2012
12/21
金
1 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/15(土) 01:44:07.92 ID:MSqx5Ere0
春香「ちーちゃんは最近、プロデューサーさんにお熱です」
(パカッ)
千早「……ふふ」
春香「あれ、ちーちゃん、嬉しそうだね?」
千早「えっ、そ、そうかしら?」パタン
春香「今、笑い声が漏れてたよ」
千早「な、何でもないわ。何でもないの」アセアセ
春香「……」
千早「……」
春香「……今、携帯見てたよね」
千早「え、えぇ……」
春香「誰のメール見てたのかなー?」グリグリ
千早「や、やめて……」カァッ
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4 : >>3 Yes:2012/12/15(土) 01:50:34.91 ID:MSqx5Ere0
春香「えい」ヒョイッ
千早「あっ?!」
春香「ええと」パカッ
千早「だ、ダメ! 春香! やめなさい!」アワアワ
春香「ダメだよちーちゃん、見られて恥ずかしいならパスワードとかかけないと」
千早「そ、そういうの……詳しく、ないから……」
春香「あ、プロデューサーさん専用フォルダが出来てる」
千早「!」
春香「でも、わざわざフォルダ分けるほど、色んな人からメール来ないよね」
千早「まぁ、ほとんどプロデューサーと春香だけど……じゃなくて! はーるーかー!」
春香「えへへ、いいよねー、減るもんじゃないし」
千早「あ、うぅ……」プシュウウウウウ
春香「ええと、何々……『昨日の食事、喜んでもらえたみたいで良かったよ』」
千早「ろろろ朗読しないで!!」カァァァァッ
春香(初心だなぁ)
7 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/15(土) 01:55:31.17 ID:MSqx5Ere0
春香「へー、昨日、一緒にご飯食べたんだね」
千早「そ、そう……」カァッ
春香「何食べたの?」
千早「ちょっと雰囲気のあるレストランで、コース料理頼んだりして……」
春香「マナーとか大丈夫だった?」
千早「! そうなの! 私、マナーとかよく分からなくて! そしたらね、プロデューサーが、丁寧に教えてくれて!」パァァアッ
春香「ちーちゃんちーちゃん、落ち着いて」
千早「あっ、うぅ……」カァァァッ
春香「ちーちゃん、プロデューサーさんに告白してから毎日楽しそうだね」
千早「そ、そういうこと言わないで……」プシュウウウウ
春香(もう、幸せ絶頂のちーちゃんったら可愛いなー)
8 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/15(土) 02:00:37.55 ID:MSqx5Ere0
(ガチャッ)
P「おはよう」
春香「おはようございます!」
千早「あっ、ぷろっ……でゅーさー……」
P「千早……まだテンパり癖治らないのか」
千早「い、いえ……今は、たまたまタイミングが……おはようございます」ペコッ
P「あはは、でもそんなところも可愛いよ、千早」
千早「や、やめてくださいプロデューサー!」カァッ
P「お、慣れてきたか?」ナデナデ
千早「ぷ、ぷろ、でゅーさー……」カァァァァァッ
春香「ねぇちーちゃん、私コーヒーが飲みたいな、割と切実に」
10 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/15(土) 02:05:39.77 ID:MSqx5Ere0
P「うん、朝のコーヒーってのもいいな」
千早「! はい! 今、淹れてきますね!」パァァァッ
P「ブラックでいいぞー」
春香「あ、私もね!」
千早「はいっ!」
(タタタッ)
春香「……ちーちゃん……耳と尻尾が見えたよ……」
P「最近の千早は素直だなぁ」
春香「完全にプロデューサーさんに懐いてますね」
P「まぁ、そこが可愛いんだけど」
春香「プロデューサーさんも完全に惚れ込んでますよね」
P「いや……あはは……」
春香「早くコーヒー来ないかなー」
11 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/15(土) 02:10:36.38 ID:MSqx5Ere0
(パタパタパタ)
千早「コーヒー、淹れてきました」
(コトッコトッ)
春香「ありがとう!」
千早「どういたしまして」
P「ありがとう、ちーちゃん」
千早「ち、ちーちゃっ……?! ぷ、プロデューサーまで!」
P「春香が呼んでるの聞いてたら、なんだか可愛くてさ……あはは」
千早「も、もう……」
P「嫌だったか?」
千早「ぷ、プロデューサーが可愛いと思ってくれたなら、別に……」カァッ
春香「おかしいなぁちーちゃん、これ本当にブラック?」
