2012
12/07
金
1 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/07(金) 16:13:48.97 ID:FosjDm9f0
P「俺もだいすきだよやよい!!」ガチャッ
やよい「あっ! だ、だめですよ、プロデューサー!」
P「へ?」
カーット!
P「あ」
やよい「もー、まだボーナストラックの収録中ですっ!」
P「お、おお、そうだった……ごめんな。俺としたことが……」
やよい「あの、ごめんなさいスタッフさん。もう一回、最初からやってもらってもいいですかー?」
P「すみません……」
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5 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/07(金) 16:19:36.73 ID:FosjDm9f0
TAKE8
やよい「プロデューサーさんっ! どーむですよ、どーむぅっ!」
やよい「くっ。真面目にやってください、プロデューサぁ」
やよい「うっうー! ハイ、ターッチ! いぇーい♪」
P「いぇーい!」
パチンッ
やよい・P「「あははっ! あはははっ! やったー!」」
カーット!
やよい・P「「あっ!!」」
律子「おい」
P「あ……り、律子……」
律子「うふふふ♪ ちょ~っとこっちに来てくださいます~?」ゴゴゴ
6 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/07(金) 16:25:27.72 ID:FosjDm9f0
スタジオ裏
律子「……プロデューサー? 私が言いたいこと、わかります……?」ゴゴゴ
P「う……り、律子、エビフライがすごい角度になってるぞ……まるで鬼みたいだ」
律子「うるっさい! これで何回、あなたのせいでNGになったと思ってるんですか!?」
P「ええと……かれこれ8回ほど……」
律子「わーかってるなら! 少しは自重してくださいっ!」
P「はい……」
律子「もう……やよいのことになると、ほんとどうしようもないんだから」
P「……あれ、そういえば春香は?」
律子「春香なら、先に帰らせましたよ。もうトーク部分は収録したし、いつ終わるかもわからないし」
P「そ、そっか……すまないな」
律子「ったく……。やっぱり事務所に縛り付けてくるんだったかしらね」
P「お、おいおい! それだけはやめてくれよっ! せっかくのやよいの晴れ舞台なのに!」
律子「その晴れ舞台を邪魔してるのは、ど・こ・の! だ・れ・で・す・かっ!」
8 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/07(金) 16:32:34.52 ID:FosjDm9f0
P(やよいの……いや、やよいだけのじゃない。正確には、765プロのアイドルみんなのだな)
P(みんなにとって初めてのソロCD、アイドルマスターマスターアーティストの発売が決定された)
P(そこで今回、CDの最後に収録されるボーナストラックとして……)
P(765プロアイドルみんなのモノマネをする、ということになったのだが……)
TAKE9
…
やよい『へっへー。今日のボクは、ふぇろもんバリバリですっ! がつーんといきましょーう!』
やよい『プロデューサー、そんなこともできないんですかー? しっかりしてくださいっ』
P「っ! つ、次は――」
やよい『……この、へんたい、どへんたい、だへんたい!』
P「あっ、あああっ、ありがとうございますっ!!!!!!!!!」
カーット!!
