2013
03/29
金
1 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/28(木) 23:10:37.91 ID:GlgEMs2q0
モバマス姫川友紀SSです。

P「えーと…」キョロキョロ
ちひろ「あ、ここですよ。プロデューサーさん」
P「あ、すみません。これ、飲み物です」
ちひろ「ありがとうございます。しかし…凄い熱気ですねぇ」
P「そろそろ試合始まりますしねぇ」
ちひろ「社長に感謝しなきゃですね。野球の試合のチケットをくれるなんて」
P「まぁ、気分転換してこいってことでしょう。ちなみに、ちひろさんはどこのチームが好きなんですか?」
ちひろ「…実は、あんまり詳しくなくてルール位しか…。オリンピックとかなら見るんですけど」
P「ま。俺もそこまで詳しくないですし、雰囲気を楽しみましょうか」
ちひろ「えぇ、そうですね。あ、選手が出てきましたよ」
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3 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/28(木) 23:13:44.45 ID:GlgEMs2q0
ウグイス嬢『メンバーの紹介を致します。先攻キャッツ、一番ライト――』
応援団『ウォー!!』バンバンバン
ちひろ「す、凄い応援ですね」
ちひろ(耳がキーンとする)クラクラ
P「外野指定席ですからね。応援団とかいるんで当然ですよ」
ちひろ「えーと、いつもホームラン打った時に映るとこですか?」
P「そうですね」
ちひろ「あ、いよいよ始まるみたいですね。先攻は…キャッツってとこですね」
P「みたいですね」
?「かっとばせー、かっとばせーキャッツ!かっとばせー――」
P(隣の人も元気だなぁ。女の子なのに)
?「ほら、お兄さんも応援しようよっ!」グイッ
P「えっ?」
4 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/28(木) 23:16:22.67 ID:IaxJeqKf0
ゆっきは成人してるとはとても思えない
5 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/28(木) 23:16:24.12 ID:GlgEMs2q0
?「ほらっ、今日勝てば首位入れ替わるんだから応援しなきゃ、かっとばせー!」
P「え、えぇ。いけーいけー、キャッツ!お前が打たなきゃ誰が打つ!」
P(意外と楽しいぞ?)
?「いいねっ。その意気で!」
――
―
P「ほらっ、そこだいけっ!」
?「あー、相手ピッチャーいいなぁ」
ちひろ(プロデューサーさんもノリノリだなぁ…。あ、このアイス美味し♪)パクパク
P「だぁ、惜しいっ!」
?「やっぱ、一球前に決めなきゃだよねー」
P「そうですねっ。…あ、ちひろさんすみません。俺一人で楽しんでるみたいで」
ちひろ「い、いえ、別にいいですよ。アイスも美味しいし、プロデューサーさんの意外な一面を見れて、楽しいですから」
P「ならいいんですけど…」
6 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/28(木) 23:18:07.64 ID:GlgEMs2q0
?「それじゃ、景気づけに一杯やっときますかー!」プシュ
P「え、未成年じゃないんですか?」
?「大丈夫二十歳は過ぎてるって!ぷはー美味し! それじゃ、応援頑張ろっか!」
P「えぇ、ここまで来たら負けられないですよね!」
カキーン
P「きたきたきたぁ!」
?「やったぁ!」
ちひろ「あ、ボールがこっちに…。あ、ホームランですね」
応援団「ワァァァァー!」
?「これで、首位交代だぁっ!お兄さんの応援のおかげだよっ!」ガシッ
P「ありがとうっ!」ガシッ
ちひろ「女の子相手に何してるんですかプロデューサーさん…」ジトー
7 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/28(木) 23:21:39.14 ID:GlgEMs2q0
P「あ、や、これはですね…不可抗力と言うか何と言うか…」
?「うんっ!喜びは皆で分かち合わなくちゃ!お姉さんも応援ありがとー」ギュ
ちひろ「きゃっ!あ、ありがとうございます」
?「あたし、姫川友紀って言うんだけど、今から祝勝会しに行こうよ」
P「あ、俺はPって言います。はい、行きますよ。あ、ちひろさんはどうします?」
ちひろ「私は今日は遠慮しておきます」
ちひろ(雰囲気に疲れちゃった…)
P「分かりました。駅まで送りますね。姫川さんその後で良いですか?」
