2012
10/23
火
1 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/22(月) 22:09:10.81 ID:1FakUwS1O
――765プロ事務所
――10:50
P「伊織ちゃんぷりちー」ギュー
伊織「な、なにするのよ!?」ジタバタ、ジタバタ
P「伊織ちゃんぷりちー」ナデナデ
伊織「ちょっ!ちょっと!いっ、いきなりなにするのよ!」アタフタ、アタフタ
P「仕方がないじゃないか、伊織…」
伊織「な、なにがよ?」
P「はぁ…いいか?伊織」ジッ
伊織「な、なによ…?(そ、そんなに見つめられると恥ずかしいじゃない…)」ドキドキ、ドキドキ
P「伊織、お前はな?」
伊織「…う、うん…///」ドキドキ、ドキドキ
P「俺の嫁なんだ」キリッ
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2 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/22(月) 22:10:38.33 ID:1FakUwS1O
伊織「…」
伊織「……はっ?」ポカーン
P「お嬢様で、気が強くて、誰にも頼ろうとしなくて…だけど、弱い部分もちゃんとあって…」
伊織「…」
P「そして、俺にだけちらりと見せる弱い伊織…」
P「そんな伊織がぷりちーじゃなくてどうする。俺の嫁じゃなくてどうする」
伊織「…」
P「うん?どうした?伊織」ナデナデ
伊織「言いたい事は…それだけかしら?」
P「うん?そうだけど?」
伊織「なら、」
P「なら?」
伊織「とっとと仕事に行ってきなさい!この変態大人!」ゲシッ、ゲシッ
P「いつっ!」
伊織「えっ?」
3 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/22(月) 22:12:40.40 ID:1FakUwS1O
P「いてて…持病の腰痛が…」スリスリ、スリスリ
伊織「だっ…だいじょうぶ?その…い、痛かった?」
P「ははっ。だ、大丈夫だって…。だから、伊織は気にすんな?」ナデナデ
伊織「う、うん…」シュン
P(信じてる伊織ちゃんぷりちー)
P「じゃあ俺は、千早たちを迎えに言ってくるよ。また後でな?」ナデナデ
伊織「ん…」コクリ
――ガチャッ、バタン
伊織「はぁ…どうして素直になれないのかしら…」ハァ...
伊織「でも…素直になれたら…どうなっちゃいんだろ。悩んじゃうわね…」
小鳥「うふふ~。おなやみですか~?」トテトテトテ
5 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/22(月) 22:13:59.16 ID:1FakUwS1O
伊織「こっ、小鳥!?」
伊織「…って、何よ?そのカッコ…」
マジカルことりん「うふふ~。あたしは愛の魔法事務員・マジカルことりん~」シャララン
伊織「はぁ…大丈夫なのかしら。この事務所」
マジカルことりん「それよりも、伊織ちゃん?」
伊織「な、なによ?」
マジカルことりん「おなやみですか~?」
伊織「はっ?」
マジカルことりん「おなやみですか~?」
伊織「えっ?」
マジカルことりん「お・な・や・み!で・す・か~?」ジリッ
伊織「ひっ!そっ、そうね!な、悩んでるかも!」
6 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/22(月) 22:16:28.83 ID:K1iuadIJ0
この人何歳だっけ()
7 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/22(月) 22:17:17.64 ID:1FakUwS1O
マジカルことりん「そんな時は、あたしにおまかせ~!」ピョンピョン
伊織「何よ?何かいい案でもあるの?それと、無理にジャンプしようとするの止めなさいよ…」
マジカルことりん「…伊織ちゃんは、素直になりたいのよね?」
伊織「ま、まぁ…そうね。そうなるかも」
マジカルことりん「うふふ~。それなら、愛の魔法事務員・マジカルことりんこと、このあたしが力になってあげる」
伊織「小鳥が?」
マジカルことりん「小鳥?だれのことですか~?あたしはマジカルことり~ん」
マジカルことりん「それよりも、素直になりたい時にはこれを使えば楽勝~!」ゴソゴソ、ゴソゴソ
9 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/22(月) 22:18:31.45 ID:1FakUwS1O
マジカルことりん「魔法の漢方!」
伊織「はっ?」
マジカルことりん「魔法の漢方~♪」ニッコリ
10 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/22(月) 22:20:24.83 ID:1FakUwS1O
マジカルことりん「この粉末をね?お茶に混ぜて飲むの。そうすれば、伊織ちゃんは素直になれるわよ?」ニコニコ
伊織「ま、魔法じゃないのね…」
マジカルことりん「うふふ。もちろん漢方だから、安心だし安全よ?そ~れ、伊織ちゃんのカップにさらさらさら~」
伊織「い、いや、何も使うって決めたわけじゃ…」
マジカルことりん「口答えはご法度よ~?切腹よ~?」ガシッ
伊織「んむっ!?んっ…んっ…んっ…」コクッ...コクッ...