P「えぇっ!? ウソだろ!」
P(やよいのモノマネが可愛すぎて俺の心がかき乱れてしまい、収録が難航しているのであった)
10 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/07(金) 16:37:51.25 ID:FosjDm9f0
律子「プ・ロ・デュ・ー・サー……?」ゴゴゴ
P「だ、だって今の! 今のは別に邪魔してなかっただろ!? スタジオにも乱入しなかったし!」
律子「声が大きいんですよっ! 完全にマイクに入ってるじゃない!!」
P「えー……そうかな……最近のマイクってこんな雑音まで拾っちゃうのかよ……」
律子「駄々をこねる子どもか……! ……これはもう、わからせてやるしかないみたいね」
P「へ?」
律子「いいですか? 今から私が言うこと、よーく聞いてくださいよ」
律子「これは聞けばさすがのあなたも、その態度を改めざるを得なくなりますから!」
P「ほう……」
16 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/07(金) 16:44:39.07 ID:FosjDm9f0
律子「えー、まず。例えばあなたが、やよいのことを全く知らない一般人だとします」
P「やよいを忘れることなんて出来ないよ! あほか!」
律子「例えばって言ってるでしょこのばか!」
P「うぐ……は、はい……私は、あほでばかな、ダメダメプロデューサーです……」
律子「ん、よろしい」
P「生まれてきてごめんなさい……」
律子「……ちょ、ちょっと言いすぎちゃったかな。そこまでへりくだらなくてもいいですよ、土下座をやめてください」
P「ありがとうございます……」
律子「とにかく! そこであなたは、たまたま立ち寄ったCDショップで、ひときわ光り輝いていたやよいのCDを手に取ります」
P「ジャケット、めちゃくちゃ可愛いもんな!」
律子「あらまぁ、随分立ち直りの早いこと……ま、ジャケットの可愛さについては確かにそうね」
P「あれを撮るのは苦労したよな。なんせ、生きたままのクマちゃんバーガーを……」
律子「ふふっ、あのときのやよいったら……っとと、いけないわ、また話がそれちゃった。続けますね」
P「あ、はい」
19 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/07(金) 16:52:26.84 ID:FosjDm9f0
律子「そして、やよいの姿に一目惚れした一般人のプロデューサー!」
P「うんうん。一般人のPって、なんか変な日本語だけど、まぁいいとしよう」
律子「同時発売されていた春香のCDと合わせて、合計二枚のCDを持って、レジに向かいます」
P「え、春香の? どうして?」
律子「春香のCDの裏側を見てください。特別ゲスト、高槻やよいって書いてあるでしょ?」
P「あーなるほど、こりゃ買わざるを得ない」
律子「ふっふっふ……ゲストっていうのは、場を盛り上げるだけじゃない。こういう効果もあるんですよ」キラン
P「さすがだな……明らかに俺より色々考えてる。もう本当にプロデューサーになってもいいんじゃないか」
律子「ま、とりあえず今はアイドル活動がありますからね。中途半端にはしたくないので、そっち優先です」
P「真面目だな……まぁ、律子のそういうところに惚れたんだけどさ」
律子「え」
P「あ、でも、やよいのことを知らなかったってことは、春香のことも知らないんだろ?」
律子「…………」
P「それなのに、二枚もジャケ買いするかな……ま、いいか」
律子「……え、えーっと……何かノイズが聞こえた気がしたけど、気のせいよね。つ、続けますね!」
24 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/07(金) 16:58:48.34 ID:FosjDm9f0
律子「おっほん! えー、家に帰ったあなたは、さっそくプレーヤーにやよいのCDをセットします」
P「その前に歌詞カードを開く派だな、俺は」
律子「あら、そうなんですか?」
P「うん。パラパラとめくって、それから……」
律子「へぇ……でもそれじゃ、ネタバレ食らっちゃうじゃない」
P「ネタバレ? 歌詞のネタバレってことか?」
律子「そーですよ。やっぱり一番最初にCDを聴くときは、頭を空っぽにして……」
P「あー、確かにそう言われてみると……律子がそう言うなら、今度からはそうしようかな」
律子「ふふっ♪ ぜひ、そうしてくださ――」
律子「……って、もう! そんなことはどうでもいいんですよっ!」
P「あはは、また見事に脱線したなぁ」
律子「ぐぐ……だ、誰のせいだと……!」
25 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/07(金) 17:05:41.80 ID:FosjDm9f0
律子「と・に・か・く! 歌詞カードを見るなりなんなりしたあと、あなたはやよいのCDを再生しますっ」
P「ふむ……」
~ Pの脳内 ~
『ふれーふれーがんばれ さあいこう♪』
『ふれーふれーがんばれ 最高♪』
P「キラメキラリが流れてきた!」
律子「このCDの為に収録された新曲ですよ、新曲!」
P「さいっこうだな! 早口言葉で一生懸命歌ってるやよいかわいいっ!」
律子「ふっふっふ……反応は上々ね! これは本当にもしかして、100万枚達成も夢じゃないかも~!」