14 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/15(土) 02:15:32.55 ID:MSqx5Ere0
P「いただきます……」ゴクッ
千早「……どうですか?」ドキドキ
P「……うん、美味しいよ、千早」
千早「……!」パァァァッ
春香「ちーちゃんちーちゃん、尻尾尻尾」
千早「え? し、尻尾なんて無いけれど」
春香「私には見えるんだよ。嬉しそうに振っている姿が」
P「確かに、千早はちょっと犬っぽいよな」
春香「忠犬ちーちゃん」
千早「ち、違います! 私は私、如月千早です! 犬じゃありません!」ガタッ
P「はいはい、いい子いい子」ナデナデ
千早「あ、うぅ……」プシュゥ
春香(空回りちーちゃんも可愛すぎるなぁもう)
16 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/15(土) 02:20:28.86 ID:MSqx5Ere0
春香「なぁんていうのが日常になってきて、若干食傷気味なんだけど」
千早「ふんふんふん♪」
春香「ちーちゃん、楽しそうに指を見てどうしたの?」
千早「えっと、これ……」オソルオソル
春香「……え、指輪? まさか……!」
千早「ち、違うわ! ま、前にプロデューサーに買ってもらったモノなの」
春香「でも、これまで付けてなかったよね?」
千早「人目に触れないほうが良い、って言われたから……これまでは、一人の時だけ」サスリサスリ
春香「もう隠す必要もないって?」
千早「さ、流石に仕事で出る時は外してる、けど……」カァッ
春香「似合ってるよ、ちーちゃん!」
千早「そ、そうかしら……ふふっ」
春香(言葉は謙虚でも満面の笑みだよちーちゃん)
18 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/15(土) 02:25:30.28 ID:MSqx5Ere0
春香「でもちーちゃん」
千早「?」
春香「さっき、『違うわ!』って、何が違うとか考えてたの?」
千早「えっ?! そ、それはっ!」アセアセ
春香「ほらほらー、言っちゃおうよちーちゃん!」
千早「それは、その……こ、婚約指輪、とかじゃないって……そういう、意味で……」
春香「……ちーちゃん可愛い!」ギュウッ
千早「は、春香!?」カァッ
春香「でもちーちゃん、そんなところまで考えてるんだ」
千早「?! べべべべつに、そ、そういうわけじゃないの! たまたま……そう、たまたまよ!」アセアセ
春香「うわー分かりやすいねー」
21 : >>20 誤字:2012/12/15(土) 02:32:06.28 ID:MSqx5Ere0
P「お、その指輪付けて来たのか」ガチャッ
千早「あ、プロデューサー……」
春香「ぴったりじゃないですか。プロデューサーさんもお目が高い!」
P「店頭でいくつか見たけど、千早にはこれしかないと思ってさ」
千早「私なんかには、勿体ないくらいです」
P「俺の見立て、間違ってたかな……」
千早「えっ、いや、あの、そんなことは全然なくて、私が、その……」アワアワ
P「慌てる千早も可愛いなぁ」
千早「ぷ、プロデューサー! いじわるはやめてください!」
春香「プロデューサーさん、やっぱりいい性格してますよね」
P「春香のお陰だよ」
22 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/15(土) 02:37:42.34 ID:MSqx5Ere0
春香「そんなある日、幸せ絶頂のちーちゃんが、叩き落とされるような事件が!」
春香「……え? プロデューサーさんが?」
千早「…………」ズゥゥゥゥウウン
春香「何かの間違いじゃないかなぁ」
千早「いいえ、間違いじゃないの……」
春香「でも……あのプロデューサーさんが、浮気はしないと思うけどなぁ」
千早「見たのよ……誰か、女の人と歩いてるところ……」ズゥゥゥゥゥウン
春香「ちーちゃん……」
千早「やっぱり、私なんかじゃダメだったのかしら……私、なんか……」グスッ
春香「だ、大丈夫だよ! まだ決まったわけじゃないんだから!」
千早「……ええ、そう、よね……」グスッ
24 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/15(土) 02:42:33.41 ID:MSqx5Ere0
春香「うーん、でもプロデューサーさんが浮気をするとはやっぱり……」テクテク
P「お、春香。お疲れ」
春香「あ、噂をすればプロデューサーさん」
P「噂? 俺のか?」
春香「ちょっとお聞きしたいことがあって」
P「ん、なんだ?」
春香「最近、ちーちゃん以外の女の人と一緒にいました?」
P「いっ?!」ギクッ
春香「……」
P「あ、えっと、その……」
春香「いたんですか?」
P「そ、その……いま、した……」