伊織「ぷぁっ!」ハァ...ハァ...
マジカルことりん「…」ニヤッ
マジカルことりん「うふふ~。伊織ちゃん?気分はどうかしら?」
11 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/22(月) 22:22:22.51 ID:1FakUwS1O
伊織「…ふぅ」
伊織「ふふっ。何だか、晴れ晴れとした気分ですわ」クスクス
マジカルことりん「…」ニヤリ
マジカルことりん「そう。それなら良かったわ。なら、あなたの好きな人はだぁれ?」
伊織「ッ!///」カァァァァァ
マジカルことりん「うふふ~」
マジカルことりん「これで、私のお仕事はおしまいね~。そぉれ、ぴよぴ~」キラキラキラ
―――
――
―
12 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/22(月) 22:24:07.68 ID:1FakUwS1O
――765プロ事務所
――12:40
P「ただいま帰りました~」
P「はぁ…腹が、減った…」
伊織「ふふっ。お帰りなさいませ。プロデューサー様」スタスタスタ
P「おう!ただいま。いお…り?」
伊織「?」キョトン
伊織「如何…なさいました?プロデューサー様…」
P「お前…伊織か?」
伊織「ふふっ。嫌ですわ、プロデューサー様。わたくしは、正真正銘の水瀬伊織でございますよ?」クスクス
P「う、うん?」ジー
伊織「あ、あの…プロデューサー…様?…そ、そんなに見つめられると…あの…その…///」カァァァァァ
13 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [sage] :2012/10/22(月) 22:24:18.53 ID:joLnVtg70
腹肉とかもも肉とかはみ出てそうだなマジカルことりん
14 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/22(月) 22:28:07.56 ID:1FakUwS1O
伊織「恥ずかしゅう…ございます…///」モジモジ、モジモジ
伊織「…///」チラッ
P「いっ…伊織がお嬢様になった…いや、元からお嬢様だけど」
伊織「そ、それでですね?ぷ、プロデューサー様はもうお昼をお召し上がりになってしまいました…か?」モジモジ、モジモジ
P「い、いやまだだけど…」
伊織「やった!」パシッ
P「えっ?」
伊織「あっ!その…はしたない所をお見せしてしまいました…お、お恥ずかしぃ…」
P「い、いや、それは大丈夫だけど…」
伊織「…ふふっ。やはり、わたくしのプロデューサー様はお優しいのですね…」ウットリ
P「い、伊織?」
伊織「そ、そうですわ!忘れてしまう所でした!ぷ、プロデューサー様!」バッ
P「はっ、はい!なんでしょう!?」
15 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/22(月) 22:31:19.14 ID:1FakUwS1O
伊織「先程、お台所をお借り致しまして…あの…その…///」モジモジ、モジモジ
P「伊織?」
伊織「頑張りなさい…わたくし…」ボソッ
伊織「い、いきますわよ…」グッ
P「?」
伊織「あの!お、お弁当を作ってみました!」
伊織「の…ですが…食べて…くださいます…か?」チラリ
P「…」フルフル、フルフル
伊織「ぷ…プロデューサー様?」
P「伊織ちゃんぷりちー!」ギュー
伊織「きゃあっ!><」
17 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/22(月) 22:34:49.04 ID:1FakUwS1O
P「可愛いなぁ!伊織!どうしたんだ?イメチェンか?」ワシャワシャ
伊織「わっ…わしゃわしゃしないでくださいまし…///」テレテレ、テレテレ
P「いいぞ~?伊織の作ったものなら、何でも大歓迎だ!腹も減ってるしな!」
伊織「ほっ、ほんとですかっ!?うふふ…良かった…」
伊織「なら、さっそく準備してまいりますね?プロデューサー様」トテトテトテ
P「…」
P「でも…どうしたんだ?伊織のヤツ…」
―――
――
―
18 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/22(月) 22:39:45.90 ID:1FakUwS1O
伊織「お待たせ致しました。プロデューサー様♪」ヨタヨタ、ヨタヨタ
P「だ、大丈夫か?そんなに大きなお弁当箱持って…」
伊織「うふふ。プロデューサー様に、あれも食べてもらおう、これも食べてもらおう、と思って作っていましたら…」ストン
伊織「こんなにいっぱいになってしまいました…///」
P「お、おぉ。これは食べ応えのある…」
伊織「その…お料理、というものは余りした事がなかったので…プロデューサー様のお口に合うかどうか…」
P「いいんだって。伊織が作ってくれたんだから」
伊織「…」
伊織「プロデューサー様…」