P「やよいはかわいいなぁ!!」
律子「そして曲が終わったあとに聞こえてくる、甘々のほほんトーク!」
P「やよいはかわいいなぁ!!! じゃかじゃん!!!!」
※Pはいま心から一般人になりきっているので、知っているはずのCDの内容は忘れています
30 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/07(金) 17:13:07.44 ID:FosjDm9f0
律子「さてと……最後の曲『 i 』の再生を終えて、トークを含めてCDを一通り聞き終わりました」
P「良いCDだった……掛け値なしに」
律子「ズバリ、どんな感想を持ちましたかっ!?」
P「やよいちゃんって、かわいくて健気で元気いっぱいで、とってもすごい。これからも応援してあげたい」
P「あと特別ゲストの春香さんもかわいいなって思いました」
律子「うーん、小学生並の感想だけど、なかなか好感触ね! これは間違いなく売れるわ~フッフッフ……!」
律子「おぉっといけないいけない、つい……でも、実はまだまだ! CDは終わっていなかったんですよっ!」
P「なんだってー!?」
律子「……ボーナストラック」キラン
P「!」
律子「そう! このCDはやよいも言ってるように、ボーナストラックが入った、超、超オトクCDだったんですっ!」
P「あ、あ、あ……はやく聞きたいっ!」
律子「もう、そう急がないの。まずはキラメキラリのカラオケverを聴いて……」
P「フレーフレーガンバレ、サイッコォォォォ!!」ガタッ
律子「ふふふ……」
34 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/07(金) 17:24:34.10 ID:FosjDm9f0
律子「そして待ちに待ったボーナストラック……」
P「……」ドキドキ
律子「やよいのモノマネが始まりますっ! わーパチパチパチ!」パチパチ
P「うっわこれ完全にやよいだわ! 全然誰にも似てねぇ! でもめっちゃなんていうか!」
律子「かわいいでしょう~?」
P「うん!」
律子「……でも、よぉ~く想像してください……もうすぐ、そう、伊織のモノマネのところ……」
P「え……?」
~ Pの脳内 ~
『……このへんたい! どへんたい! だへんたい!』
『あっ、あああっ、ありがとうございますっ!!!』
~ 脳内再生おわり ~
P「!?」
律子「おわかりいただけただろうか……」
38 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/07(金) 17:31:12.74 ID:FosjDm9f0
P「野太い成人男性の声が聞こえた……」
律子「気分はどうですか?」
P「ウキウキだったのが台無しだよ……」
律子「それはなぜ?」
P「俺はやよいの声が聞きたかったんだ。やよいの拙いモノマネ、脳みそをトロけさせるような甘い声」
P「それなのに、どこの誰かも知らない男の声が耳に入るなんて……」
律子「そうね……そのとおりだわ」
P「っていうか、やよいもトークで言ってたけど『プロデューサー』って誰だよ! 俺か!」
律子「まぁ、そのへんの発言については、他の皆にも注意しとかないといけないわね」
律子(――この私の発言がブーメランになってそのまま自分に返ってくるとは……)
律子(このときの私はまだ幼すぎて、予想もしていなかったのでした)
律子(でも別にあれくらいはセーフよね。他の皆に比べたら……うん)
39 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/07(金) 17:36:19.52 ID:FosjDm9f0
律子「とにかく、こんなもん発売したらクレームもんですよ! 返品返品、返品の嵐!」
P「うう……そ、そんな……」
律子「初め出した記念すべきソロCDが、謎の男性の声入りの呪いのCDだなんて……!」
律子「……あ、でもまぁ、そういう面での需要はあるかもしれないわね……うーん、意外と話題を呼ぶかも」ブツブツ
P「お、おい、律子?」
律子「……おっとだめだめ! アイドルはね、イメージがすべてなんですからっ!」
P「そ、そうだな!」
律子「在庫の山を抱えた我が765プロは、その後発売される他のみんなのCDの売り上げも伸びず……」
律子「満を持して発売された、律っちゃん待望のセルフプロデュースCDも、全っ然売れない状況に……!」
P「……律子……」
律子「うう……!」
P(泣いている……嘘泣きだけど)
41 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/07(金) 17:43:51.81 ID:FosjDm9f0
P「……」
律子「……――うさん」
P「え?」
律子「倒産ですよ、と・う・さ・んっ!」
P「な、なんだって!? まさかそんな……!」
律子「いーえ、起こりえないことではありません!」
律子「このマスターアーティストシリーズに、どれだけ予算を使っているかはあなたも知っているでしょう?」
P「……そうだ……これは765プロの今後の命運をかけた、勝負のCDだったんだ……」
律子「……やーっと軌道に乗り始めた765プロは、倒産の危機に陥ってしまうんです!」
律子「それもこれも、あなたが文字通り余計な口出しをするからっ!!」
P「!!!!」
P(お、俺は……一体、なんてことを……!)