友紀「勿論!その間に居酒屋探しとくねー」ポチポチ
8 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/28(木) 23:24:03.34 ID:GlgEMs2q0
――
―
P「それじゃ、お疲れ様でしたちひろさん」
ちひろ「プロデューサーさんは、明日も仕事があるんですからね」
P「はい。そんなにハメは外しませんよ」
ちひろ「ならいいですけど…。それじゃおやすみなさい」
P「おやすみなさい」
友紀「綺麗な人だねー。彼女さん?」
P「いやいや、仕事の同僚ですよ」
友紀「ふーん。それじゃ、行こっか。祝勝会♪」
10 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/28(木) 23:25:56.49 ID:GlgEMs2q0
居酒屋
友紀「それじゃ、今日の勝利にかんぱーい!」
P「乾杯」
友紀「んぐんぐ…ぷはぁ!やっぱり勝利の後のビールは美味しいね!」
P「そうですね。久々にあんなに叫びましたよ」
友紀「やっぱり応援はいいよねー。こう、体がカァって熱くなるよね!」
P「そうですよねー」
友紀「堅いよー。Pさん。こんな席だしフランクにいこ!」
P「…よし、飲もう!キャッツにかんぱーい!」
友紀「かんぱーい!」
12 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/28(木) 23:28:27.42 ID:GlgEMs2q0
――
―
友紀「いや、だから、私は先発のえーと…名前が思い出せないけど、26番の起用が間違ってると思うんだよねー」
P「うんうん」
P(マズイな。俺詳しくないから全然分からない)
友紀「てか、それよりも打順がおかしいって、そう思わない?」
P「俺はあんまり詳しくなくてですねぇ…」
友紀「あれ?てっきり、外野にいたから熱狂的なファンかと思ってたのに違うの?」
P「…あの席は社長からチケットを貰ったんですよ。俺自身はそこまで詳しくな――」
友紀「それは勿体ないよ!えーと、明後日。明後日キャッツのデーゲームがあるから見に行かない?」
P「え、えーと…明後日なら空いてるかな?」
友紀「よし、それじゃ、決まりだね。また、二人で応援しようね!それじゃ、アドレス教えとくから待ち合わせ場所は明日にでも決めよ」
P「は、はい…」
友紀「よし、それじゃ、残ってるビール飲んで帰ろっか。スポーツニュースでキャッツの試合見たいし」
P「好きなんですね。キャッツ」
友紀「うん。大好きっ!それじゃ、また明後日ね。それじゃあ、お疲れ様ー!」
15 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/28(木) 23:30:57.71 ID:GlgEMs2q0
当日
友紀「あ、Pさーん!こっちこっちー!」
P「あ、おはよう姫川さん」
友紀「別に友紀でもいいよ。それじゃ、行こっか」
P「はは。分かりました」
球場
友紀「いやぁ、今日は苦手なスターズだからねぇ。なんとしてでも勝たないとねっ」
P「相性よくないんですか?」
友紀「今日のピッチャーには負け越しててね。チームとしての通算成績だと勝ってるんだけどさ」
P「なるほど」
16 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/28(木) 23:33:08.03 ID:GlgEMs2q0
友紀「さぁ、いよいよだね。キャッツ頑張れー!」
P「いけいけーっ!」
友紀「あ、今日は始球式やるみたいだよ」
P「本当だ」
P(確か最近売り出し中のアイドルだな)
友紀「いいなー。あたしもあそこで始球式してみたいよ。きっとあたしならいい球投げれるし!」
P「確かに投げれそうですね」
友紀「始球式投げる人ってどうやって決めてるのかな。やっぱり芸能人じゃないとダメなのかな」
P「まぁ、確かに芸能人が投げてるイメージが多いですよね。今投げてる彼女もアイドルだし」
友紀「だよねー。たまに子供が投げてるの見るけど、そんな年じゃないし。それに、あたしに、芸能界の知り合いいないし、諦めるしかないかー」シュン
P「……」
18 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/28(木) 23:37:03.45 ID:GlgEMs2q0
――
―
P「なんか流れが悪くないですか?」
友紀「んー…九回で四点差かぁ…ちょっと難しいかも」
P(心なし応援団の人も静かだ…)
友紀「でも、選手はもっと辛いよね」
P(姫川さんもなんだか元気がない。よし―!)