伊織「♪」
20 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/22(月) 22:42:18.58 ID:1FakUwS1O
―――
――
―
P「ふぅ。食った食った…」
伊織「ふふっ。さすが殿方ですね…あっという間に無くなってしまいました」クスクス
P「…」ジッ
伊織「?」
P「……」ジー
伊織「あ、あの…プロデューサー様?そんなにじっと見つめられると…わたくし…きゃっ///」ポッ
P「ちがう」
伊織「…」
伊織「えっ?」
21 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/22(月) 22:46:37.79 ID:1FakUwS1O
P「俺の知ってる、俺の可愛い伊織じゃない」
伊織「えっ?あの…プロデューサー…様?」
P「いつもの伊織はどうしたんだ?」
伊織「…素直な…わたくしは…お嫌い…ですか?」
P「好きだよ?だけど、何か違う。デレデレな伊織も好きだけど、やっぱりツンツンな伊織じゃなきゃ…」
P「ぷりちーじゃない」キリッ
伊織「…」
伊織「ふふっ。プロデューサー様らしいです」クスクス
P「そうかな」
伊織「えぇ。とっても」クスクス
伊織「安心してください。今のわたくしは所詮は仮初め。じき、元のわたくしに戻りますから安心なさってくださいまし」
23 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/22(月) 22:49:03.46 ID:1FakUwS1O
伊織「あの…プロデューサー様?」
P「なんだ?」
伊織「少々、肩を御借りしてもよろしいでしょうか…」
P「そうだな。美味しい昼のお礼だ。好きなだけ使えばいいさ」
伊織「ふふっ。ありがとうございます…」
伊織「んっ…(わたくしは、どうなってしまうのでしょうか…)」
―――
――
―
24 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/22(月) 22:51:52.06 ID:1FakUwS1O
伊織「んっ…んん…」パチッ
P「おっ?伊織、起きたか?」
伊織「…へっ?」
P「うん?」
伊織「ななな、なんでアンタが!?」
P「いやぁ、伊織が眠そうだったからなぁ。つい肩を貸したという事実」
伊織「へんたい!ヘンタイ!変態大人!」ジタバタ、ジタバタ
P「ははっ。ジタバタする伊織はぷりちーだなぁ…」ナデナデ
伊織「…む~っ」ジロッ
P「…」ニヤニヤ
25 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/22(月) 22:54:30.23 ID:1FakUwS1O
伊織「はぁ…まぁ…いいわ。今だけ、そうしてなさい」
P「おっ?マジ?」ギュー
伊織「いっ、今だけ!今だけなんだからね!」
P「はいはい。分かりましたよっと」
伊織「はぁ…なんでこんなヤツの事気になってるのかしら…私」
P「ん?何か言ったか?」
伊織「何でもないわよ!バカ!」ポカッ
P「伊織ちゃんマジぷりちー」
おわり
26 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/22(月) 22:55:29.29 ID:K1iuadIJ0
伊織ちゃんマジぷりちー乙
28 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/22(月) 22:57:49.24 ID:1FakUwS1O
はい。ここまでありがとうございました
引用元:P「伊織ちゃんぷりちー」
http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1350911350/
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8502
▼返信コメ
この伊織は学園理事長で野球好きで優秀なメイドさんがいるんですね。わかりますん
あの世界観にアイマスキャラを放り込んだssとか面白いかも チラッ
おい労働者!
伊織ちゃんぷりちーといえー!!
あの世界観にアイマスキャラを放り込んだssとか面白いかも チラッ
おい労働者!
伊織ちゃんぷりちーといえー!!
[ 2012/10/23 14:13 ]
[ 編集 ]
46590
▼返信コメ
遥麗リリースまでの間「みやびちゃんぷりちー!」ボタンとかいうのHPに貼ってたら、とんでもない回数押されて事件になってたっけ、懐かしいなあw
ひよりんは出てくるとロクなことにならないから、雪希さんが必死に妨害してたのが懐かしスw
ひよりんは出てくるとロクなことにならないから、雪希さんが必死に妨害してたのが懐かしスw
[ 2015/11/07 11:41 ]
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女学園なアイマスSSもありだな