPeuo



響「それなら自分は楽しいとか、嬉しいって気持ちをプロデューサーに分けて上げる!」


響「自分完璧だから、毎日楽しくて仕方ないし」


響「プロデューサーにも元気を分けて上げたいんだっ!」





102 ◆cjitx1hLjk [saga] :2013/05/02(木) 20:54:05.93 ID:TbjjpPeuo



やよい「私は…プロデューサーと一緒に居ると心がぽかぽかーってなりますっ!」


やよい「だから、私がアイドルを止めるまでは」


やよい「ずっとプロデューサーと一緒にいたいかなーって」





103 ◆cjitx1hLjk [saga] :2013/05/02(木) 20:54:42.55 ID:TbjjpPeuo



千早「私が歌う理由のひとつはプロデューサーに聴いて欲しいからです」


千早「あなたと出逢えたから今の私がある……それなら……」


千早「今度は、私が歌う事の意味を見出してはもらえませんか?」





104 ◆cjitx1hLjk [saga] :2013/05/02(木) 20:55:14.72 ID:TbjjpPeuo



真「プロデューサー!僕……今のプロデューサーが怖いです……」


真「なんかどこかに行ってしまいそうで……」


真「早く元気になって僕を……お姫様にして下さい……」





105 ◆cjitx1hLjk [saga] :2013/05/02(木) 20:56:05.71 ID:TbjjpPeuo



雪歩「わ、私はっ!…あ……いえ、私は……」


雪歩「もっと、もっと、もっと強くなって……」


雪歩「プロデューサーに守って貰わなくても良いようになりますぅぅぅっ!」





106 ◆cjitx1hLjk [saga] :2013/05/02(木) 20:56:50.55 ID:TbjjpPeuo



貴音「貴方様……未だ陰りが晴れる事はありませんか?」


貴音「心の傷は決して、他人に見えぬ物」


貴音「だからこそ、皆、その心を求めているのかも知れません」





107 ◆cjitx1hLjk [saga] :2013/05/02(木) 20:57:18.93 ID:TbjjpPeuo



美希「ねぇハニー、ミキは…ね?」


美希「ハニーがキラキラした場所に連れて行ってくれたから」


美希「今度はミキがハニーをキラキラ出来る場所に連れて行ってあげるの☆」




108 ◆cjitx1hLjk [saga] :2013/05/02(木) 20:57:56.02 ID:TbjjpPeuo



あずさ「プロデューサーさん?みんなの言葉……伝わりましたよね?」


あずさ「私はプロデューサーさんを信じてます」


あずさ「きっと……帰ってきてくれるって信じてます」





109 ◆cjitx1hLjk [saga] :2013/05/02(木) 20:59:33.65 ID:TbjjpPeuo



伊織「アンタ……まだ、うだうだぐじくじするつもり?」


伊織「死んだ人には何もしてあげられないの!」


伊織「生きてる人は、生きてる人にしか何かをしてあげられないのよ!?」


P「生きてる人にしか……何かをしてあげれない………」


伊織「アンタはまだ生きてる……だから私達が今ここに居るの」




110 ◆cjitx1hLjk [saga] :2013/05/02(木) 21:00:05.22 ID:TbjjpPeuo





伊織「みぃんな、アンタに何かしてあげたいの!分かったっ!?」






P「…………………………あっ」ぽろ








111 ◆cjitx1hLjk [saga] :2013/05/02(木) 21:00:48.42 ID:TbjjpPeuo



今まで何を見てたんだろう。

今まで何を見ているつもりだったんだろう。

こんなにも世界は輝いていたのに。


きっと、もっと輝く場所にみんなが連れて行ってくれる。





112 ◆cjitx1hLjk [saga] :2013/05/02(木) 21:01:20.65 ID:TbjjpPeuo




P「…………あぁ…………ありがとう」







──────THE IDOLM@STER MOVIE



        輝きの向こう側へ


            fin────。






113 ◆cjitx1hLjk [saga] :2013/05/02(木) 21:02:43.36 ID:TbjjpPeuo



社長「……おほん、なんとか上手く行ったようだね?」


律子「社長……無理言ってすいませんでした!」


