2012
03/12
月
1 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/11(日) 01:25:49.39 ID:CErvuLuS0
P「おはようスーパーアイドル伊織ちゃん」
伊織「ちょっとやめてよね!今更そんなこというの」キィー
P「ごめん、ごめん」
伊織は一年前の18歳の時にアイドルを引退した
彼女は人気の絶頂にあるにもかかわらず驚くほどすっぱりと
P「今日の味噌汁おいしいなぁ」
伊織「にひひ、でしょ?いつもより頑張ったんだから」
P「ありがとうな、伊織」
アイドルを引退した伊織はすぐに俺と結婚した
つまり俺と結婚するためにトップアイドルをやめてしまったのだ
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4 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/11(日) 01:27:02.22 ID:CErvuLuS0
ちなみに今日は休日なので伊織と出かける約束をしている
P「今日はどこへ行く?」
伊織「そうねぇ、海に行きたいわ」
P「今冬だぞ?行っても泳げないしいいのか?」
伊織「そんなのわかってるわよ!馬鹿ねぇ…」ハァ
P「じゃあ行くか、出かける準備しよう」
伊織「にひひ」ニコ
なんで伊織は海に行きたいんだろうな?
行っても寒いだけだし誰もいないだろうに…
5 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/11(日) 01:30:43.36 ID:CErvuLuS0
伊織「お待たせ」
いつもよりも動きやすそうな気の抜けた服装だ
P「じゃあ行こうか」
俺たちは車に前の座席に乗り込む
伊織の実家みたいにリムジンとはいかず庶民的な車だ
P「せまくないか?ほらリムジンじゃないし」
伊織「は?なに言ってんのよ、私はこっちの方が好きなんだから」
P「え?なんでだ?リムジンの方が広いしいいだろ」
伊織「まあいいじゃないそんなことは早くいきましょ」
P「はいはい…」
6 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/11(日) 01:31:02.08 ID:CErvuLuS0
海へ向かう途中で伊織が小さなパン屋を見つけた
伊織「あのパン屋に寄りたいわ」
P「ん、わかった。お昼でも買うか」
伊織「そうね」
パン屋に入るとパンの焼けたいい香りがした
P「おいしそうだなー」
伊織「どれにしようかしら…」
しばらく昼食のパンを選んだあとまた海へと車を走らせた
8 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/11(日) 01:31:21.74 ID:CErvuLuS0
P「ついたぞー」
伊織「にひひ、いい風ね、でもちょっと寒いわ…」
P「はは、だから言っただろ?」
伊織「まあいいわ、あそこに座りましょ」
伊織が指差した先におんぼろなベンチがあった
そこに座る前に椅子の砂を少し払ってやる
伊織「ふふ、ありがとね」
P「ど、どういたしまして」
9 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/11(日) 01:31:58.32 ID:CErvuLuS0
伊織のいろんな顔を見てきたけれど
最近はドキッとするような大人っぽい表情をすることがある
出会ったころはただの生意気な子供だった伊織と結婚するとはな…
人生どう転ぶかわからないもんだ
しばらく黙ってそんなことを考えていると
伊織がかじかんだ手で俺の手を握って
覗き込むような目で問いかけてくる
P「なんでもないよ」
笑って答えてみる
伊織「そう、ならいいわ」
10 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/11(日) 01:32:20.75 ID:CErvuLuS0
このまま十年先も二十年先も伊織といられるのかな?
二人でずっと一緒に生きていけたら幸せだけど
でも愛想尽かされたりしないかな?
俺甲斐性ないしなぁ…
伊織と結婚してからそんなことばっかり考えてるな
でも伊織の心の思うままに過ごしていって
俺といることで伊織が不幸になるなら一緒にはいれないな
伊織「おなかすいたわね…」
P「パン食べるか?」
伊織「そうしようかしら」
パンを食べている伊織に聞いてみる
11 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/11(日) 01:33:02.62 ID:CErvuLuS0
P「なぁ伊織」
伊織「なによ?」
P「ずっと俺と一緒にいてくれるのか?」
伊織「は?なに言ってんのよ…」ハァ
伊織「あたしがそうしたいと思ったから結婚したんじゃない」
P「いや俺って甲斐性ないだろ?」
伊織「別にいいわよ、初めっから分かってるじゃないそんなこと
私はあんたがお金持ちかだなんて気にしないわ
今の狭い家もせまい車もあんたの近くにいれるでしょ
その方ががうれしいのよ」
伊織「だから、考えすぎよ」
ふふっと伊織が笑う
12 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/11(日) 01:33:19.09 ID:CErvuLuS0
P「ありがとう、愛してる」
伊織「なっ…、わ、私も愛してるわ」
伊織「だから、ずっと一緒にいてよね…」
P「ああ、約束するよ」
このまましばらく過ごしたら家に帰ろう
でもこのまましばらくは…
終わり
13 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/11(日) 01:34:46.00 ID:C1bmpasb0
物足りないけど乙
14 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/11(日) 01:35:00.55 ID:8Qg6gMmZ0
乙。しかしぴよちゃんは独身であった
15 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/11(日) 01:35:14.92 ID:CErvuLuS0
ミスチルの歌詞をところどころに混ぜてみた
不自然だったかな?
17 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [sage] :2012/03/11(日) 01:36:58.24 ID:ka4BhpNe0
ミスチルの曲だったらもっとほかにあるだろ
続けろ
18 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/11(日) 01:38:03.30 ID:CErvuLuS0
>>17
また今度な
書くの時間かかるから待たせるの悪いし
19 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/11(日) 01:43:45.96 ID:P+eiC7UI0
>>18
今お前が時間かけて書くのを待つのとお前の言う『また今度』を待つの
どっちのほうが俺達を待たせると思う?
御託はいいからさっさと書いてください
23 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/11(日) 01:52:41.74 ID:qWKhnVu20
>>19
筋が通ってるのかいないのか良く分からんな
22 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/11(日) 01:51:43.90 ID:CErvuLuS0
P「そろそろ家に帰るか」
伊織「そうね、寒くなってきたわ」
しばらく経つともう日が沈みかけていた
P「今日は俺が夕飯作るよ」
伊織「いいわよ、せっかくの休みなんだからあんたは休みなさい」
P「うーん、じゃあ一緒に作るか」
伊織「じゃあそうしましょ、二人で作るには狭いけど…にひひ」
伊織の気持ちが離れていかないか
少なくとも今はそんなこと心配する必要はないみたいだな
25 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/11(日) 01:57:36.50 ID:CErvuLuS0
P「やばい!伊織!冷蔵庫の中に何もないぞ…」
伊織「いけない。すっかり買うの忘れてたわ…」
P「出前でもとるか?」
伊織「なんかあるもので作りましょ」
P「あるものって米と調味料くらいじゃないか…」
伊織「うっ…ま、まあなんとかなるわ」
伊織「この伊織さまに任せなさい!」
そういうと伊織は俺をキッチンから追い出した
27 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/11(日) 02:00:09.80 ID:CErvuLuS0
やっぱ書くのやめた
また今度書くわ
七年後くらいで
【次スレ】P「六年後の伊織」伊織「なに一人で言ってんのよ!?
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