友紀「が――」
P「頑張れーキャッツ!ここで打たなきゃ男がすたるぞー!いけーっ!」
応援団「そこの兄ちゃんに負けるな!行け行けキャッツ!――」
カキーン
P「あっ!」
友紀「あっ!入った!これで同点だよっ」
応援団「打て打てキャッツ!オーオーオーオー!燃えろっ!」
P「そこだ行けっ!」
19 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/28(木) 23:39:03.08 ID:GlgEMs2q0
――
―
アナウンサー「それでは、ヒーローインタビューです。今日は九回の勝ち越し打、凄かったですね」
選手「いえ、ボクも正直難しいと思ってました。だけど、ファンの方の声が聞こえた気がしたんです。そこからやる気が出ましたね」
選手「間違いなくファンの方が打たせてくれたホームランです。皆さーんありがとうございまーす!」
友紀「聞いた!?ファンのおかげだって。嬉しいよねー!きっとPさんのおかげだよ」
P「そんな俺は別に…」
友紀「凄いカッコよかったよ!よっし、今日はあたしのおごりで夕方だけど飲みに行っちゃおう!いいよねっ?Pさん」
P「行きますよ」
友紀「さ、それじゃ、早く向かおっか!」
20 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/28(木) 23:43:46.30 ID:GlgEMs2q0
居酒屋
友紀「それにしても、今日は嬉しかったなー。キャッツが優勝した次くらいに嬉しかったよ!」ゴクゴク
P「楽しかったですねぇ」
友紀「うん。あたしが奢るからジャンジャン飲もうよ。…うんっ!美味し!」プハー
P「いやいや、むしろ俺が奢りますって。一応、お金は持ってるんで…」
友紀「ん?そういや、なにしてるのお仕事」
P「アイドルのプロデューサーやってますよ」
友紀「アイドルの?」
P「はい。アイドルのプロデューサーです」
友紀「へぇ、凄い…のかな?あ、店員さん生中追加でー」
――
―
友紀「…あ、ねぇねぇ。あたしだったらアイドルになれる?…ひっく」
P「事務所に入ればなれますよ。売れるかは本人次第ですけど」
友紀「あ、ほんとー?もし、あたしでもなれるんだったらなりたいなぁ…それで始球式で投げたいなぁ。えへへ」
P「勿論オーディションとか受けなきゃいけな…酔ってます?」
22 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/28(木) 23:46:32.88 ID:GlgEMs2q0
友紀「酔ってないよー。アイドルかー…応援される側かぁ…」スゥ
P「寝ちゃったか。まだ、七時位だし、寝かせておこうかな」
友紀「んー…」ムニャムニャ
P「全然起きる気配がない…。どうしよう」
店員「すみません。お客様。そろそろ。お待ちのお客様もいらっしゃいますので…」
P「あ、分かりました。すみません。出ます。ほら、起きて」
友紀「あ、寝てた?あわっ!ごめん!」
P「いいですよ。歩けますか?とりあえず、お店から出ますよ」
友紀「はーい…」
23 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/28(木) 23:47:45.78 ID:GlgEMs2q0
友紀「うーん。飲み過ぎたかなー」
P「大丈夫ですか?肩貸しますよ?」
友紀「平気だって!それより、今日はありがとねー!多分Pさんの応援がなかったらキャッツ負けてたよ」
P「それは言い過ぎですよ」
友紀「言い過ぎじゃないって!それじゃ、おやすみー」
P「あ、これ、あげますんで興味があれば…」スッ
友紀「ん?なに?名刺?」
P「とりあえず、そこに来ていただければ色々お話するんで」
友紀「ん。分かった!それじゃ、おやすみ!」
25 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/28(木) 23:50:56.06 ID:GlgEMs2q0
事務所
P「おはようございます」
ちひろ「あ、おはようございます。今週も頑張っていきましょうね!」
P「はいっ!あ、近い内にオーディションある所ってありますか?」
ちひろ「オーディションですか?そうですねぇ…あ、ありますよ」
P「ありがとうございます」
ちひろ「なにか――」
コンコン
P「はい、どうぞー」
友紀「失礼しまーす…」
P「あ、どうも姫川さん。こんにちは」
友紀「うん。えーと…あたし、昨日アイドルになるとか言ってなかった?」
P「言ってましたよ」
友紀「それで、Pさんはなれるって言った気が…」