25 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/15(土) 02:46:35.44 ID:MSqx5Ere0
春香「……プロデューサーさん、まさか、浮気ではないですよね?」
P「それは違う、断じて違う。俺には千早だけだよ」
春香「うーん」
P「ただ……ちょっと、千早には言えない理由があって」
春香「理由、ですか?」
P「その内分かるけど……今はまだ、千早には知られたくないんだ」
春香「でもちーちゃん、浮気かと思ってかなり凹んでますよ?」
P「な、なんとかフォローしてやってくれ……それと、この会話も内密に」
春香「えーっ!? ちーちゃんが立ち直れなくなったらどうするんですか!」
P「……そ、そんなになのか?」
春香「はい、覗いてみます?」
P「……うん」
27 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/15(土) 02:51:45.14 ID:MSqx5Ere0
春香「静かーに……」
(キィッ…)
P「どれどれ……」
千早「…………うぅ」ズゥゥゥゥゥゥウン
P「ち、千早ぁ……ごめんよ……」
春香「このままだと仕事に手が付きませんよ」
P「う、うぐ、そうか……じゃあ」
春香「?」
P「千早のためにやってる、って伝えてみてくれないか?」
春香「どうしても吐かないんですね……」
春香(まぁ、プロデューサーさんが画策してることはほぼ分かるけど)
28 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/15(土) 02:55:46.36 ID:MSqx5Ere0
春香「ねぇ、ちーちゃん」
千早「春香……?」グスッ
春香「さっきプロデューサーさんに会ったから、それとなく聞いてみたんだけど」
千早「え、ええ……」
春香「ちーちゃんのために、何かやってるみたいだよ?」
千早「!」ガバッ
春香(うわぁ、待てを解除された犬みたい)
千早「本当?! それ、本当に!?」
春香「う、うん。詳しくは教えてくれなかったけど、理由があるんじゃないかなー……?」
千早「良かった……本当に、良かったぁ……!」ウルウル
春香(あーもうちーちゃん起伏が激しすぎるよ可愛いなぁ)
千早「でも、どうして教えてくれないのかしら……」
春香「それは……」
春香(多分、こっそりプレゼントでも用意してるんじゃないかなぁ)
30 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/15(土) 03:00:32.00 ID:MSqx5Ere0
春香「でもそれからというもの、ややぎこちない日々が続きました」
千早「あ、プロデューサー」
P「お、おぉ、千早か。どうした?」
千早「いえ、別に特別な用事があったわけではないんですけど」
P「そ、そうか。それじゃ……」
千早「ま、待ってください! どうして最近、そんなによそよそしいんですか……?」
P「それは……」
千早「……す、すみません。何でも、何でもないです」トボトボ
P「あ、千早……」
春香「うわぁそれは不器用すぎるよ二人とも」
31 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/15(土) 03:05:47.91 ID:MSqx5Ere0
春香「プロデューサーさん」
P「うわっ! は、春香か……」
春香「そんなじゃ、ちーちゃん本格的に落ち込んじゃいますよ」
P「俺、隠し下手だから……いつも通りやってると、つい口を滑らせてしまいそうで」
春香「ちーちゃんのこと好きなのはあんなに黙ってたのにですか?」
P「うぐ。あ、あれは、最後まで言わないつもりだったから……」
春香「……でも、これじゃあ本末転倒ですよ?」
P「そうだよな……プレゼント隠してて落ち込ませたんじゃな……」
春香「あー」
P「あっ!? しまっ……」
春香「いえ、分かってましたよ私は」
32 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/15(土) 03:10:15.86 ID:MSqx5Ere0
春香「それで、知り合いの女の人に、プレゼント選びを手伝ってもらっていたと」
P「昨日、ようやく決まってさ。来週末にでも、デートに誘って渡そうかと……」
春香「あまりシチュエーションとか拘らないで早い方がいいと思いますよ、現状だと」
P「そ、それもそうだな……明日、持ってくるか」
春香「それがいいと思います!」
春香「これで解決……だと、いいんだけどなぁ」
千早「春香……」グスッ
春香「ち、ちーちゃん。大丈夫だよ! 多分、プロデューサーさんも近い内に……」
千早「そうじゃ、なくて」グスッ
春香「へ?」
千早「また、プロデューサーを困らせて……迷惑、かけて……」グスッ
春香(もうちーちゃんはいい子だなぁ!)