社長「構わんよ。アイドル達の頼みごとを聞けるなんて嬉しい限り……」


社長「所で……今日、彼女が長期の海外ロケから帰ってくるんじゃないのかね?」

律子「え?」





114 ◆cjitx1hLjk [saga] :2013/05/02(木) 21:03:29.72 ID:TbjjpPeuo



社長「天海君の事なんだが………どうやら私の勘違いだったみたいだね」

律子「…………」


律子「忘れてたわぁぁぁぁぁっ!?」


みんな「っ!?」びくっ


律子「みんな、早く着替えて!空港に迎えに行かなくちゃ!」




115 ◆cjitx1hLjk [saga] :2013/05/02(木) 21:04:15.98 ID:TbjjpPeuo



律子「あぁ、どうしよう……このままじゃ、間に合わない……」


P「じゃあ、そのまま行こう」


真「えぇぇぇっ!?」

千早「す、ステージ衣装のままですか!?」



雪歩「………こっ、このまま!みんなで行きましょうっ!」




116 ◆cjitx1hLjk [saga] :2013/05/02(木) 21:04:58.29 ID:TbjjpPeuo



あずさ「雪歩ちゃん……?」

貴音「萩原雪歩、行きましょう」

やよい「うっうー!行きましょう!」

亜美「んっふっふー♪」

真美「これは面白くなって来ましたなぁ!」


響「よしっ、自分走って行くぞ!」

美希「ミキ、流石にそれは間に合わないって思うな……」


律子「アンタ達…………はぁ………仕方無いか……」





117 ◆cjitx1hLjk [saga] :2013/05/02(木) 21:05:32.78 ID:TbjjpPeuo



律子「その代わり!プロデューサーが責任取って下さいね?」


P「ははは!分かった。じゃあ行こうか!」


律子「……って言ってもすぐにタクシーを捕まえても夕方なんで間に合うか、ぎりぎりの所なんですよね……」



ナノ「あふぅ……多分大丈夫だと思うの」





118 ◆cjitx1hLjk [saga] :2013/05/02(木) 21:06:16.77 ID:TbjjpPeuo



P「み、美希?」


ナノ「小鳥からお願いされたからミキ頑張ってたの☆」


P「?」


律子「と、取りあえず急ぎましょう!」


亜美「ねぇねぇりっちゃん!」

真美「なんか外が騒がしいよ………?」




119 ◆cjitx1hLjk [saga] :2013/05/02(木) 21:06:47.11 ID:TbjjpPeuo



律子「え……シークレットコンサートがファンの人にバレたのかしら……」


P「と、取りあえず用心して、裏口からこっそり出よう!」


たたたたたたっ

バタン


アイドル達「な、な、な、ナニこれぇぇ────っ!?」




120 ◆cjitx1hLjk [saga] :2013/05/02(木) 21:07:38.75 ID:TbjjpPeuo




ルンバA・B・C・D・E・F・G・H・I・J・K・L・M・N


「ふぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉんっ」







121 ◆cjitx1hLjk [saga] :2013/05/02(木) 21:08:23.54 ID:TbjjpPeuo



P「こ、交差点をルンバ達が占拠してる……」


ナノ「ミキ、みんなにお願いしてまわったんだっ♪」


みんな(ルンバって凄い)


P「で、でも、これなら………」

律子「え、えぇ…間に合いそうですね……はは……」ひくひく
──────
────
──




122 ◆cjitx1hLjk [saga] :2013/05/02(木) 21:09:41.25 ID:TbjjpPeuo



空港─────。

P「みんな急げっ!」

真「ふぉぉぉぉぉぉっ!」

響「うりゃぁぁぁぁぁっ!」

雪歩「ふ、二人とも早すぎっ!」

伊織「やよい、危ないから手を繋ぎましょう!」

やよい「ありがとー♪」ぎゅ

千早「待っててね………」

真美「りっちゃんも、ほらっ!」ぎゅー

亜美「早くしないとはるるんが!」ぎゅー

律子「ちょっと、亜美、真美そんなに引っ張らないで!?」

貴音「あずさ、こちらです」ぎゅっ

あずさ「あ、あら、すいません~」

美希「ナノも自分で走れば?」

ナノ「Zzz…」




123 ◆cjitx1hLjk [saga] :2013/05/02(木) 21:10:19.13 ID:TbjjpPeuo



P「あっ!出てきたぞ!」










      春香────っ!