P「はい。一応その気があるのかなって思ってオーディションの日程は調べておきましたけど」
26 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/28(木) 23:55:12.60 ID:GlgEMs2q0
友紀「うん…あたしやるよ。目指すは始球式だね!」
P「それじゃ、今からオーディション当日までみっちり練習ということで」
友紀「なんのオーディション?」
P「野球とは関係ないですよ。流石にいきなり、そんな仕事なんて来ないですからね」
友紀「ならいいや。うん頑張る!あ、でも…」
P「…数日くらいキャッツの応援はスポーツニュースで我慢してくださいね」
友紀「はーい…」
レッスン場
P「とりあえず、俺が教えるな」
友紀「あ、Pさん言葉使い変わったね」
P「一応アイドルとマネージャーになったからな。ま。とりあえず、手始めに歌の方から――」
27 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/28(木) 23:57:53.52 ID:GlgEMs2q0
オーディション当日
P「よく頑張った。もうこれで一人前に戦えるはずだ」
P(球場で応援をやってたおかげか、声は通るし、体力もある。もしかしたら逸材かもな…)
友紀「あ、あたし、頑張ったよね?」
P「あぁ、だから行ってこい」
友紀「う、うん」ガチガチ
P(ものすごく緊張してるなぁ…)
P「大きなオーディションじゃないとは言え、初めては緊張するよなぁ…」
P(大丈夫かな…)
28 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/29(金) 00:01:59.72 ID:vtzoAL7J0
審査員「次の方」
友紀(き、緊張してきたぁ!)
友紀「は、はいっ」
友紀「あ、あの、あたし、姫川友紀っていひっ!?」
友紀(あ、噛んじゃった…。どうしようえーとなんだっけ…折角練習したのに)
友紀「あ――」
P「頑張れ友紀!!」
友紀「え?」
友紀(今客席の方から…)
P「負けるな友紀!!お前がやらなきゃ誰がやるんだっ!」
友紀(Pさん…よしっ!)ニコッ
友紀(体がフッとと軽くなった!)
友紀「改めまして、姫川友紀、二十歳、趣味は野球観戦ですっ!お願いしますっ!」
30 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/29(金) 00:04:27.04 ID:vtzoAL7J0
P(追い出されてしまった…)
P「まぁ、あんだけ叫んだら審査の邪魔だもんなぁ。失格になってなきゃいいけど…」チラッ
P(あ、踊ってる。なんとか審査して貰えてるみたいだ)
P「流石だなー、いい感じに人を巻き込んでいけてるな」
P(意外といい結果になるんじゃないかな)
――
―
友紀「あ、Pさーん」
P「お、終わったのか」
友紀「うん。中々楽しかったよ!」
P「結果はもう少ししたら発表か」
友紀「うん。とりあえず疲れた」
P「お疲れ様」
友紀「うん!それと…ありがと」
P「俺はなにもしてないって。あ、そろそろだな。行くぞ」
友紀「うんっ!」
31 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/29(金) 00:07:10.99 ID:GlgEMs2q0
審査員「発表します。今回の優勝者は、エントリー№22番―――」
P「残念だったな」
友紀「まぁ、あたしもあがっちゃってたしね。しょうがないか」アハハ
P「今日はさ――」
友紀「Pさん、今日は公園に行かない?」
P「ん?別にいいけど」
友紀「うん。あたし、着替えてくるからちょっと待ってて」
P「……」
33 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/29(金) 00:11:37.96 ID:vtzoAL7J0
公園
P「着いたけどなにを―」
友紀「そりゃっ!」ビュッ
P「わっ!ってボールか」
友紀「鞄の中に入ってたんだ。ヘイ。Pさん」
P「おりゃ」ビュッ
友紀「中々やるね。あたしの伝家の宝刀、全力ストレートを受けてみろ!」
P「ちょ、ちょっと、グローブ付けてないんだから優しく投げてくれって!」
友紀「はぁ…はぁ…。ちょっと休憩」
P「息が上がるまでやるとはな」ゼェゼェ
P「ちょっと、ベンチに座るか」
友紀「うん…」
34 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/29(金) 00:15:46.02 ID:vtzoAL7J0