33 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/15(土) 03:15:29.06 ID:MSqx5Ere0
千早「私、プロデューサーに嫌われたかもしれない……」
春香「大丈夫だよ、ちーちゃん」
千早「春香……」
春香「付き合い始めたばかりで、不安になってるだけだよ。そのくらいで嫌いになるようなプロデューサーさんじゃないよ」
千早「ええ……そう、よね……」グスッ
春香「いつも、もっともっと迷惑かけても、笑って許してくれる人なんだから」
千早「うん……」
春香「それに、ちーちゃんが好きになった人は、そんなに心の狭い人じゃないよ」
春香(恋に関しては凄く奥手で弱気だけど)
36 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/15(土) 03:20:41.33 ID:MSqx5Ere0
千早「……なんて、昨日春香には言われたけれど……」
千早「やっぱり、心配に、なってしまうわよね……」
(ピロリロリン♪)
千早「あ、プロデューサーからメール……」パカッ
千早「『今から事務所に戻るから、待っててほしい』……?」
千早「プロデューサー、何か用かしら……」
千早「……まさか、別れ話、とか……」
千早「嫌……そんなの、嫌……せっかく、せっかくこんなに幸せなのに……!」
千早「……いいえ、しっかりしなさい、如月千早」
千早「別に、そうと決まったわけではないわ」
千早「…………でも……」
千早「……プロデューサー……」
38 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/15(土) 03:24:06.57 ID:MSqx5Ere0
(メトメガアウー♪)
春香「ちーちゃんからだ」パカッ
春香「……『怖い』?」
春香「あ、そうか。プロデューサーさん、呼び出したのかな」
春香「私からしたらただの勝ち戦以外の何でもないんだけど……」
春香「……負けないで、ちーちゃん」
(ウー、ワッホイ♪)
千早「あ、春香……」パカッ
千早「『何も心配いらないよ』」
千早「……春香、ありがとう……」パタン
(ガチャッ)
千早「!」
39 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/15(土) 03:27:21.69 ID:MSqx5Ere0
P「ごめんごめん、待たせちゃったな」
千早「いえ、そんなことは……」
P「そういや、告白の時も、待ち合わせは事務所だったな……」
千早「そ、そう、ですね……」
千早(え……どうして、そんなこと……)
P「……大事な話をするような場所じゃないよな。はは……」
千早(うそ……大事な話、って……まさか……)
千早「……嫌です」
P「えっ……?」
千早「嫌です! 私、今すごく幸せなんです!」
P「お、おい、千早」
千早「わがままだって、分かってます。迷惑なのも、分かってます!」
P「千早、落ち着けって」
千早「でも! 私は! 私はっ……!」
41 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/15(土) 03:30:17.76 ID:MSqx5Ere0
千早「プロデューサーが、好きなんです、どうしようもなく!」
千早「別れたく、ないんです!」
P「千早……」
千早「悪いところは、直します。足りないことがあれば、できる限り努力します!」
千早「今の私にとって、一番大切なのは、何よりもプロデューサーなんです……!」
千早「おね、がい、です……」ポロッ…ポロッ…
千早「私を、千早を、あなたの傍に、置いてください……」ボロボロ
千早「見捨てないで、ください……!」グスッ
P「……千早は馬鹿だなぁ」
千早「大馬鹿です……」ヒック
43 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/15(土) 03:32:51.15 ID:MSqx5Ere0
P「ごめんよ千早、不安がらせちゃったな」ナデナデ
千早「うぅ……ぐすっ……ぷろでゅーさぁ……」
P「別れ話なんかじゃないよ。別れるはずないじゃないか」
千早「本当、ですか……?」
P「俺にとっても、何より大切なのは、大事なのは千早だよ」
千早「プロデューサー……」ギュウッ
P「今日呼んだのは、ちょっと渡したいものがあってさ」ゴソゴソ
千早「……?」
P「はい、これ」スッ
千早「包み……?」
P「開けてごらん」
千早「はい……」ガサガサ
(スッ)
千早「これって……チョーカー?」
44 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/15(土) 03:33:25.34 ID:K1CcYKmd0
首輪ですな
45 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/15(土) 03:33:41.34 ID:tlVBvBLU0
まさかの首輪か!?
46 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/15(土) 03:35:22.38 ID:MSqx5Ere0
P「その、ちょっと早いんだけどさ。本当は来週に、って思ったんだけど」
千早「……?」
P「……メリークリスマス、千早」
千早「……!」
(ギュウッ!)