42 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/07(金) 17:50:06.05 ID:FosjDm9f0
P「……律子、俺……間違ってたよ」
律子「……わかってくれましたか」
P「ああ……愛あればこそ、自分を抑えないといけないときもあるんだな」
律子「ふふ……そーです、そーなんですよ!」
<それじゃあやよいちゃん、そろそろテイク10、いくよ~
<はーいっ!
P「おっと……再び収録が始まるみたいだ。でも、テイク10?」
P「俺達が話し始めた頃、つまり結構前にテイク9をやってたような……」
律子「実は私達のやり取りはすべて、五分にも満たない短時間のうちに行われていたんです」
P「へー、そうだったのか」
律子「そうです。だから私達が話してる間に収録が終わってた! なーんてことにはなりませんでした」
P「へー、そうだったんだな」
45 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/07(金) 17:56:02.25 ID:FosjDm9f0
P(今度こそ……今度こそ俺は、やよいの邪魔をしないぞ!)
――――――――――――――――――――――――
TAKE10
やよい『プロデューサーさんっ、どーむですよ、どーむっ!』
やよい『くっ。真面目にやってください、プロデューサぁ』
やよい『うっうー! ハイ、たーっち! いぇーい♪』
――――――――――――――――――――――――
P「……っ!」グッ
律子(ここまでは順調ね……さっきつまづいた、ハイターッチの部分でも自分を抑えられているわ)
P「……な、なぁ律子」
律子「え?」
P「……こ、ここまでは……なんとかなったけどさ……」プルプル
律子「……」
P「き、きっと俺……アレだけは、耐えられない気がするんだ」
律子「……アレ、ですか?」
47 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/07(金) 18:02:11.50 ID:FosjDm9f0
――――――――――――――――――――――――――――――――――――
やよい『あらあらー。プロデューサーさん、どんまい、ですよ。うふっ♪』
やよい『へっへー。今日のボクは、ふぇろもんばりばりですっ! がつーんといきましょーう!』
やよい『プロデューサー、そんなこともできないんですかー? しっかりしてくださいっ』
――――――――――――――――――――――――――――――――――――
P「ああ……美希の……いや、覚醒美希のモノマネ」
律子「っ!」
律子(確かに……やよいの『はにぃ』の破壊力は半端じゃないからね……)
P「だから……自分を抑えるために、律子にも協力して欲しいんだよ。いいか……?」
律子「……ええ、なんでも言ってください」
49 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/07(金) 18:04:54.09 ID:MckZNxo20
これは……やよいスレに偽装した濃厚な律子スレ!?
50 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/07(金) 18:07:35.71 ID:FosjDm9f0
――――――――――――――――――――――――――――――――――――
やよい『この、へんたい、どへんたい、だへんたい!』
やよい『うぅー……こんなだめだめなわたしは、穴掘って、埋まっておきますぅ……』
やよい『そんなにがんばらなくていーよぉ。テキトーにいこぉ。あふーっ』
――――――――――――――――――――――――――――――――――――
律子「え……」
P「……頼むな」
律子「わ、わかり……ました。でも、そんな……」
P「! 来るぞ……覚醒美希だ!」
律子「……!」
52 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/07(金) 18:13:15.83 ID:FosjDm9f0
――――――――――――
やよい『……はにぃ……』
やよい『だーいすきなのっ!』
――――――――――――
P「!!! や、やよ……いや、律子っ!!」ガシッ
律子「っ! や、そんな、強くつかまない――」
P「俺も……俺も、だいすきだよ律子っ! 結婚して、俺の嫁になってくれっ!!」
律子「……――!」
P(……俺が土壇場で思いついた、苦肉の策)
P(それは……やよいのモノマネを聞いて湧き上がってしまった、この感情を高ぶりを……)
P(ちょうど良い具合に近くにいた律子に、ぶつけることだった――)
57 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/07(金) 18:18:31.06 ID:FosjDm9f0
――――――――――――――――――――――――
やよい『にーちゃん! んーふーふー。一緒にあそぼーよー』
やよい『にーちゃん。起きてよー』
<カーット! ハイオッケー! いいよーやよいちゃん最高っ!