友紀「Pさん。あのさー、関係ないんだけどキャッツの選手って二軍含めるとさ、50人以上いるんだよ」
P「そうなのか」
友紀「それでもさ、一軍の試合出てるのって九人とちょっとじゃない?」
P「そうだな」
友紀「プロの世界ってそんなもんなんだよねー。キラキラと輝く場所の下にはなれなかった人達が大勢いる」
P「友紀…」
友紀「分かってたんだけどねー。たかだか一週間程度の練習でそんなとこにいけないなんて…。でも、正直ちょっと悔しい」グスッ
P「才能はあるんだ。辞めな――」
友紀「辞めないよ?だってPさんに応援された時、凄い気持ち良かったし。あのヒーローインタビューの時の選手のセリフの意味が分かった気がするんだ」
友紀「ファンのおかげ。自分を応援してくれる人のおかげってのはあると思ったよ」
P「そっか」
友紀「ま。その中でも多分Pさんの応援は特別だけどね」
P「それって…」
友紀「よしっ、飲みに行こっか!残念会しなきゃ!」
P「そうだな。よし、行くかっ!」
35 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/29(金) 00:19:37.10 ID:vtzoAL7J0
居酒屋
友紀「だからぁ…本当に…悔しかったんですよー」ヒック
P「うん。分かった分かった」
P(泣き上戸なのか笑い上戸なのかどっちなんだ…?)
友紀「あそこまで頑張ってくれたPさんに申し訳が立たなくて…」ヒック
P「うん。いや、これから頑張ろうな」
友紀「はい…」グビグビ
友紀「あ、Pさん隣行っていいですか?」
P「ん?別にいいけど…」
友紀「はーい」ポフッ
P「そこまで近づかれると恥ずかしいな」ポリポリ
友紀「いいじゃんよー。あたしの女房役はPさんしかいないんだからさっ♪ふふふ」ニヤニヤ
37 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/29(金) 00:24:29.14 ID:vtzoAL7J0
P(出来上がってるなぁ…)
P「それじゃ、今日は疲れてるだろうし帰るか」
――
―
友紀「流石に飲み過ぎたかなぁ…。フラフラする」
P「ほら、とりあえず、家まで送るからっ!」
P(思ったより酔ってるみたいだ)
友紀「あ、ありがと。もうすぐそこだから」
P「謝るなら自分で歩いてくれって」
友紀「あははー。ここでいいよ」
P「それじゃあな。ちゃんと寝ろよ」
39 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/29(金) 00:31:32.98 ID:gZhyAbSI0
友紀「うん。…Pさん、あたし決めたよ」
P「ん?何をだ?」
友紀「もし、あたしがさ、始球式やって、そのままアイドルとしてトップまで行ったとしてもプロデューサーは、Pさんだけだからね!」
P「うん」
友紀「あーもうリアクション薄いなぁ。逆指名だよ。あたしは、Pさんがプロデューサーさんじゃなきゃ、嫌だってこと。じゃね!」
P「…そんな指名しなくていいぞ」
友紀「え?」
P「だって、俺のドラフト一位はいつも、アイドル姫川友紀だからさ」ニカッ
友紀「あ、あはははは!Pさん流石にクサいってそのセリフ。…嫌いじゃないけどね!」
P「そりゃよかった」
友紀「…と、と言うか、そんなこと言うんだったら、あたしの気持ち、ちゃんとキャッチしてね!Pさん!」
41 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/29(金) 00:34:06.01 ID:gZhyAbSI0
終わりです。見てくれた方ありがとうございました。
44 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/29(金) 00:38:29.39 ID:TwIWNnE90
おっつおっつ
ユッキカワイイよユッキ
引用元:モバP「酒と野球とアイドルと」
http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1364479837/
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今日からやきうの時間だあああああああああああああああああ
[ 2013/03/29 01:25 ]
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