P「お、おい、千早?!」
千早「プロデューサー……ありがとう、ありがとうございますっ!」グスッ
P「ああもう、千早は泣き虫だなぁ」ナデナデ
千早「……直した方が、いいですか……?」
P「いや、そのままでいいよ。可愛いからさ」ナデナデ
千早「……プロデューサーの、ばか」ギュウッ
47 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [sage] :2012/12/15(土) 03:36:23.99 ID:R/zHi/BB0
ただの首輪じゃないか
48 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/15(土) 03:38:20.61 ID:MSqx5Ere0
春香「なるほど、まぁ昨日はそんなことだろうなぁとは思ってましたけど」
P「千早には悪いことしたな……」
春香「昨日のメール履歴見ます? 凄いですよ、たった数時間の間の感情の波が」
P「そういうとこも、千早の可愛いところなんだけどな……」
春香「ええと、今コーヒー切らしてるんですけど」
P「あ、じゃああとで買いに行ってくるよ」
春香「そう言う意味ではなくて」
(ガチャッ)
千早「おはようございます」
春香「あ、ちーちゃんおはよう」
P「おはよう、千早」
千早「き、昨日は、ありがとうございました……」カァッ
P「泣かせちゃってごめんな?」
千早「や、やめてください!」
50 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/15(土) 03:41:44.72 ID:MSqx5Ere0
春香「あ! 今付けてるのがプレゼントのチョーカー?」
千早「ど、どう? 似合ってる、かしら……」
春香「バッチリ! プロデューサーさん、本人いなかったのに良く選べましたね」
P「目を瞑ればすぐに思い出せるからなぁ、千早は」
千早「も、もう、プロデューサー……」
春香「だからコーヒー切らしてるのになぁ」
千早「そうなの? じゃあ、あとで買ってくるわ」
春香「いやだからそういう意味じゃなくてね」
P「でも千早、そのチョーカー、すごく似合ってるよ」
千早「そ、そうでしょうか……」カァァァッ
春香「うん、有り得ないくらいこの上なく」
千早「良かった……」ホッ
春香(忠犬が首輪付けてるみたい……)
51 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/15(土) 03:43:40.46 ID:MSqx5Ere0
P「チョーカーくらいなら、気にせずに付けて出歩けると思ってさ」
千早「はい……大切に、します……」キュッ
春香「うん、それにリード付ければ完璧だね」
千早「?」
春香「ううん、何でもない。えへへ、ちーちゃん、良かったね!」
千早「春香……」
春香「だって、ちーちゃんとプロデューサーさんなんだよ? 何も心配する事なんてないよ!」
千早「……本当に、ありがとう……」
春香「えへへ、ちーちゃんは大切な親友だもん!」
千早「春香ぁっ……!」ウルッ
P「はは、むしろ、俺が捨てられないか怖いよ」
千早「! そんなこと、有り得ません! プロデューサーがいなくなったら、私……!」
P「千早……」
千早「……プロデューサー」
春香「うん、ここ事務所だからね? 続きは他所でどうぞ」
52 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [sage] :2012/12/15(土) 03:44:20.22 ID:3pW3v8ns0
プレイの幅が拡がりますね
53 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/15(土) 03:46:27.32 ID:MSqx5Ere0
P「そういえばコーヒーが切れてるんだっけか。今暇だし、買ってくるよ」ガタッ
千早「あ、じゃあ、私も……」ガタッ
P「外は寒いぞ、事務所で待ってろって」
千早「だって、その……今は、あまり離れたくなくて……」キュッ
P「……ったく、仕方ないなぁ。じゃあ、行くか」ギュッ
千早「あ、手……」カァッ
P「繋ぐのは、階段下りるまでな」
千早「……ふふ、はいっ」パァァァァッ
春香「それじゃあ二人とも、いってらっしゃーい」
千早P「「行ってきます」」バタン
春香「……」
春香「あぁ、コーヒーが飲みたい……ってそれを買いに行ったんだった」
春香「……お茶飲も」
おしまい
55 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/15(土) 03:49:27.72 ID:yE0+TpKQ0
乙でした
56 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/15(土) 03:50:45.99 ID:I5eRyuHr0
千早はヤンデレなイメージがどうしても離れない俺にはオアシスのようなスレだった
58 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [sage] :2012/12/15(土) 03:51:02.29 ID:R/zHi/BB0
乙
春香さんと一緒にコーヒー飲みたい
春香「清純派ちーちゃんと健やかな日々」
http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1355503447/
http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1355503447/
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▼返信コメ
やはり、千早は犬属性だよな…と再認識した
[ 2012/12/21 21:30 ]
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