やよい『うっうー! ありがとうございましたーっ!』
――――――――――――――――――――――――
律子「……あ、あ、の……なに、そんな、急に……」
ドックン ドックン……
律子「で……でで、でも……」
P「……終わった、か」
律子「は……はは、は……い」
P「え」
律子「はい……結婚、しましょうか……」カァァ
P「え、え?」
59 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/07(金) 18:19:43.94 ID:E1kxchjV0
なんなのこの展開!!!
60 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/07(金) 18:20:43.99 ID:5nY7CVIx0
りっちゃんかわいい結婚してくれ
62 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/07(金) 18:27:00.44 ID:EzpR5YwH0
巧妙な律子スレだった
63 : 忍法帖【Lv=10,xxxPT】(1+0:15) :2012/12/07(金) 18:27:29.95 ID:gI5EcF4M0
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レ  ̄ノ: : >,、 、 イ /|: : ::ノ \ ̄
64 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/07(金) 18:27:41.20 ID:FosjDm9f0
P(――そして、そのあとしばらくしてから……俺と律子は入籍し、夫婦となった)
P(勘違いといういうか、そういうあれじゃなかったということは、お互い承知の上であったけれど……)
P(なんだか吹っ切れた様子の律子に、あれよあれよという間に外堀を埋められ……)
P(気付いたときにはもう、逃げ場がなくなっていたのである)
やよい「えっへへ……プロデューサー、律子さんっ! ご結婚おめでとうございまーっす!」
P「ありがとう、やよい……」
やよい「あのときあんなことがあったなんて、私、ゼンゼン気が付きませんでしたっ!」
P「実は俺にも何がなんだか……」
P(とにかく結果として、事務所の皆に祝福されながら、俺達は結婚を果たした)
P(もちろん俺だって律子に対しては好意を抱いていたし、幸いなことにそれは律子も同じ気持ちだったようだから……)
P(誰がどう見ても、これは幸せな結婚だ)
P(だけど、なんとなく釈然としないというか……)
P(……どうしてこうなってしまったのだろう?)
65 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/07(金) 18:33:24.95 ID:FosjDm9f0
P(ちなみに律子だが、その後アイドルを引退した。ちゃっかり自分の分のCDを発売させてからな)
P(……実はファンのみんなには、まだ結婚のことは公にしていない)
P(アイドルを辞めた理由も、本格的にプロデュース業に専念するから、ということにしておいてある)
P(律子のファン達は律子の夢のことを知っているから、すぐに納得してくれたようだった)
P(……そして、まぁそのあと色々あって、ついに今日――)
P「…………」
律子「……プロデューサー! もう、目を開けてもいいわよ」
P「ん……こ、ここは……うちの事務所?」
律子「ちがう。見た目は似てるけど、765プロとは……別の場所」
P「え、それって……」
律子「ここは……、私達の、新しい夢の出発点!」
P(まぁなんやかんやあって、律子と俺は、新しい芸能プロダクションを設立したのである!)