         おかえり───────っ!!






124 ◆cjitx1hLjk [saga] :2013/05/02(木) 21:11:25.88 ID:TbjjpPeuo



─────翌日、765プロは新聞の一面を賑わす事になる。

記事から一部抜粋。


765プロがお騒がせ!?
長期海外滞在番組のロケから日本に帰って来た765プロ所属のアイドル、天海春香(18)を同プロ所属のアイドル達がステージ衣装のまま空港に向かえに行った事で空港内は一時、混乱を極めた。


なお、天海春香が出演した夏休み特番『世界ハルルン滞在記』はブーブーエス系列で今夏放送予定。




            おしまい───────。




125 ◆cjitx1hLjk [saga] :2013/05/02(木) 21:14:51.98 ID:tXzZdqDIo


以上で投下終了になります。


この後、アイドルンバ達とPは再び暮らします。

電気代がえらい事になりますが、そこは愛があるから大丈夫。

この半年後、伊織と結婚します。
あの流れなら結婚しても構わんだろう?

では、ありがとうございました。




128VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage] :2013/05/02(木) 21:52:11.70 ID:bwyI5LIRo


ルンバってすごい!




129VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage] :2013/05/02(木) 21:53:52.95 ID:da1B9rp0o


なんかそのうち開発されそうだな




130VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage] :2013/05/02(木) 22:01:57.89 ID:gdmLcryKO



ルンバ注文した



転載元:P「アイドルンバ……か……」 
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1367490912/

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短SS765プロ

(17)

AFTER 藤本里奈「ちょりーっす☆」 モバP「おはようございます」 

BEFORE 李衣菜「なーつきちーっ!」

よかった春香は忘れられてなかったよ……!
[ 2013/05/02 23:26 ] [ 編集 ]
ピヨコのルンバはないのか…
876と961の奴も見てみたい…
[ 2013/05/03 00:10 ] [ 編集 ]
なんかもうどこからつっこめばいいのか
[ 2013/05/03 00:15 ] [ 編集 ]
タブンイイハナシカナー?
[ 2013/05/03 00:25 ] [ 編集 ]
ユンケルンバ・・・・・・
[ 2013/05/03 00:31 ] [ 編集 ]
前作もそうだが、泣ける要素は十分あるのに素直に泣けねぇw
[ 2013/05/03 01:38 ] [ 編集 ]
ルンバとはいったい
[ 2013/05/03 01:43 ] [ 編集 ]
試しにドラマCDを入れたCDプレーヤーを乗せてみよう
[ 2013/05/03 03:29 ] [ 編集 ]
いい話だがルンバなんだよなぁ
[ 2013/05/03 03:38 ] [ 編集 ]
少しウルッっときてしまった自分に腹が立つ
[ 2013/05/03 09:21 ] [ 編集 ]
半年だと?
[ 2013/05/03 13:09 ] [ 編集 ]
こういうSS読んだ時、どんな顔をしたらいいのか分からないんだ
何処までが本気で何処からがギャグなのかすらもわからんし
[ 2013/05/03 13:13 ] [ 編集 ]
シュールな感動…?
約束は卑怯やでぇ…
[ 2013/05/03 23:58 ] [ 編集 ]
さぁはやくピヨルンバの話に移るんだ
[ 2013/05/04 20:52 ] [ 編集 ]
アイドルンバ欲しいけどルンバってノーマルンバでも充分可愛いよね
[ 2013/05/05 05:25 ] [ 編集 ]
ハルルン滞在記…すごく見てみたい
[ 2013/05/11 22:11 ] [ 編集 ]
そこに愛があるならルンバとだって…ハッ!?今、私は何を??
カオスから始まった物語が今…って、これMovieだったの?

大変楽しませてもらいましたw
泣き所がなんとも素直に泣けない辛さといったらw

対話機能つき家電の先がけとして、本気で出して貰えたらとか思ったりして。
[ 2013/06/03 22:30 ] [ 編集 ]
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