67 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/07(金) 18:40:14.10 ID:FosjDm9f0
律子「あなたが社長で、私がプロデューサー……それなら、どんな相手にだって負けやしないわ!」
P「ええ!? お、俺が社長?」
律子「そう! 765プロの子会社としての形を取るなら、きっと高木社長も納得してくれると思うから……」
P「うーん、そうは言っても……俺が経営者なんて、とてもやっていけるとは思えないんだけど」
律子「ううん、そんなことない!」
P「だって、俺だぞ……」
律子「……ま、まぁ、プロデュースの手腕は確かだから……」
P「……」
律子「あの……ダメ、かな……?」
P「……」
律子「……」
P(……律子……。昔からの、夢だったんだよな……)
P「……ダメなんてことはないさマイワイフ! こんな俺でよければ!」
律子「! もっちろん、あなた以外にはいないわマイダーリン!」
69 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/07(金) 18:44:33.15 ID:N66GDZ1/0
あれぇー?やよいは・・・
70 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/07(金) 18:47:07.42 ID:FosjDm9f0
律子「それじゃあ、プロデュ……っとと。ついつい、いつもみたいに呼んじゃうのよね」
P「あはは……結婚してからも、ずっとそうだったもんな」
律子「でも、これからはあなたは私の雇用主になるんだし……呼び方、変えないとね」
律子「ねえ、なんて呼んで欲しい?」
P「呼び方か……そうだなぁ……」
律子「やっぱり、普通に社長? それとも……ふふっ、ボスとか? あとは他には……」
P「……ダーリン」
律子「え゛っ!!? さっきはついノリで言っちゃったけど……それ、定着させるの……?」
P「というのもいいけど、やっぱりあれかな!」
律子「あ、違うのね……まぁ別に、あなたが言うなら、たまにはそう呼んであげても……」ゴニョゴニョ
P「なぁ律子、それじゃあさ……」
律子「え、な、なんですか……?」
71 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/07(金) 18:53:10.64 ID:FosjDm9f0
…
律子「……それ、本気で言ってます?」
P「ああ、本気だとも!」
律子「うぅ……っていうかそれ、もう、どう呼ぶかとかそういう話と違うじゃないの……」
P「……だめかな?」
律子「……だーもうっ、そんな目で見ないでよっ!」
P「いやぁ、結局あのときはスタジオ追い出されちゃって、律子の本気のアレは見せてもらってなかったからさ!」
P「だから、この機会にと思って……」
律子「…………」
P「…………」
律子「……もう、しょうがないなぁ……じゃ、じゃあ、一回だけよ?」
P「本当か! ひゃっほう!!」
律子「ちゃ、ちゃんと聞いてくれないと……その、もったいないんだからねっ」
P「うん!」
73 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/07(金) 18:54:51.89 ID:E1kxchjV0
やよいの霊力が消えた・・・!?
74 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/07(金) 18:58:24.79 ID:FosjDm9f0
P(――思えば、俺と律子は……いつだって、話を脱線させていた……)
P(でも、だからこそ……脱線させた道を開き直って突き進んだからこそ……)
P(いま感じている、ひとりでは抱えきれないほど大きな幸せを、手に入れたんだよな……!)
律子「……すー、はー……」
P「……」ドキドキ
P(俺がずっと見たがっていた、律子の本気のアレ……それはつまり)
律子「…………は、は……」
P「!」
P(律子のCDのボーナストラックとして収録された、律子のモノマネ本気verのことである!)
律子「……はにぃ、だーいすきなの!」
HAPPY END
75 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/07(金) 18:59:23.39 ID:H0+XPmBt0
なんというスレタイ詐欺
77 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/07(金) 19:00:02.55 ID:E1kxchjV0
>>1はやよいに謝らないといけないな
78 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/07(金) 19:01:12.53 ID:FosjDm9f0
ステマSS終わりです、読んでくれた方ありがとうございました
MAシリーズはどれも名盤 やよいのモノマネはめちゃくちゃ可愛い
そして何より律っちゃんかわいいよぉ
79 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/07(金) 19:04:33.55 ID:5nY7CVIx0
乙
りっちゃん可愛すぎ死んだ
81 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/07(金) 19:07:44.94 ID:uUXL6lBg0
やよいSSだと思ってたら律子SSだった、俺得だった
おつ
引用元:やよい「はにぃ、だーいすきなの!」
http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1354864428/
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よくもだましたなアアアア!
律っちゃん可愛いかった